作家・中谷彰宏が教える「セクシーさをつくるのは○○と品のギャップ」

“色気”って結局、具体的にどんなものなのでしょう。色っぽい服装やメイクをすること? 露出が多い服を着ること? いえいえ、そんなことではありません。

『AneCan』12月号では、大人の色気について専門家が分析。導き出された答えから、色気を磨くテクニックを教えていただきました。

今回は作家・中谷彰宏さんが、“色気の本質”を解説。「きちんとした女性が、一瞬それを崩す。その落差が人にセクシーさを感じさせるのです。9割の品に対し、色気は1割でいい」とのこと。

果たして、具体的には、どのような女性になればよいのでしょうか? 6つの磨き方について、詳しく見ていきましょう。

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◆気おくれするような場所にひとりで行く
「品が身についているかを確かめるため、緊張感のある場所に出掛けましょう。そのとき、ひとりで行くことが大事。気心が知れた相手といては、敏感になることができません。高級レストランやブティックに行き、神経を研ぎ澄ませて過ごしてみる。ときには恥をかくかもしれませんが、そこから学ぶことは多いはず」

 

◆潔癖ではなく清潔感のある人になる
「人に物を借りたとき、『拭いてから使う』のが潔癖。使ってから『拭いて返す』のが清潔感のある人。ここには大きな違いがあります。あなたの行動を、後からみた人がいいと感じるかどうかが清潔感のポイント。店で食事をし、席を立つ前テーブルを少し整えておく。そういった小さな努力が、清潔感を底上げします」

 

◆欠点に思う部位をあえて出していく
「おでこが狭い、太っているなど、女性は外見・スタイルを気にして隠そうとします。そのせいで姿勢まで悪くなっている。でも、人は自分が思うほど気にしてはいないのです。隠せば隠すほど、卑屈に見えて印象が悪くなるだけ。潔くさらけ出してしまいましょう。見られることで、人は品と色気が磨かれていくのだから」

 

◆スマホをしているところを見せない
「誰かと一緒にいるとき、携帯をいじられたら、少し残念な気分になりませんか? 品を上げるとは、こういった『なんとなく嫌だな』を人に感じさせないようにすることなのです。目の前の人に真摯であろうとする心配りは、必ず相手に伝わります。電車の中や歩いているときも、スマホはしまっておきましょう」

 

◆品のある人と一緒にいるようにする
「上品な人の周りには、必ず上品な人が集まるもの。品は周りに左右される部分が多い。所属するコミュニティの中で「自分が一番マシ」と思っている女性こそ、要注意。周りに合わせて、どんどん品性を下げている可能性があります。自分よりはるかにマナーのある素敵な人とつきあうようにしたほうが得策です」

 

◆自己肯定感を上げていくようにする
「自分をダメだと思っていると、いろいろなことを諦めがちになる。身だしなみが崩れていても、平気になってしまうのです。そして、自信のなさから無駄に着飾ったりもしてしまう。自分を好きになる努力や行動をして、自己肯定感を上げていきましょう。そうすることで内面だけでなく、外見にも良い影響が出てきます」

 

「すでに女性の皆さんは、充分色気を備えています。色気と品のギャップがセクシーさをつくるのです。まずはマナーを身につけ、清潔感のある女性を目指してください」と中谷さん。

色気は、小手先のテクニックでどうにかするものではなく、日々の努力で身につけていくもの。こつこつと上質な大人の色気を磨いていきましょう。(鈴木 梢)

AneCan2014年12月号表紙(『AneCan』2014年12月号)

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