人気者と仲よくなるうえでの心構え4選
世間には皆から憧れる人や、発言力のある人、タレント性のある人など、いわゆる“人気者”がいますよね。そんな人と親しい間柄になろうとするのは、少しハードルが高かったりします。しかもそれが恋愛感情が入り混じったものだとしたら尚のことですよね。そこで今回は、「人気者と仲よくなるうえでの心構え4選」をご紹介いたします。
■余裕をもって自分に自信を持つ
人気者と関わると、常に自分は相手と釣り合っているのだろうかという疑念を抱いてしまうもの。深みにハマるとどんどん自信がなくなってしまいます。そんな自信喪失状態に陥ると、相手の言うことを何でも受け入れてしまい、尽くしすぎることで距離感がおかしくなってしまいます。そんなときは、“アファーメーション”の力を借りてみましょう。前向きな姿勢を言葉に出すことで、言葉が無意識に働きかけ自信を引き出してくれるのです。多少自信過剰でいるくらいの方が、人気者と対等でいられるのです。
■対等な関係を意識して付き合う
人気者と仲よくなると、独占したいという気持ちにかられるてしまいがち。でも、そのせいで視野が狭くなってしまってはいけません。認知心理学者エリック・ジョンソンは、特定の人だけに目を向けてしまうと、寂しい思いに駆られて視野がどんどん狭くなってしまうと述べています。そのため、あなた自身も別の人との関わりに気持ちを傾けてみましょう。友達と楽しむ時間や、新しい人間関係を広げるべく行動することを忘れてはいけません。そうすれば、さまざまな情報が得られる上に、相談できる相手も見つかるはず。人気者の行動に一喜一憂することもなくなり、メンタル面も安定するはずです。
■自分磨きを習慣づける
人気者と親しくなると、失うことへの恐れから不安な気持ちやネガティブな感情に振り回されてしまうことが多くなりがちです。そうなると、自分を高めようというモチベーションが下がってしまいがちに。そんなときは、“自分磨き”にいそしんでみることをお勧めします。心理カウンセラーである伊藤憲治氏によると、自分磨きは「内面磨き」と「自己イメージ磨き」に大別されます。それらのうち、まずは自己イメージを磨くことから始めてみましょう。自己イメージが変われば、内面も自ずと変わっていくはずです。そうすれば、いつまでも人気者と良好な関係を続けられるはずです。
■相手の人間関係に振り回されない
人気者につきまとうものと言えば、それは異性との接点の多さだと言えます。やたら飲み会や会食に呼ばれたり、LINEでも異性から送られる比率が多いでしょう。たとえそれがやましいものでなかったとしても、やきもちを焼かないでいる方が難しいかもしれません。でも、やきもちを焼くというのは、つまり嫉妬するということを意味します。この嫉妬というのは、心理学上は“怒りと恐れの感情”と密接であり、そんなネガティブな感情をぶつけてしまうと相手はあなたに魅力を感じなくなっていく恐れが。また当然、嫉妬心を抱いた自分自身にも罪悪感を覚えてしまうでしょう。そのため、人気者の周囲の異性関係への嫉妬心を、手放すことが大切になってくるのです。
おわりに
周囲から憧れられている人と仲よくしようとすると、いろんなハードルが出現します。まずは相手の取り巻きによる社会的要因、自分と相手を比べたときに卑屈になってアクション出来なくなる心的要因、そして親しくなろうとしても忙しくて時間が合わないといった物理的要因などさまざま。そんな中でも必要なのは“精神的余裕”です。人気者は人気者なりの大変さがあります。そこを対等な立場で関わることができれば、相手からあなたに関心を持ってくれるはずです。
(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出書房新社)。