声を荒らげた経験って、そういえばありますか?
当たり前のように使っていた言葉なのに、実際は言い方を間違えて覚えていた……という経験、ありませんか?
そういった言葉って、そもそも間違っていること自体、気がつきにくいものですが……。
今回は、そんなややこしい日本語に関するクイズを出題します。コチラ!
「大きな声を出すこと」を何と言う?
これだけだと答えにくいと思うので、正しいと思う方を選んでみてください!
1 「声を荒(あ)らげる」
2 「声を荒(あら)らげる」
決まりましたか?
では、答えを確認してみましょう。
■正解は…コチラ!
「大きな声を出すこと」を表す言葉は…
2 「声を荒(あら)らげる」
でした!
文化庁が発表した、平成22年度の「国語に関する世論調査」では、
本来の言い方とされる「声を荒(あら)らげる」で使う人が11.4%
本来の言い方ではない「声を荒(あ)らげる」で使う人が79.9%
という結果が出ています。
圧倒的に間違えた読み方で覚えている人が多いようですね。
「ら」が連続するので発音しにくいですが、これを機に覚えておきましょう。
とはいえ、いちいち声を荒らげて間違いを指摘する必要もなさそうですが……。(薄井大輔)