素顔の山本美月~オープンオタクを目指した中高時代

CanCam専属モデルで、女優としても映画やドラマで活躍中の山本美月。愛らしい容貌に長い手足、ふんわりした雰囲気が人気の彼女。でも、彼女と仕事をした人間は、そんなふわっとした見た目とは違い、「いつも冷静」「頭が良い」「地に足がついている」など、知的であることに感心させられるそう。

彼女って、見た目が可愛すぎて、中身がさっぱりしすぎて、アニメとかのキーワードが目立ちすぎて、いくら色々なインタビューを読んでみても、いまいち人物像がイメージしづらい…?

山本美月と仲が良い人物はみんな、「深く付き合って、どういう子かわかってからのほうが、ますます好きになる」って言うんです。たぶんそこまで言わせる魅力って、「キュートな見た目でサバサバした性格」なんて単純な言葉で片付けられるものじゃない。私たちだって、山本美月が「どういう子」か知って、ますます好きになりたいっす! そんなわけで「山本美月の内面に近づく」インタビュー連載の開始です!

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Woman Insight編集部(以下、編集部):すっかりアニメ好きモデルとしても有名な山本さんですが、今でこそアニメって市民権を得ているというか、趣味のひとつとして広く認知されています。でも、それって本当にここ数年の話ですよね。山本さんが中学・高校時代の頃って、まだそんな雰囲気ではなかったのでは?

山本美月(以下、美月):そうですね、世の中の雰囲気としては一般的な趣味って感じではなかったかもしれないですね。

編集部:お友達はやっぱりアニメ好きな人が多かったんですか?

美月:いえ、アニメにそんなに興味がない女の子たちです。「美月はアニメが好きな人」っていう感じで見ててくれたと思います。

編集部:普通におしゃれや芸能人が好きで…っていう子たちですか? 中高生のときって、似たような属性の子たちでグループを作ることが多いと思うんですが、アニメ好きな子たちとグループにはならなかったんですね。

美月:そうですね。今でもみんなで集まってお誕生日会をしたりする、普通の女子大生です。その頃は一般的な趣味ではなかったけど、「誰に対しても堂々とアニメが好きって言いたかったし、そんな自分を認めてほしい」って気持ちがあったんです。だから友達も、アニメとは関係なく性格的に気が合う子と仲良くしていました。(アニメの良さが)わかってる人間だけでこそこそ楽しむのは甘えだ!みたいな(笑)。

編集部:でも当時はまだ多感な中高生ですし、それを公言してひかれたりしないかな?って不安はありませんでしたか?

美月:そこは、かなり努力しました(笑)。一生懸命ファッション誌を読んだり、当時の自分なりのおしゃれにも気を遣ったりして「ごくごく普通の女子中高生、でもアニメも好き」っていう「オープンオタク」になれるよう頑張ってました。「アニメを好きな美月」として付き合って欲しいなって。

編集部:アニメ以外のことに興味がなかったわけでもないんですよね。

美月:はい、かわいい雑貨とか、服とか、そういうものは普通に興味がありました。みんなに合わせるために無理やりってことはないです。

編集部:髪を染めたのも去年、CanCamの仕事で初だったそうですが、派手なタイプではなかったんですね。

美月:そうですね。母が髪を染めるのを嫌がってたし、今でも嫌がってるんですけど(笑)、かわいいもの、おしゃれなものが好きっていう気持ちはあっても、背伸びしたいと思ったことはなかったと思います。

編集部:中高生だと、一般的には友達より先に大人っぽいことをしたくなる時期ですが、そういう誘惑はなかったんですか?

美月:まったくなかったですね。その時目の前にあることに一生懸命でした。役者になりたいとは漠然と思っていたので、演劇部は頑張りましたね。でも芸能事務所に入るとか、そういうことまでは全く考えていなかったです。知識もなかったんだと思います。

編集部:今の事務所に入られたのも、スカウトでしたもんね。本当に高校生らしい高校生活を送っていたんですね。それって簡単なようで、いろいろな誘惑だったり、焦りがあったり、多感な中高生の時期にはなかなか難しいことだと思うんです。

美月:あ、私の性格に「人に流されない」っていうのもありました。いいのか悪いのかわからないんですけど。ときどき影響されなさすぎ…?と自分で思ったりもするんですけど(笑)。

編集部:「地に足がついている」って言われるのも、そんな面からかもしれませんね。ではそのお話は、次の回で掘り下げていきたいと思います!(安念美和子)

 

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