つまずいたっていいじゃない、新人だもの|新人のお仕事格言【第18回】
新人のみなさま、こんにちは。
この連載では、フルゆとり世代の新人編集者が、日々仕事でのたうち回る中で心を打たれた格言をお贈りします。
★ストレスが溜まっているとき、肩の力を抜いてくれる言葉【新人のお仕事格言】
人生に漠然とした不安を抱えている人へ
我々は狸である。狸は如何に
生くべきか、と問われれば、つねに私は答える。
-面白く生きるほかに、何もすべきことはない。
森見登美彦の小説『有頂天家族』は、京都に住む狸の一族・下鴨家をめぐるファンタジー。これは、主人公の矢三郎(注:狸)が言った言葉。この軽快さ故に矢三郎は「阿呆」呼ばわりされていますが、諦めとユーモアこそ「楽しく」生きるコツではないかと私は思います。
人生は、ままならないことの連続です。その全てに真剣に向き合っていては、病むか人間やめたくなるかの2択です。ならば理不尽さえも面白がって生きてやろうではありませんか!(時吉)
著/森見登美彦
出版/幻冬舎
2010年8月5日発売
文庫/357ページ/定価:本体686円+税
公式URL:https://www.gentosha.co.jp/book/b4247.html