血液や血管のキレイさが美肌に直結しているって、ご存じでしたか?
「つやつやぴかぴかの肌」を思い浮かべてみてください。シミやシワがなく、ほんのりピンク色ではないですか? これは、まさに「血液が体のすみずみに行き渡っている」ということ。
体に張りめぐらされた毛細血管は、全身の細胞に血液を送り、栄養を届けてくれます。でも、生活習慣のちょっとした乱れで、血液の質や流れは簡単に悪化し、末端まで栄養が届きにくくなり、肌あれ、シミ、シワ、くすみなどの肌トラブルが……。
でも、毎日の生活の中でできることをしていたら、断然変わってきます。
というわけで、血液&血管力を上げる生活習慣を『美的』7月号よりご紹介します!
【1】まずは血液・肌・髪・爪の材料になる「たんぱく質」を欠かさずに!
肉や魚、卵などの動物性たんぱく質は、体をつくるのに必要不可欠な成分。ダイエット中の方は特に不足してしまいがちですが、カットしてはいけません! たんぱく質不足が続くと、生命維持には二の次である肌・髪・爪などに送られる分は後回しに……。美肌や美髪を手に入れたいなら、しっかりたんぱく質をとりましょう。
肉ならヒレ、魚なら白身と、脂肪が多い部位や種類は避けるのがおすすめ。この良質な動物性たんぱく質と、大豆製品などの植物性たんぱく質をバランス良くとるとさらに理想的!
【2】糖質とりすぎは絶対NG!
糖質をとりすぎるのはNG。「甘いものは控えているから大丈夫♪」と思っているかもしれませんが、糖質はごはん・パン・麺類などの主食をはじめ、さまざまな食品に含まれているので要注意。
また、糖質から先に食べる習慣も血糖値を急上昇させ血流を滞らせます。おなかがすいているとついつい主食から食べてしまいがちですが、まずは食物繊維が多く含まれている野菜など、血糖値の上昇を緩やかにするものを先にとり、そのあとにごはんなどの糖質をいただくようにしましょう。
【3】血液ドロドロの原因に最も多いのは、偏食。
糖質・脂肪・油分はとり過ぎ、野菜とたんぱく質はとらな過ぎ……こんなありがち食生活は、血液ドロドロに直結。思い当たった方はすぐに改善していきましょう!
また、塩分のとりすぎは高血圧の下地となり、血管老化が進んでしまいます。減塩しょうゆなどの減塩製品に変えたり、うまみが多い「だし」や、味に深みを与えてくれる薬味を効果的に取り入れると、塩分少なめでも満足感がアップします!
【4】お酒は適度に飲めば、血液サラサラ効果あり!
お酒をまったく飲まない人より、毎日少し飲む人のほうが血流が良かったという驚きの調査結果が! でも、もちろん飲みすぎはNG。ビールなら中ビン1本、赤ワインならグラス2杯、日本酒なら1合が許容範囲です。さらに、飲むときは水分補給も忘れずに。
【5】夏は、血流を滞らせる「冷え」リスク増!
冷房、脱水、冷たい飲料……。夏は体の「冷え」を加速させる要素がたくさんあるので「血液ドロドロシーズン」とも言えます。室内で体が冷えると毛細血管が収縮して血液の流れが悪くなり、屋外で汗をかくと水分不足、そこで糖質が多く含まれた清涼飲料水を飲みすぎる……などと、どこにいてもリスクがたくさん! 羽織りものを用意したり、水分補給の際には「糖質を含まず温かいもの」を選ぶように心掛けるなど、意識して冷えを防ぎましょう。
血液&血管老化の6大要因は、紫外線やストレスなどによる活性酸素、糖質のとりすぎ、偏った食事、運動不足、睡眠不足、冷え。できることから少しずつ心がけ、美血液・美肌を目指していきましょう!(後藤香織)
【あわせて読みたい】
※コレが使える!おしゃれのプロが太鼓判を押すこの冬の2万円台コート
※女子必読「すっぴん協会」直伝!ファンデいらずの美肌を作る方法