【浮気が発覚したらチェック!「二股してしまう人」の心理とは?】
恋人が別の人にも自分と同じように愛を囁いていると知ったら、相当なショックを受けるもの。立ち直れないほどにダメージを受けてしまうかもしれませんが、気持ちが落ち着いたころに「なぜこうなったのか」の原因を探ってみましょう。今回は、二股してしまう人の心理を3つのポイントから読み解いていきます。
■パートナーに対して期待していたものが保証されなくなった
二股の第1の要因として挙げられるのが、付き合っている相手に望んでいるものが得られなくなることが挙げられます。付き合う前は自分の理想に近い相手だと思っていたのに、いざ付き合ってみて「思っていたより気が強い」と感じたり、または交際を続ける中での「歳を重ねるごとに言動が変わっていった」「ファッションスタイルが好みでない雰囲気に変わった」「太った」といった変化を感じたりすると、「他の人も確保しておきたい」という保証の心理が働き、二股に走ってしまうのです。そのため、この場合は、パートナーの期待に応えてくれるようになれば、二股が自然消滅する可能性があります。
■現在のパートナーによる長期の倦怠を感じた
心理学者アーサー・アーロンは、恋愛関係の「退屈」について研究をしました。長く付き合っていれば、お互いの価値観がわかるようになり、絆が深まっていきますよね。でもそれは裏を返せば、マンネリ化により相手に対して倦怠感を覚えてしまうことをも意味します。特に、パートナーが自分の資質を評価してくれなくなった場合は深刻。パートナーに代わって自分を評価してくれる他の相手との新鮮な関係を求める傾向があるとされます。
■「モテる自分」に酔っている
二股を平気でしてしまう人は、自分のことをモテていると思い込んでいる場合が多く、複数の相手に囲まれている状態により自尊心が満たされます。
そのため、ある意味ファッションのような感覚で恋愛を楽しんでいることも。心理学者ケリル・マクブライドも、「ナルシストとの恋は自身にいい影響を与えないので気をつけた方がいい」と示唆しています。
■心理的満足感や人間関係的欲望を満たしたいという思い
アメリカの心理学者による浮気・二股の調査によると、二股の経験がある人がメリットとして挙げているのは心理的満足だとされています。どういった満足感かというと、実は性的というよりも自尊心や人間関係的な欲望を主とするものだそう。自信を失いかけていたり、寂しさから精神的な繋がりを欲しているときに、心理的満足を求めて二股をしやすくなってしまうのです。
以上の3点から、二股をする心理が少しだけ読み解けたかもしれません。でも、それと許すかどうかはまったく関係がないこと。今回の記事はあくまで心理の働きの流れを理解するためのものなので、それを踏まえたうえで許せなくても別にいいのです。そして、もし自分が二股しそうになったときに、またこの記事を振り返って自分を見つめ直してみてください。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。