『ラブベリー』『Seventeen』とティーン誌での活躍を経て、現在は『CanCam』専属モデルとして大活躍中のモデル、坂田梨香子さん。天性のスタイルや可愛さを最大限に生かすためにしている、たゆまぬ努力が評判を呼び、2013年5月号でCanCam専属になってから今まで、1年目にしては異例とも言える数々の特集が組まれました。そんな坂田さんが、12月16日に記念すべき20歳を迎えました。さっそく、Woman Insight編集部は20歳記念インタビューを敢行しました!
Woman Insight編集部(以下、WI) さて、人生の節目である20歳となりますが、今どんな心境でしょうか?
坂田梨香子さん(以下、坂田) ……まったく実感がわかないんです(笑)。時の流れが速すぎてついていけなくて、自分の感覚としては16歳くらいでストップしてるんです。去年もおととしもあっというまに終わって……何も残せてないな、って気持ちになっちゃって。24時間じゃ足りないですね、1日48時間欲しいとまでは言わないですが、36時間くらい欲しいです(笑)。
WI 19歳を振り返ると、どんな1年でしたか?
坂田 来月の撮影で、『CanCam』に入って1年になるんです。『Seventeen』から『CanCam』に移るとき、これまで挑戦したことのないコンサバ雑誌に行くということで、いろいろな葛藤や戸惑いがあって、いろんな人に当たったこともありました。それに、『Seventeen』の頃の自分は、自分の中だけで決めつけた考え方をしていたり、自分の中でこれからどうしようって悶々としていた時期もあったり……。キャラも中途半端で、周りには可愛い子ばかりで、真剣に悩んでいました。けれど『CanCam』に来て、これまでの自分とはまったく違う部分で勝負して、それを受け入れてくれる場所ができたのが、今年1年で一番大きいことです。様々ないい影響を受けました!
WI 『CanCam』でのお仕事を通じて受けた影響や、感じたことを教えてください。
坂田 こういう表現の仕方があるんだ、服に対してこういう愛情のかけ方があるんだということを知ったり。あと、スタッフさんに女性の方がすごく多くて、仕事に真剣でいつも上を目指していて、女性ならではの視点が尖っているんです。撮影のときも、私自身でも気づいていない部分さえも計算されていたり、すごく仕事ができる人たちの中に入ったためか、すごくやりやすいんです。そして、モデルひとりひとりを、とてもちゃんと見てくれる。私の中身を知った上で、じゃあこんな企画をやってみようかって、大人と大人として、1対1で話せるようになりました。ティーン誌のときは、スタッフさんは大人で自分は子どもで、という感じだったんですが、少しずつ対等に話せるようになっている! って、感動しましたね。
WI ありがとうございます。さて、15歳で佐賀の親元を離れ上京してモデルの仕事を頑張りぬいている坂田さん。育ててくれたご家族に、何か思うことはありますか?
坂田 今、上京して5年目になるんですが、家族と離れてみて、家族の大切さがわかりました。まだまだずっと一緒にいられるって思っていたんですけど、お兄ちゃんの結婚式のときに、父や兄に久しぶりに会って「あっ、なんだか老けたな」って感じて、悲しくなっちゃって……。それから、あと何回会えるんだろう、何日会えるんだろうって思うようになったんです。今まで家族の前ではツンってしていたんですが、最近は「お父さん何食べたい?」とか、ちゃんと親孝行しようって思って(笑)! 特に、一人暮らしをはじめてから、これまでどれだけ甘えていたんだろうって思うようになりました。
WI そんな家族想いの坂田さん。成人式の着物も、家族が喜んでくれることを何よりの優先順位1位だったと伺いました。
坂田 そうです。誕生日もそうなんですが、成人式も「自分を祝うより、人に感謝する日だな」と思っているんです。お母さんにも「産んでくれてありがとう」って……なかなか言えないですけど、思っています。20歳になるまで、自分ひとりで育ってきたわけじゃない。最初の15年間は親がいろいろしてくれて、自分で生きているのは5年だけ。だから、母や家族が満足してくれるものを着たいなって思って、どれがいいか決めてもらいました。喜んでくれたんで、よかったなって。本当は母も前撮りに来て欲しかったんですが、やっぱり東京と佐賀で離れているので難しくて……。でも、成人式は佐賀に帰る予定です!
「人見知りなんです」と言いながらも、とにかく坂田さんは話す、話す、話す! 人見知りを隠すためと言いながらも、話のひとつひとつが面白く、どんどん引き込まれていきます。さて、今回は10代の振り返りを聞きましたが、次回は20歳の目標についてじっくりとうかがいます。(後藤香織)
次回はコチラ→ 坂田梨香子20歳。野望は「化粧品のCM」と「屋久島ひとり旅」!
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