あなたの汗、キレイですか? 美肌・美ボディのための汗とは?
何かと嫌われがちな汗ですが、汗を出すということは体温調節するために欠かせないものだということ、ご存知ですか? また、汗は健康だけでなく、肌を若々しく、美しさを保つためにも欠かせません。
汗を上手に出すために気をつけたいことやポイントなど、ニュー上田クリニックの院長、上田由紀子先生に教えていただきました。
汗は美と健康のバロメーター
汗は健康を保つために大事な存在。それだけでなく、実は美容にも欠かせない存在なのです。汗の成分の99%は水。残り1%の中に美肌を保つために必要な保湿作用のある成分が含まれているのです。そのため、「汗は天然の美容液」と呼ばれることも。
また、肌がしっとりとしているとその下にある浅い筋肉が柔らかくなり、伸びが良くなるため肌のハリにも効果的なのだとか。美容面だけでなく、健康にもいい影響を与えてくれるのが汗なのだそう。
汗っかきは3歳までに決まる?その真実とは?
上田先生によると、汗腺の数は、だいたい3歳ごろまでに決まるのだそう。なので、3歳の子どもと20歳過ぎた大人でも、汗腺の数は同じということ。子どもが汗っかきなのは、皮膚にある汗腺の密度が高いから、ということになります。また、汗腺の数は、汗腺が形成されるときの環境が大きく影響しているのだそう。例えば、暑い場所で育った子どもは、たくさん汗をかいて体温調節する必要があるので汗腺の数が多く、逆に寒い地方で育った子どもは、汗腺は少なくなるそう。びっくりですよね。
育った環境と現在暮らしている環境が違う人は、上手く汗をかけないといった悩みもあるようです。「暑さに弱い」といった体質も、こうした子どものときからの環境によるところもあるのかもしれませんね。