つまずいたっていいじゃない、新人だもの|新人のお仕事格言【第37回】
新人のみなさま、大変お久しぶりです。
連載をやめたわけではありませんよ! 正直、当初は10回くらいで終わるんじゃないかと思っていましたが、気付けば第37回。一向にネタが尽きる気配がないので、まだまだお付き合いください。
ちなみに更新できなかった間は、自分で過去の記事を読んで励まされていました。これとか。うっ…(涙)。
今週は田村由美先生の傑作『BASARA』の格言をお届けします!
自分を諦めそうになったときに思い出してほしい言葉
がんばりなさい いつも鏡に自分を映して 真っすぐに自分を見つめられるよう
恥ずかしくて目をそらす そんな不正直な自分でいないように
『BASARA』の舞台は、文明が滅びた数百年後の世界。日本は王の一族に支配されるようになっていました。主人公の更紗は、人民を救う”運命の子”タタラとして、暴君を倒すべく立ち上がります。
4巻で、更紗は宿敵・赤の王の腹心であり親友の四道と対決。四道は死に、タタラ軍の勝利に終わりますが、両軍とも大きな犠牲を払いました。敵とはいえ、自分のしたことの重さに耐えられなくなり、泣き崩れていたところへ母親の幻影が表れます。そこで更紗の母が言ったのが上の言葉です。
仕事が辛くて「もう嫌だな、頑張るのやめちゃおう」と思ってしまうときもありますよね。でも、心が折れた自分を直視するのも…想像すると…同じくらい辛くないですか? 「そんな自分は見たくないな」という視点は、しんどいときに支えになると思います。まぁ単純に『BASARA』を読めば、どこまでも気高く尊い登場人物たちに感動して「うぉぉおん、私も負けないよぉぉお(号泣)」ってなりますから! 自分を諦めそうになったときは、心にアドレナリンを注入していきましょう!(時吉)
著/田村由美
出版/小学館
1991年3月発売
新書判/190ページ/定価:本体440円+税
公式URL:https://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=924