ネットでよく見る「解せない」って、なんて読む?
普段なにげなく使っている日本語でも、「じつは書き方や読み方を間違えていた」ということって意外とたくさんありますよね。
たとえば、「月極」、「帆布」、「続柄」などは読み方を間違って覚えてしまいやすい日本語の数々です。
そんな読めそうで読めない言葉にまつわる日本語クイズ、本日のお題はコチラです。
解せない。この日本語の読み方、わかりますか?
リアルの会話ではあまり使いませんが、SNSなどネット上ではわりとよく見かける言葉ですよね。
「アラサーになったら急に体重が増えた。解せない」
「まだ夏じゃないのにこんなに暑いなんて、解せない」
というように、納得いかない気分のときに使われます。
この日本語の読み方は、知っている人にはおなじみですが、知らない人にとってはちょっと意外に感じるかもしれません。
では、いったいどう読むのでしょうか? 正解を見てみましょう!
「解せない」の読み方は、「げせない」でした。
デジタル大辞泉(小学館)によると、この日本語については「解せる」という項目に掲載されています。
「解せる」
<「げ(解)す」の可能助詞>納得できる。理解できる。多く、打消しの語を伴って用いる。(例「いっこうに解せない話だ」)
ちなみに、「解せない」を「かいせない」と読むのも間違いではありません。
ただし「解する(かいする)」の打消しとしては多くの場合「解さない(かいさない)」が使われており、「解せない」と書かれているときは「げせない」と読むほうが一般的と言えそうです。
うーん、日本語ってなかなか難しいですね。
クイズは毎朝6時に更新しています。明日もぜひ遊びに来てください!(豊島オリカ)