いるいる!LINEの中でだけキャラが違う人の心理とは

【いるいる!LINEの中でだけキャラが違う人の心理とは】


女性

 

普段はおとなしいのにLINEではやたらとハイテンションだったり、逆にいつもは穏やかなのにLINEではつっけんどんになったりと、普段とLINE上とでキャラが激変する人っていますよね。今回は、そんな人々の心理について考えていきます。

 

■LINEでテンションが高くなる人

車の運転と心理の実験によると、ハンドルを握った途端に性格が変わる人や別人のようになってしまう人は、別の本性がある可能性が高いとされました。これはLINEにも通じることで、人は心理的に異なるシチュエーションに置かれると、自分の中に隠していた潜在意識が出てくる場合があります。これをフロイトはES(エス)あるいはid(イド)と呼び、動物的本能だと定義しました。そのため、「LINEでテンションが高くなる人」というよりも、「LINE以外のところで自己表現を抑え気味にしている人」と捉えるほうが妥当かもしれません。

 

■LINEでテンションが低くなる人

自分と周囲の関係や自分の立場などを自分で観察することを、心理学者マーク・スナイダーセルフモニタリングと呼んでいます。これを頻繁に行うことができる人は、自分の意思よりも周囲に合わせて自分の行動を決める傾向が強いと言えます。そのため、環境によって態度を変えやすく、LINEのように相手の表情が見えない場所においては、顔色を伺う傾向が強くなるのです。LINEでテンションが低くなる人は、セルフモニタリング能力が高いと言えるでしょう。

 

■LINEだと攻撃的になる人

心理学者アッシュは、匿名性と人間心理との関係を実験しました。これは、自分の姿や素性が相手に見えない状態だと、協調性が下がり、集団心理に流されず感情が出やすくなるというものでした。結果、自分が周囲から認知されにくい環境だと、残虐性が出てきやすいという結論です。そのため、LINEで攻撃的になる人は、普段言えない怒りや妬み、憎しみといった感情を抑えている傾向が強いと言えます。ただし、本人が抱えているストレスが緩和されると、攻撃性は低下するでしょう。

 

■LINEだと恋バナばかりの人

人と深く関わりたいという気持ちを、心理学においては親和性の欲求と言います。これが強い人は、人と繋がっていたい、恋していたいという願望を心の中に持ちやすいのです。そこで、いつもの自分と異なる自分を演じられる場所を得たとき、親和性の欲求を表現しやすくなると言えます。そのため、LINEで恋バナばかりしようとしてくる人は、人との繋がりに飢えている人だと言えます。

 

心理学者フロイトは、親や周囲から教えられたしつけ(超自我・スーパーエゴ)と、動物的本能(エス・イド)は常に綱引きしていると提唱しました。その真ん中に自我(エゴ)があり、周囲との折り合いをつけているのです。しかし、LINEのように匿名性の高い環境では欲求や感情が出てきてしまいやすいのです。もしも、あなたが相手の本性を知りたいのなら、LINEでのやりとりに注目してみるといいかもしれません。(脇田尚揮)

脇田尚揮
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。

 

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