けんかする前より仲が深まる!?逆転円満テクニック

けんかする前より仲が深まる!?逆転円満テクニック


けんかする前より仲が深まる!?逆転円満テクニック

だれでも仲のいい相手とケンカをするのはイヤなことです。でも、親しければどうしても距離が近くなり、お互いの思いがぶつかってしまうもの。それはそれで仕方ありません。大切なのは、その後関係をより良くするために、どうするのかということなのです。そこで今回は、「ケンカする前より仲が深まる逆転ワザ」をご紹介いたします。

 

まずはお互い冷静に感情を吐き出す

もしもあなたが親しい相手とケンカをしたら、まずは冷静になりましょう。そして、相手にも冷静になってもらってください。お互いが言いたいことを言えば、収拾がつかなくなりいつまでも結論が出ません。まずはあなたから、冷静になって不満を吐き出させるように意識してみましょう。心理学者ジェームズ・P博士は、不満などのネガティブな感情を吐き出させると、約50%の人はそれだけで満足するものだと提唱しています。問題自体は何も解決していなくても、意見を吐き出すだけで、不満自体が和らぐ場合が多いのです。膿を出しきらせることが、まずは何よりも重要なのです。

 

言いづらい内容はアサーション法でさりげなく

あなた自身がどうしても相手に注意をしたいときは、角を立てないようにアサーションという心理話法を用いるのがおすすめです。この方法は、まず原因を示して結果を振り返り、感情を伝えるというステップを踏むというやり方です。そうすることで、相手に不快感を与えずに言いたいことを伝えられるというもの。例えば、デートに遅刻する彼に対して「もっと早く来てよ!」というだけでは上手く伝わりません。そこでアサーションを用いれば、「○○君が遅刻すると(原因)、映画に間に合わないから(結果)すごく残念なんだよ(感情)」と、構成してみましょう。この順番で相手に伝えることで、根本的な部分の解決が得られるように。ケンカも早めに鎮静化し、お互いに理解が得られるでしょう。

 

サンドイッチ話法で相手を責めずに立てて

ケンカをするうえで、相手にとってイヤなことを話すときは、とても言いづらいですよね。そこで、伝えたい内容の前と後をポジティブな言葉で挟んで伝えましょう。そうすれば、相手も受け入れられやすくなります。これを心理学では、サンドイッチ話法と言います。例えば、友達と飲んでばかりでかまってくれない彼には、「○○君、すごく飲み会が多いみたいだけど、最近ちょっと放置されてて寂しいかな……。でも、誘われるのは好かれていることだと思うし、素敵だとは思うけどね」というように伝えればOK。ネガティブワードをポジティブワードで挟み込むことで、相手を不快にすることなく言いにくいことも伝えられるのです。そんなあなたの気遣いに、相手も好印象を抱くはずです。

 

ケンカの後の仲直りは夕方~夜に、部屋を暗くして

彼と本音で会話をして、ケンカが沈静化した後は、いよいよ仲直りのタイミングです。もちろん、なるべく早い方がいいのですが、できるだけ夕方~夜、部屋を暗くしてふたりきりでお話するようにしましょう。心理実験によると、人は暗い場所にいると、普段言えないような恥ずかしいことや、心の奥底にある気持ちを表に出しやすくなるのです。つまり、薄暗い環境のほうが、お互い謝りやすく仲直りできるのです。少しだけ照明を落として、「ゴメンね」の一言を口に出すようにしましょう。きっと相手も素直に謝ってくれて、これまで以上に仲が深まるはずです。

 

ケンカするほど仲がいい、という言葉がありますが、これはまさに言いえて妙なフレーズだと言えます。相手に対して関心があり、理解したい、わかって欲しいという気持が強いからこそぶつかり合ってしまうものなのです。もしも相手に関心がなければ、そもそもケンカも起こらないはずです。でも、結果的にそれが元でケンカ別れになってしまったとしたら…… とても勿体ないこと。ケンカというピンチを乗り越えて、チャンスに変えてみてくださいね。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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