つまずいたっていいじゃない、新人だもの|新人のお仕事格言【第43回】
新人のみなさま、こんにちは。
この連載では、フルゆとり世代の新人編集者が、日々仕事でのたうち回る中で心を打たれた格言をお贈りします。
今週は、ドラマも絶賛放送中『Heaven?』の佐々木倫子先生が描く、お仕事コメディ『チャンネルはそのまま!』からお届け。
★希望通りの部署へ配属されず、意気消沈している人へ【新人のお仕事格言】
自分の仕事を好きになれない人へ【新人のお仕事格言】
俺は情報番組がわからない。だが覚えることはたくさんある。
中継。スタジオ運行。そしてなにより興味の対象を広げること―
いつか報道に戻れたらきっと役に立つだろう―
『チャンネルはそのまま!』は、ローカルテレビ局「北海道☆テレビ」に「バカ枠」として採用された新入社員・雪丸が、周りの人たちを巻き込みながら奮闘するお仕事コメディ。失敗して、怒られても明るい雪丸を見ていると勇気が湧いてくる、新人のみなさまに本当におすすめのマンガです。
今回の格言は、雪丸の同期・山根くんの言葉。雪丸と同じ報道部だった山根くんは突如、情報部へ異動を命じられます。同期の中でも優秀な彼ですが、ケーキの撮影は「まずそう」「愛がない」と言われ苦戦。ついに「俺は情報番組が嫌いだ! グルメとかどうでもいいんだ!!」とストレスを爆発させます。しかし自分の苦手に気付いてからは、愚直に取材対象を研究することで撮影のコツをつかみました。
別に自分の仕事を好きになれなくてもいいんですよね。好き嫌いはさて置き、わからないことをわかろうとする姿勢が大切なのだと思います。それに苦手なことでも、自分なりのやり方はきっとあるはず。「興味ない」と思っていることは大抵、ただおもしろさを知らないだけだと思うので、何事にもオープンに取り組んでいきましょう!(時吉)
著/佐々木倫子
出版/小学館
2009年1月30日発売
A5判/230ページ/定価:本体933円+税
公式URL: https://www.shogakukan.co.jp/books/09182450