「目立ちたくない」トップモデル高垣麗子、人生のターニングポイントとは!?

上品な美しさが類を見ないと高い人気を誇る、『AneCan』専属モデル高垣麗子さんのバースデー記念インタビュー第3回です。
今回は高垣さんがモデル20周年の節目を迎えた……ということで、モデル人生20年のターニングポイントなどをうかがってみました。名実ともにトップモデルである高垣さんは、意外にもずっと「目立ちたくない」という考えを持っているようで……!?

【これまでの記事はコチラ】

★第1回→ AneCanモデル高垣麗子、祝35歳!誕生日記念独占インタビュー

★第2回→ AneCanモデル高垣麗子が「断捨離」を始めた理由とは!?

高垣麗子さん3

Woman Insight編集部(以下、WI) 35歳、こんなモデルになっていきたい、という像はありますか?

高垣麗子さん(以下、高垣) あまり背伸びしたりせず、年相応な自分でいたいと思います。その年齢にしか表現できないモデルの仕事の仕方がきっとあると思うので、無理しすぎずに、自然体で、『AneCan』も他の仕事もやっていけたらいいな、と思います。

 

WI 特に野望がある……というよりは、今目の前にあることをコツコツやっていきたい、といった感じでしょうか。

高垣 そうですね……モデルの仕事をしていると、目標や野望を問われることが多いんですが、大きな目標は特にないんです。目の前にあるお仕事ひとつひとつに真剣に向き合ってコツコツといいお仕事として残していきたくて、それがつながって今まで続けてこられたので、これからも目立ちすぎない程度にそうやっていきたいです。昔から、目立ちたい、表に出たい、というタイプではないんですよ。

 

WI 目立ちたくないんですか……!?

高垣 マネージャーにもよく「目立ちたくないってことは、この仕事はやりたくないの? やりたいの? どっち??」ってよく言われます(笑)。モデルの仕事はやりたいのですが、なんでもかんでも表に出たいとか、仕事をできるだけたくさんやりたい、というよりは、オファーがあった仕事にきちんと応えていきたいという考えです。そしてずっと、できる限り一生モデルを続けていきたい。

 

WI 昔からずっと、一生モデルをしていたい、と思っていたのですか?

高垣 モデルを始めた15歳くらいのときは、30歳になったらもうやめてるだろうな、と思っていました。こんなに長く続けられるとは思ってもいなかったし、当時、30代40代向けの雑誌はこんなにありませんでした。だから、30歳になったらもう引退して結婚してお母さんになっているんだろうな、と思っていました(笑)。でも実際に30代になってみると、まだまだモデルもやっていきたいと思うし、これから先の自分も楽しみです。何歳までモデルができるかわからないけれど、40代なら40代なりの、50代なら50代なりの自分の見せ方があると思うし、ずっと続けていきたいです。

 

WI そんな高垣さんはモデル20周年を迎えられたとのこと。おめでとうございます! 改めて振り返ると、20年のモデル人生の中で「ここがターニングポイントだったな」という時期はありますか?

高垣 『AneCan』モデルになったことは、モデル人生の中でもかなり大きなターニングポイントでした。『プチセブン』でデビューして専属モデルをやらせてもらって、他誌の専属モデルを経て、フリーの時期を数年続けて。「もう専属になることはないかな」と思っていたときに、ちょうど声をかけていただいたんです。

 

WI なぜ「もう専属になることはない」と思っていたのですか?

高垣 専属モデルは、毎月会うスタッフも一緒だし、その雑誌のカラーがあるからその中でしか表現ができない。それは全然悪いことではないのですが、「自分はそっちじゃない」と思っていたからです。一度フリーになって、いろいろな雑誌で経験を積んでいるときは、その雑誌のカラーによって、毎日求められることが違いました。「毎日が戦い」ではないですが、すごくいい刺激をもらえるし、自分ももっと頑張らなきゃ……と思えていました。モデルを続けていくなら、「1つの雑誌の世界でやっていく」よりも「いろいろな世界を見る」ほうが自分のスキルアップにつながるんじゃないかな、とマネージャーとも話していて、フリーで続けたほうがいいと思っていました。

 

WI そんな中で『AneCan』の専属になろう、と思った理由はなんでしたか?

高垣 創刊したばかりで、スタッフもモデルも「みんなでいいものを作っていこう!」という雑誌の勢いが面白そうだな、と思って飛び込みました。『AneCan』のモデルさんは、ひとりひとりがいいものを持っていて、すごく努力家で、みんな尊敬できる。その中で毎月一緒にお仕事をして、すごくいい刺激をもらえています。特に一緒になることが多いのが(蛯原)友里ちゃんと(押切)もえちゃんですが、みんな同い年で、それぞれが誰ともかぶらない魅力を持っている。そのふたりと一緒にお仕事するうちに「自分らしいことや、自分にできることとは何か」を初めてきちんと考えるようになりましたし、自分のことを見つめ直すようになって、今の自分ができることをもっと頑張らなきゃ、と思えました。それは他の雑誌だったらおそらくできなかった経験です。『AneCan』ではさまざまな「他ではできない」経験をさせてもらっていますね……。

 

WI 他にはどんな「他ではできない」経験がありましたか?

高垣 CMでは歌ったり、『CanCam』と『AneCan』の合同ファッションショー「Canコレ!」では踊ったり(笑)。踊ることなんて一生に一回もないと思っていたんですが、レッスンしてみんなで踊ったことは、一生忘れられない思い出になりました。本当に『AneCan』は特殊な雑誌。『AneCan』らしさはもちろんありますが、枠にはまってないというか、いろいろなことに挑戦できる雑誌です。そう、誌面で「星の王子様」になったこともあるんです(笑)

 

WI ……星の王子様!?

高垣 当時の編集長に「何に変身したい?」と聞かれて「……変身!?」って(笑)。なんでもいいよ、と言われたので、友里ちゃんがナウシカ、もえちゃんがレディー・ガガ、私が星の王子様に変身しました。それが1カットの裁ち落としで、大きく掲載。そんな雑誌、大人の雑誌には他にないですよ。本当毎月毎月飽きずにいろんなことができて、そんな雑誌は他にはないな、と思いながら日々やっています。

お話をうかがっていると、高垣さんのその「いい感じの控えめさ」がもしかすると「一歩引いたような品」につながっているのかもしれない、と思えます。
さて、次回は「高垣さんがモデルをやめようと思った時期のこと」を、じっくりうかがいます。(後藤香織)

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★第1回→ AneCanモデル高垣麗子、祝35歳!誕生日記念独占インタビュー

★第2回→ AneCanモデル高垣麗子が「断捨離」を始めた理由とは!?

 

高垣麗子さんオフィシャルブログ http://ameblo.jp/takagaki-reiko2/

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◆アクセサリーブランドCISOLASSE(シソーラス)

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高垣麗子がクリエイティブ・ディレクターを務めるアクセサリーブランド「CISOLASSE」。
2014年10月でデビュー1周年を迎える。
≪取扱店舗≫
Jewel Addict by JUPITER KICHIJOJI(東京都武蔵野市吉祥寺南町2-1-25キラリナ吉祥寺3F)
Jewel Addict LUCUA osaka(大阪府大阪市北区梅田3-1-3LUCUA osaka 4F)
Jewel Addict by JUPITER NIIGATA(新潟県新潟市中央区八千代2-1-2万代シティビルボードプレイス2F)

http://cisolasse.jp/

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