既読無視とは?既読スルーする男性の心理&無視されないためのテクニック

既読スルーする男性の心理&無視されないためのテクニック


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毎日のように使うLINEだからこそ、便利な半面、思わず「めんどくさい」と感じてしまう瞬間もたくさんありますよね。思いを寄せている男性からそんなふうに思われているとしたら……こんなに悲しいことはありません。

そこでこちらの記事では、既読スルーされがちなLINEや、無視されがちな人の特徴、男性から既読スルーされないためのポイントをご紹介します!

1.こんなLINEは既読スルーされる!

まずは既読スルーされがちなLINEのタイプを3種類ご紹介します!
もしかしたら、あなたも無意識にやってしまっているかも……?

■日記LINE

LINE

~男性の声~

「どう返信するのが正解かいまだにわからない」(26歳・公務員)

「そんなときこそイイネのボタンがほしくなります」(25歳・IT関連)

「送られてきても困惑しかしない」(29歳・広告関連)

 

まるでSNSに投稿するかのように送られてくる日記LINEに困っているよう。個人に投げかけられるとどう返事をするか悩んでしまう人が多数いるようですよ! 伝えたい出来事があった場合には、何か質問系で聞いてみるなどの工夫が必要かも。

■長文LINE

LINE

~男性の声~

「結局何が言いたいのかわからないものが多い為」(30歳・金融関連)

「もっと簡潔に!と言いたくなる」(25歳・出版関連)

「長い吹き出しを見るだけで溜息が出る。読むのが面倒だし、だいたい返信に困る内容が多いですね」(29歳・メーカー関連)

 

テンポ良くやり取りができるLINEで、長文のメッセージをもらうとちょっと面倒に思ったりします。長文LINEの中には何が言いたいのかわからないものも多数あるようで……。伝えたいことはできるだけ簡潔にするのが、返信しやすいLINEのポイントです。

■重い悩み相談

LINE

~男性の声~

「相談の中でも内容が重いもの。電話か会って話そーよって感じ」(23歳・学生)

「LINEで返すには長くなりそうだし……って相談は悩む」(26歳・不動産関連)

「そんな重い話LINEでするなよと思う」(20歳・学生)

 

ちょっと深刻な悩みを相談したいとき、LINEだと返信に悩む方々も。返信が長くなりそうだと、文字を入力するのも大変です。重い内容のお話は直接会ってするか、電話を活用してみてくださいね。

自分が返信しづらいLINEは相手にとっても同じように返信しづらいことが多いです。送信する前に、LINEでするのが適切な話か考えてみましょうね!

 

 

2.気を付けて!こんな人はLINEを「既読無視」される!


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続いてはLINEで既読無視される人の特徴について考えてみましょう。

どうにもLINEで会話が続かず、既読なのに無視されてしまうという相手やシチュエーションに心当たりはありませんか? 自分なりにいろいろ試してみても改善の余地がないようなら、心理学的な面からのアプローチで考えてみてはどうでしょう。

■相手の話題をさえぎる

テキサス大学のジェームズ・ペネベーカー博士は、不満などのネガティブな感情を吐き出させると、約49%の人はそれだけですっきりしてしまうという研究結果を発表しています。逆を言うと、相手の愚痴などの言いたいことを遮断して、自分の話ばかりする人は、非常にストレスの対象となるのです。そのため、相手の話題をさえぎって自分の思いをLINEで連投する人は、既読無視される可能性が高いでしょう。

 

■言葉の距離感を間違えている

自分の意思を相手に伝え、それを分かってもらうには、ただ用件を伝えればいいのではなく、相手に合わせた話し方や言葉づかいが必要です。この、相手と自分の間にある距離感を心理的距離と言います。例えば、相手が自分より目上の人の場合、どんなに親しみを込めても友達感覚でLINEしてはいけませんよね。そんな言葉の距離感を間違えた馴れ馴れしいLINEを送ってたり、逆に相手が望んでいるより他人行儀すぎたりすると、次第に反応が悪くなり既読無視されるようになるかも。

■人間同士の力関係を無視している

オーストリアの精神分析医ヤコブ・モレノ博士は、グループの中で誰と誰が仲が良く、誰と誰の仲が悪いのかを、人気者と孤立者から見て一目でわかるようにパターン化しました。この理論によると、人間関係の好感度を無視したコミュニケーションをする人は、孤立化しやすく集団から無視されやすいという結果が得られました。そのため、自分の立ち位置を把握しないLINEを送ると既読無視されてしまうと言えるのです。

 

直接会って話をするぶんには問題なくても、LINEのやりとりで嫌われるパターンは意外と少なくありません。その原因は、相手の顔が見えないところにあります。人間は非言語的なところで相手の感情を読み取っているのがほとんど。そのため、相手の表情が見えないLINEのような環境下では、言葉から相手が何を考えているのかを推測するしかないのです。だからこそ、スタンプや絵文字などでフォローすることが大切なのですね。(脇田尚揮)

 

 

 

3.意外とできてない既読無視させないための対処法は……


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既読スルーされがちなLINEのパターン、されがちな人の特徴をチェックしたら、既読無視されないように対策を立てましょう! どうすれば相手からの返信率を高められるのか、心理学の観点から考えてみます。

■相手が興味のある話題を投げる

相手に既読スルーさせないための一番の方法、それはズバリ相手にとって興味のある話題を送ることだと言えます。例えば、パーティー会場のような大勢の人が集まる騒がしい場所でも、自分の名前を呼ぶ声や、自分が興味のある言葉などは自然と聞き取ることができますよね。このような現象を、認知心理学ではカクテルパーティー効果と呼んでいます。この効果は、脳の選択的注意という機能によって起こります。つまり、相手にとって興味のあるLINEなら、その内容に目を通して何らかの意見を返してくれる確率が高まると言えるのです。

 

■文章の冒頭に言いたいことを持ってくる

もしも相手が既読してくれたとしても、返信したい内容でなければそのままスルーされて終わってしまいます。そこで、言いたいことや重要なことは、必ず最初の数行に盛り込むようにしましょう。これを心理学ではクライマックス法と言います。冒頭で引き込むことを意識しなければ、相手はサラリと文章を流し読みするだけで、返信意欲がわかず別のことを考えたり、ほとんど読んでもらえなくなってしまいます。そのため、言いたいことがわからない、だらだらとした文章を送るのは避けましょう。

 

■短い質問をテンポよく送る

LINEがメールと異なるのは、やりとりのテンポが目に見えるというところ。例えば、メッセージを送信する→既読になる→相手から返信が来る→既読にする→返信する、という一連の流れがテンポよく進みますよね。あたかもキャッチボールのように、ある一定のリズムで送り合うことができれば、自然と既読スルーはなくなると言えます。そのために必要なのは、短い質問を相手の返信速度に合わせて送ること。心理学者ニーレンバーグも、著書・話し方の心理学の中で、会話のキャッチボールには、質問が重要だと述べています。相手の返信したいという気持ちを、いかに盛り上げていくかが既読スルーを防ぐカギなのです。

 

■スタンプを送りすぎない

LINEにおいて便利な機能と言えば、やはりスタンプですよね。でも、このスタンプ、使い方によってはマイナスに作用してしまうこともあるのです。社会心理学では先入観の根底にステレオタイプというものがあるとされます。ステレオタイプとは、相手に対して本人が抱くことの多い一般的な認知(この人はこういう人だという枠)を意味します。このことから、もしもあなたがスタンプばかりを送っていると、この人はスタンプでやり取りをする人という認識を相手から持たれてしまいます。そうすると、相手もあなたからのLINEをスタンプ感覚でとらえ、自分も軽くスタンプで返すか、返信しなくてもいいという気持ちになってしまいます。スタンプは便利ですが、多用するとあなたのLINEの内容が軽くみられてしまう場合もあるので気をつけましょう。

 

上記対策を講じても、どうしても既読スルーされてしまうことはあります。でも、よく考えてみて下さい。それは本当に既読スルーだったのでしょうか。あなたからすれば既読スルーに感じたとしても、相手にはさまざまな状況があるとも考えられます。すぐに返信できないほど忙しかったり、送る内容を考えていたりする場合もあるはず。自分のペースでものごとを判断せずに、余裕ある態度を持つことも大切かもしれませんね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。

 

 

以上、既読スルーされやすいLINE&人の特徴と、その対策でした!

あなたも無意識にやってしまっていたことがあるかもしれませんが、簡単な心掛けで防げるので、ぜひ試してみてくださいね!