部屋の中にいても焼けるってガチ?皮膚科医が教える「紫外線トラブル」から守る方法4つ

暑い夏が到来して、海やキャンプなどアウトドアのイベントが増える季節。外に出る際は日焼け止めを塗ったり、日傘を差すなど紫外線対策を行っている人は多いかと思いんじゃないでしょうか。

実は、部屋の中にいても紫外線が入ってくるっていうのをご存じでしたか!? 知らないうちに紫外線のダメージを受けた肌は、どんなトラブルが起きてしまうの?

美容と皮膚に詳しいY’sサイエンスクリニックの日比野佐和子先生に、室内で受ける紫外線の影響と、今日から始められる「肌免疫」向上のテクニックを聞いてみました!

日焼け

■部屋の中にいても油断は禁物!

部屋の中にいてもUV-Aは窓ガラスやカーテンを通過して届いてしまい、肌に悪影響を与える可能性も。知らないうちに部屋の中で紫外線を受けて肌本来が持つ防衛機能「肌免疫」を司る組織が減少してしまう可能性があります。

紫外線による肌老化はシミ・シワの大きな原因に。そんな肌トラブルを防ぐためには、紫外線の影響を極力受けないためのUVカット対策と、紫外線にしっかりと内側から対処してくれる肌組織を育て、「肌免疫」を高める努力がとても大切です!

■皮膚科医が教える!紫外線トラブルから守るテクニック4選

(1) 日焼け止めを塗る

部屋の中にいる時も、日焼け止めクリームを使うように心掛けましょう。室内で使う際は、外出時に使うようなものではなく、肌に負担の軽いもので十分です。UV-Aを防ぐには、SPFではなく、UV-Aを防ぐ効果の数値を示すPA値で選ぶようにしましょう。

(2) UVカット機能のあるカーテン・窓ガラス

室内への紫外線をカットするために、UV機能のあるカーテンや、窓にUVカットフィルムを貼るなどの対策が有効です。手軽に取り入れることができるUVカットスプレーなど、部屋での日焼けを防ぐことができる商品が多く販売されています。

(3) 毎日のスキンケア

紫外線や大気汚染物質といった毎日肌が受ける刺激に対して、外側からしっかりとケアすることは肌免疫を低下させないためにはとても大切です。

 

  • 美容液などを取り入れた丁寧な保湿

日頃のスキンケアでは、乾燥して肌の生まれ変わりのターンオーバーを妨げないよう、充分な保湿を心掛けましょう。肌トラブルを未然に防ぐために、いつもの化粧水・乳液の手順に美容液などを取り入れて、しっかりと肌に浸透させることによって「肌免疫」を高め、ハリのある透明感が溢れる肌に導きます。

 

  • クレンジング・洗顔時の刺激に注意

クレンジングや洗顔を行うときに強く擦りすぎることも、柔い肌には刺激になってしまうため要注意です。

(4) バランスの良い食生活

食生活はとても大切で、胃腸の環境がよくなると肌免疫も安定して皮膚の状態も改善されます。バランスよく栄養を摂り、身体の内側から美しくなりましょう。肌免疫を高めるためには、以下の食材を摂るように心掛けましょう。

 

  • 抗酸化作用のあるカラフルな野菜(にんじん、小松菜など)

緑黄色野菜に含まれるβカロテンには皮膚や粘膜の免疫力をアップさせてくれると言われており、紫外線やストレスでダメージを受けてバリア機能が低下したお肌をサポートしてくれます。朝の野菜ジュースなどは手軽に摂れるためおすすめです。

 

  • 保湿力を高めるタンパク質(肉、魚、大豆など)

皮膚を形成する素であるタンパク質が不足すると、新陳代謝を妨げ肌を老化させて、たるみやくすみの原因に。同時に、肌のハリや弾力を保つコラーゲンの源でもあります。

 

  • ビタミンC(キウイ、いちご、みかんなど)

皮膚や粘膜を健康に保つために必要不可欠なのがビタミンC。コラーゲンの生成に必要不可欠で、肌のターンオーバーを整える作用があります。

部屋の中にいても焼けてしまうなんて驚き! 対処法としては、日焼け止めや毎日のスキンケアの外側からのケアと、食生活で気を付ける内側のケア、そしてカーテンや窓ガラスからガードして日差しに負けない美肌を手に入れましょう!(松本美保)

情報提供/SHISEIDO PR事務局

 

目から入る紫外線で肌が日焼けするって本当!?眼科医に噂の真相を直撃してみた