1日何時間、スマートフォンの画面を見ていますか?
「数えきれない……」というくらい、たくさんの時間を費やしている、という方も多いのではないでしょうか。
では「無意識にスマホを見ているとブスになる」って、知ってます?
それは、画面を見たり操作しているときの姿勢や、集中することによる食いしばり、無表情状態や目の疲れが大きく影響しています。
前傾姿勢が長時間続くことで、背中や腰の筋肉が衰えて骨格が歪み、猫背の状態に。そして猫背により肩が歪むと全身のリンパや血液の流れが滞り、頬の皮下脂肪に老廃物がたまって二重あごやたるみ、むくみに。他にも目疲れによる目元だるみや、寝る直前の使用により熟睡できず肌の再生をサポートするホルモンが分泌されにくくなるなど、こわ~いことがいっぱい!!!!
とは言っても、もはやスマートフォンは生活必需品。
毎日のケアを心がければ、こんな「スマホブス」症状も軽減できます。今すぐ取り入れたい「スマホブス」回避方法をご紹介します。
【1】朝起きたら肩回し!
スマートフォンを見るときに、前傾姿勢のまま長時間過ごすと、猫背のままガチガチに固まってしまいます。特に肩甲骨の動きが悪くなると、血流が滞って老廃物がたまりやすい体に……! 巡りのいい体をキープすべく、ストレッチは習慣化しましょう。
たとえば、朝起きたらまず、両腕を肩まで上げてひじを曲げ、肩甲骨を上下させることを意識しながら、大きくひじを回す「肩回し」。前後5回くらいするだけで体がポッカポカになり、めぐりがよくなったことを実感できます!
【2】マスクの中でエクササイズ!
一点に集中すると無表情になってしまう人が多いもの。その状態が長時間続くと、表情筋は衰えて口角が下がり、への字口の不機嫌顔に……。そうならないために活用したいのが、今の時期つけている人が多いマスク! 通勤中にこっそりマスクの中で口角を上げるエクササイズをすることで、笑顔美人に近づけます。
方法は簡単。口を閉じた笑顔をつくり、ゆっくり口角を引き上げてゆっくり戻す……ということを5回繰り返します。簡単にたるみを防止し、表情美人を作ってくれます。
【3】ついでの「マッサージ」を習慣に。
ほうれい線や眉間のシワ、二重あごにくま、くすみなど、さまざまなことに効くのが「マッサージ」。クレンジングするときや、とろみのある乳液・クリームなどを使うときについでに行うことを習慣にするだけで、グッと変わります! ただし、肌に摩擦を与えないのが絶対ルールです。気を付けましょう。
1.まずは首。顔にたまった老廃物を流す“道”を通すため、少し痛いくらいの強さで首を上から下に、左右各10回ずつ流しましょう。
2.あごの老廃物をリンパへ流します。親指をあご先にあて、耳下に向かってフェイスラインに沿ってすべらせます。痛気持ちいいくらいの強さで5~10回。
3.次は頬。口角から耳、ほお骨下から耳、鼻の横から耳へと、親指の腹を使ってさするように流します。それぞれ左右3回ずつ。
4.そして目元です。中指の腹を使って、目の下、眉上、こめかみを押します。1か所につき、ゆっくり4カウント数えるリズムで行いましょう。「1・2」で力を入れ、「3・4」で力を抜きます。
5.最後に首のリンパと鎖骨を刺激してフィニッシュ! 1と同じように首のリンパを左右10回ずつなでおろし、最後に鎖骨の内側に指を入れ込むように3回プッシュ。
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他にも目薬できちんと瞳をケアしたり、こりを感じたら即ほぐしたりと、日常生活でケアできることを少しでも取り入れることで、かなり変わっていきます。
こわーい「スマホブス」、きちんと回避していきましょう!(後藤香織)『Oggi』2016年1月号(小学館)