しゃっくりがびっくりするほどすぐ止まる!
誰にでも一度は経験がある「しゃっくり」。
小さいころ、「途中で息継ぎせずに“あずきあらい(小豆洗い)”を10回言うといい」なんて、おまじないに近い方法を試していたことがありますが(止まることもあれば、止まらないこともありました)、こんなふうに民間療法の対策は数あれど、しゃっくりって、急に始まり、なかなか思うように自分で止められないんですよね。
今回、“しゃっくりの専門医”の藤田保健衛生大学救急総合内科、近藤司先生が実践して、「100人中70人のしゃっくりを止めた方法」を教えてくださいました。
100人中70人のしゃっくりを止めた
痛みを伴う症状ではないものの、会議中や映画館など、静かな席だと恥ずかしいし、コントロールできないことにもイライラ……。「このしゃっくり、いますぐ止めたい!」と思ったことありませんか?
今回お話を伺った“しゃっくりの専門医”の藤田保健衛生大学救急総合内科、近藤司先生によると、この方法で100人中70人のしゃっくりが止まったそうです! しかもたった30秒で止まるという話。
その方法は、指を“あの部分”に入れるだけ……!
しゃっくりを30秒で止める方法
まず、両手の爪をチェック。爪が長い人は爪を切っておきましょう。爪が長いと、しっかり押せないor耳の中を傷つける恐れもあるのでご注意ください。
(1)両方の人差し指を両耳に突っ込みます。
(2)30秒程度、内側(鼓膜のほう)に向かって強く押します。
※注意※
1週間以上しゃっくりが止まらないという方は、内臓の病気や脳の病気など、深刻な病気が潜んでいる場合があります。また、喘息や心筋梗塞、脳卒中などの持病をお持ちの方は、発作を起こすことがあり、絶対におすすめできません。
この方法で、なぜ“しゃっくり”が止まるの?
しゃっくりは、横隔膜が強く収縮するのと同時に、声帯が閉じ、あの独特の「ヒック!」という音で現れる症状。この症状は、「延髄(えんずい)」という部位が関わっています。
暴飲暴食や炭酸・アルコールを飲むことなどが誘因となって起こることもあるそう。
詳しく解明されていませんが、耳の穴を指で押してしゃっくりが止まるのは、この延髄に刺激を与えることが関係しているのではと言われているようです。
【まとめ】
それにしても、このネタを思いついたときは止まらないしゃっくりにイライラしていたのに、いざ試そうと思うと、なかなかしゃっくりが出ない……。この方法でしゃっくりが止まった方は、ぜひご一報を。(さとうのりこ)