3月31日から放送されるドラマ『賭ケグルイ season 2』で、まっちゅんこと松村沙友理さんが夢見弖ユメミ役として登場します!
今回まっちゅんが演じるユメミ役は……なんと、「アイドル」の役! しかも、ただのかわいいアイドルではないとのこと……。
普段、トップアイドル乃木坂46のメンバーとして活躍を続けるまっちゅんが演じる「アイドル」の役。演じるにあたってどんなことを感じていたのか、そしてまっちゅんにとって「アイドル」や「ファン」はどのような存在なのか……裏話を根掘り葉掘り直撃してきました。CanCam.jp独占インタビューをお届けします!
―まず、今回の監督は、松村さんが以前出演された映画『あさひなぐ』の監督と同じ英勉さんということですが、いかがでしたか?
直接「松村さんに本当にぴったりな、やってほしい役がある」とうかがったんです。『あさひなぐ』での演技を見て、今回のユメミちゃんにぴったりだ、と思ってくださったみたいで……。普通の「かわいいアイドル」ではなく、「強烈な裏側を持つ二面性があるアイドル」ユメミちゃんを演じることは、たくさん緊張することもありましたが、めっちゃ面白かったです。
―アイドルの裏側の悪いシーンはなかなか衝撃的でしたが、実際やってみてどうだったでしょうか?
最初は「私、大丈夫かな?」「私が思っているユメミちゃんで正解なのかな?」とずっと悩んでいたんですが、悪いユメミちゃんのシーンで思いっきり暴れたら、現場のスタッフさんがみんないい反応をしてくださって! いい役をやらせていただいているなぁ、と嬉しかったです。でも、普段暴れることがないので(笑)、エネルギーを一気に出すことがまず難しかったです。暴言を言いながら動きもあるシーンだったので、最初はセリフと動きの意識が別にいってしまっていたのですが、やってみたら楽しかった!
―そんな「いつもは見ない面」がある一方で、「いつものアイドル」的な歌&ダンスのシーンもありましたが、普段のコンサートと、ドラマでアイドルを演じることはどう違った……などはありますか?
「アイドルっぽい動きをオーバーめにやってほしい」と言われたのですが、それがなかなか難しかったです。普段「手をこう動かそう」と意識せずにやっている部分もあるので、全身アイドルっぽく! と言われると、いつもやっていることなのに案外わからないものなのだなと。
他には、普段はあまりひとりで歌うことがないので、実際に観客役のエキストラさんの目の前でひとりで歌ったのが新鮮で、すごく楽しかったです。あ、乃木坂のコンサートではいわゆる「ヲタ芸」をしている人があまりいないんですが、今回はそういう「ヲタ芸」を見ながら歌うのも、まさにアイドルっぽい! という感じで面白かったです(笑)。
―ユメミちゃんフィーチャー回の最後に、前原瑞樹さん演じるユメミちゃんのファンクラブ会長の「真能寺くん」が、「ユメミちゃんが僕たちのことをどう思っているか関係ない」とユメミちゃんに告げるシーンがあります。そこの松村さんの表情が本当にとても良くて女優魂を感じたのですが、あのシーンはどのようなことを考えて臨んでいましたか?
まず、『賭ケグルイ』アニメの同じシーンを見返して、アニメではどうやっているのかは参考にさせていただきました。……でも、あのユメミちゃんとしてファンの方に感謝するシーン、そして真能寺くんの言葉を聞いたときは、私の握手会とかに来てくださっている、実際のファンの方の顔が思い浮かんだんですよね。今までありがとうございます、というセリフを言いながら、ファンの皆さんの顔が思い浮かんで……本当は、もっと泣くのをガマンしなければいけないシーンだったんですが、どうしても、すごく泣けてきてしまって。
―泣こうと思って泣いた、ではなく、本当に松村さんの心の中から自然と出てきた感情だった……ということでしょうか。
そうですね。実は、泣くシーンは苦手だから無理かもしれません、とはじめにお話していたんです。でも実際に、エキストラの方であったとしても、お客さんを目の前にして話すとなると、いつものライブ会場みたいで、女優スイッチもアイドルスイッチも、自分の中のいろんなものがオンになった状態で……そのシーンの後も、しばらくずっとファンの方のことを思って泣いていました(笑)。
そのシーンまで、ユメミちゃんはプロ意識のかたまりで、「表のいいところしか見せない」ような子でした。でも、ファンの方に裏も見られて、「もともと天才的なアイドル」じゃなくて、「いろんな葛藤をしながら努力しているひとりの女の子」になった。でもたぶん、それを見せるのも、ファンの人は嬉しいんじゃないかなぁ、と思いますね。
―しかもそんな裏も含め、好きだと言ってくれるファンがユメミちゃんにはいると。
優しすぎますよね!? 本当に真能寺くん大好きです(笑)。
ユメミちゃんも「悪いこと」は言っちゃうけど、「悪い人」じゃないと思うんです。それをファンである真能寺くんはちゃんとわかってくれているのがまさに「ファンの方ってすごいな」と思いますよね。ユメミちゃんを全然知らない人が暴言だけ聞いたら「え、最悪じゃん」と思うかもしれないけれど、今までずーっとユメミちゃんを見てきたからこそ、どんなユメミちゃんでも応援できる……というのは、本当に尊敬します。
―実際に自分のファンの方もそういった方は多いですか?
以前、占いで「あなたのことを応援してくれている人は、本当に一途にまっすぐにあなたのことを応援してくれます」と言われたことがあるんですが、本当に占いの通りだな、と思っています。私自身はユメミちゃんのようにキラキラした面だけ見せる、というよりは、ネガティブなことやあんまり元気がないことも言っちゃうタイプ。それでも私のファンの皆さんは、励ましてくれたり、褒めてくれたり、本当にまっすぐに私のことを応援してくれるいい人たちだな……と思います。私がこう感じ取ってほしい、と思っていることを受け取ってくれるし、ライブDVDを見ていても、「まっちゅんの今のターン天才的!」とか、私が意識していないこともひとつひとつ褒めてくれる。本当にすごいと思います。
―松村さんにとって、「アイドル」とはどんな存在ですか?
私自身も乃木坂に入ってから他のアイドルの方も見るようになったし、すごく大好きになったんですが、アイドルってやっぱり「見ていると元気をもらえる」とか「あぁ、この子たちこんなに頑張ってるな、ということに心が支えられる」ような存在ですよね。私ももっとそう思ってもらえるようになりたいです。
―さて、予告映像で一緒に歌うシーンがあった、蛇喰夢子役の浜辺美波さんをはじめ、今回は初めてお会いする共演者の方が数多くいたのではと思いますが、何か撮影裏話などはありますか?
主役の蛇喰夢子役を演じている浜辺さんとは楽屋も一緒だったんですが、結構話しかけてくださって! 学校の話とか、他愛ない話をずーっとしてました。でも、浜辺さんはずっと撮影なさってたから、やっぱり寝てはることもあって。女の子の寝顔が大好きなので、お人形さんみたいにコテンと寝てはるところを、かわい~って思いながらずっと見てました(笑)。あとは撮影に入ったばかりで緊張している私に、現場の皆さんや中川(大志)さんが面白いことをたくさんしてくださって心をなごませてくれて……ありがたかったです。
―最後に、『賭ケグルイ』ドラマのユメミちゃんの見どころや、読者の方へのメッセージをお願いします。
ユメミちゃんはちょっときつい事を言っちゃう子ですが、それだけまっすぐな子。周りの人との関係性もしっかり作っていけている本当にいい子です。ユメミちゃんの言葉を言葉通りに受け取るというよりは、どうしてユメミちゃんはこのとき、この言葉を言ったんだろう……ということを一緒に考えてもらえると、また見方が変わってくると思います。是非楽しみにしていてください!
一足早くドラマを見せていただきましたが、かわいいアイドルシーンはもちろん、裏側では凶暴なアイドルを演じるまっちゅんの熱演はまさに必見。そして実際にドラマを見た後にこのインタビューを読み返すと、「あのシーンの涙はこういうことだったんだ……」と思い返せること間違いなしです。
ドラマ『賭ケグルイ season2』はMBSでは3/31(日)24:50~、TBSでは4/2(火)25:28~よりスタート。是非チェックしてみてくださいね!
原作:河本ほむら・尚村透(掲載 月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)
総合演出 英勉
監督:茂木克人 長野晋也 脚本:高野水登 英勉
出演:浜辺美波 高杉真宙 松村沙友理(乃木坂46) 池田エライザ 中川大志 森川葵
主題歌:BIGMAMA「mummy mummy」(ユニバーサルJ)
オープニングテーマ:PasssCode「一か八か」(ユニバーサル ミュージック/USMジャパン)MBS/TBSドラマイズム枠にて放送!
<MBS> 3/31(日)スタート 毎週日曜 24時50分~
<TBS> 4/2 (火)スタート 毎週火曜 25時28分~
ストーリー:原作の時系列に沿い、ドラマSeason1の続き。©2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・ ドラマ「賭ケグルイ2」製作委員会 ・MBS■ドラマ『賭ケグルイ』オフィシャルサイト
https://kakegurui.jp/season2/
★困った時のスぺシャルケアアイテム4選【乃木坂46・松村沙友理のスキンケア】