恋愛初期の必須テクニック「単純接触」で印象アップ!
気になる異性がいるけど、まだそれほど親しくない間柄のときは、どうにかして相手とお近づきになりたいものですよね。でも、仲良くなるきっかけもないし、話しかけるのもはばかられる……そんなとき最も簡単に、そして最も効果的に相手に好印象を持ってもらう方法があるのです! そこで今回は、恋愛で使える心理テクニック「単純接触の効果」をご紹介いたします。
■「単純接触の効果」とは
心理学には、馴染みのある相手に好意を持ちやすいという「単純接触の効果」というものがあります。接触と言っても物理的に触れる必要はないですし、会うたびに親しくしたり話をする必要もありません。視界に入る回数を増やすだけでも好感度が上がるとされています。アメリカの心理学者ロバート・ザイアンスは、一度しか見たことがない相手よりも、何度も目にしたことがある相手のほうが記憶に残り、対象に好意を抱くと主張しました。気になる相手がいるなら、まずはその人がよくいる場所に自分も定期的に顔を出し、視界に入るようにしてみるのが第一歩と言えるでしょう。
■知り合い程度の関係から友達になるには
同じ学校や職場の人が相手なら、単純接触の機会を得やすいでしょう。でも、たとえそうでなくても、今ではSNSで繋がりを持つことができる時代。SNSでのいいねやコメントのやりとりも単純接触のうち。次いつ会えるかわからない相手なら余計に、顔と名前を忘れられないようにネット上で接触を持ち続けることは役立つでしょう。少しずつ積み重ねていくことで「知り合い」から「友達」にレベルアップしていく足掛かりが作れるでしょう。
■ある程度親しい関係からさらに一歩踏み込むには
ある程度親しい関係になったところからさらにもう一歩踏み込むためにはどうすればいいのでしょうか。ポイントは、相手の生活の一部に溶け込むようなイメージで関係性を持つこと。例えば、相手に飴などのお菓子を渡すことを習慣化する、本やDVDを貸し借りするなど、物のやり取りや貸し借りは特に効果的です。貸し借りをすると、手渡しする際に身体的距離も縮まり、貸すときと返すとき、最低でも2回は会うことになります。それだけ、単純接触が増えて、相手の好意が高まる可能性があるのです。
単純接触の効果はLINEでのやり取りにも応用できます。会話が盛り上がる自信がなくても大丈夫。短いLINEをこまめに送って、自分とのコミュニケーションが日常の中に溶け込むことが大事なのです。だから内容はそれほど濃くなくても大丈夫、むしろ薄いくらいがちょうどいいかも。
ただし、毎日送る必要はありません。相手や場合によりますが、どれくらいの頻度ならしつこいと思われないか、少しずつ探りながらやっていきましょう。ひとつの目安として、「いつもこっちから送ってるな……」というときは、一度向こうから来るのを待ってみたほうがいいかも。
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。