近年、「雑談力」が注目されています。プライベートでもビジネスシーンでも、円滑なコミュニケーションには「雑談力」が重要……とは言え、実は私は雑談が非常に苦手。相手と何を話せばいいのかわからなくなり、気まずい思いをした経験が何度もあります……。
『AneCan』5月号ではビジネスコンサルタントの三枝理枝子さん、感性アナリストの黒川伊保子さん、お笑いタレントの入江慎也さんにアドバイスをいただき、すぐに使えるシチュエーション別雑談集を大公開! こ、これは喉から手が出るほど欲しい人も多いはず! ということで、Woman Insightでも紹介させていただきます。
■ビジネスシーンに使える!
例えば上司なら「明るいあいさつに続けて、相手への関心を感じさせる一言を。ただし、質問が『どちらに行かれるんですか?』など尋問になるとストレスを感じさせてしまうので注意」(三枝さん)
同僚が身近な人の悪口を言い始めたら?「相手が女性だと、特に共感を求められがち。問題解決のために正論をぶつけると反感の種に」(黒川さん)
「一度受け止めて、別の視点に向ける」(三枝さん)ことを心がけて。
■恋愛に使える!
恋愛に発展するかも? と思うと、慎重になったり緊張しすぎてしまう人も多いはず。「今日しか会えないかもしれないと考えれば、恥ずかしがっているのがもったいなく感じますよ」(入江さん)
合コンなどの初対面の場なら、「まずは見た目や味など、五感で感じられるポジティブな話題がスマート。あとは、相手が得意だろうなと思うことを質問してあげると◎」(三枝さん)
では、デートのときの話題は? 「男性脳は、自分に関する質問にはストレスがあります。目の前のグラスや野球選手の話など、主に第三の対象物に振るのが得策」(黒川さん)。
■女友達に使える!
「似ていること」に安心感を覚えるのが女性同士。共通点がわからないと、とまどうもの。「とりとめない話をずっとしていられる女性脳ですが、基本、相手の話に共感してあげないと苦しくなるはず。最初は相手の言葉を反復するだけでも有効です」(黒川さん)
「その場にいない人のウワサ話より、目の前にいる人との共通点をいくつ見つけられるかが大事」(入江さん)
「自分語りは控えて、相手のことを聞いてねぎらう。初対面でも3つくらいはよいことがあるはず。ほめる際は、共通の知人に聞いたと伝えると、ワザとらしくなりません」(三枝さん)
新しい環境で、新しく出会う人の数も多くなる季節に、雑談をするためにとっさにつかえるひと言や、NGなルールを覚えておけば、コミュニケーションも円滑になり、印象もグっと良くなりますね。ただし、知識だけでは意味がない! 実践あるのみですよ!(坂田みやび)
(『AneCan』2014年5月号)
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