妊娠出産に大影響!30代女性が受けておきたい7つの検査メニュー

アラサーの皆さん、毎年、健康診断を受けていますか? 気にはなっているけど、何をどう受けたらいいかよく分からないという人が意外に多いはず。

そんな人たちのために、『美的』10月号では、特に30代の女性に向けて“7つの検査メニュー”を提案しています。30代が今受けておくべき検診は、次の7つです。

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<30代女性が受けておきたい7つの検査メニュー>

貧血

女性に多いのが、体内の鉄が足りなくなる「鉄欠乏性貧血」。貧血になると、息切れやめまい、倦怠感などの症状が。“毎月の月経”が一番の理由。子宮筋腫などの病気があると月経時の出血量が増え、体内の鉄もたくさん失われるので、経血量が多い人は貧血に気を付けましょう

 

生活習慣病

糖尿病や高血圧、脂質異常症、メタボなどの生活習慣病。40代以降、年々増加していきますが、30代の数値が出発点になるため、油断は禁物です! 自覚症状がないまま症状が悪化し、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞などの重要な病気を引き起こすため、早目に手を打つのが大切です。

 

甲状腺の病気

特に女性が多く、30代から増える病気。甲状腺ホルモンが多すぎる「甲状腺機能亢進症(パセドゥ病)」(疲れやすさ、動悸、息切れなどの症状)、少なすぎる「甲状腺機能低下症」(むくみ、便秘、寒がりなどの症状)があります。検診では、血液検査で甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値を調べておきましょう。

 

子宮頸がん

性交渉の経験がある女性なら誰でもかかる可能性があるので、20~30代女性はできれば毎年検査を。子宮の入り口(子宮頚部)にできるがんで、HPVに感染して発症します。初期はほとんど無症状。早くに発見できれば子宮頚部の一部を取り除くだけで済む可能性も高く、その後の妊娠出産にも問題ありません。卵巣の状況もチェックできる、経膣超音波検査もぜひ。

 

乳がん

年々増えている乳がんは、40代が最も多いものの、20~30代での発症も決して珍しくありません。20~30代はマンモグラフィーだけでは正常か異常かを判別しにくいので、超音波検査も併用を。マンモグラフィーは2年に1回、超音波検査は毎年受けるのが目安。ただし、家族に乳がんの人がいる場合は、毎年受けることをおすすめします。

 

大腸がん

2003年以降、女性の死亡率No.1が大腸がん。そもそも早期発見でほとんど治ると言われているのに死亡率が1位なのは、健診を受ける人が少ないことが原因。便潜検査で陽性と出た後、大腸内視鏡検査を受けることになるのですが、女性にとって恥ずかしさもあり、ハードルが高い検査。とはいえ、検診で早期発見で見つけるメリットは大きいのが現実。血便や便が細くなるなど症状があれば、思い切って検査を。

 

骨密度

骨がもろくなり、ちょっとしたことで骨折する「骨粗鬆症(こつそしょうしょう)」。このリスクを左右しているのは、なんと20~30代のときの骨の状態。女性ホルモンがピークの時にどれだけ骨が強いかで、50代以降の減り方が決まってくるのだそう。検査は、超音波検査、小指のX線検査などがありますが、一番精度が高いのは「デキサ法」。30代で1回、40代になったら5年に1回の頻度で測定がおすすめ。

 

将来のために今すぐチェックして、病気の早期発見や病気の手前の芽の段階で摘み取ることで、10年後が確実に変わってきます。気になる症状があれば、すぐに健診を!(さとうのりこ)

美的2014年10月号

(『美的』2014年10月号)

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