大人になると、とても悲しいことがあっても「他の人に見られたくない」とか「泣いても解決しない」など、つい涙を流すことを我慢してしまいますよね。きっと涙を我慢してしまう人は多いはず……ということで、今回は涙についての調査結果をご紹介。
メディプラス研究所・オフラボの調査結果から「泣かない都道府県」ランキングと「全国の男女は月に何回泣くのか」が判明しました。さっそくランキング結果から見ていきましょう。
■泣かない都道府県ランキング発表。九州男児は涙もろい!?
「泣くことはほとんどない」の回答(男女全体)を各都道府県別に集計し、泣かない県ランキングをまとめました。まずは、男性の泣かない都道府県ランキングから見ていきましょう。
<「ほぼ泣かない男性」が多い都道府県ランキング>
1位 三重県 57.59%
2位 愛知県 56.14%
3位 神奈川県 56.11%
4位 高知県 55.38%
5位 兵庫県 54.86%
泣かない男性が多い都道府県上位は、第1位三重県(57.59%)、第2位愛知県(56.14)%、第3位神奈川県(56.11)%という結果となりました! 最も泣かない三重県(57.59%)と最も泣く沖縄県(43.69%)は、その差約14%。かなり泣く人の度合いが異なっています。
また、このランキングから、意外にも亭主関白なイメージの九州男児が軒並み下位だったことが判明(41~45位に集中)。亭主関白は「昔のイメージ」なのかも?
つづいて、泣かない女性が多い都道府県ランキングの発表です。
<「ほぼ泣かない女性」が多い都道府県ランキング>
1位 和歌山県 30.13%
2位 福井県 29.58%
3位 福島県 29.34%
4位 岩手県 29.05%
5位 石川県 28.73%
第1位は和歌山県(30.13%)、第2位は福井県(29.58%)、第3位は福島県(29.34%)という結果でした。全体的に男性よりも「ほとんど泣かない人」の割合は少ないですね。
また、最も泣く県と最も泣かない県の差は、男性は約14%でしたが、女性は約7%。全体的に数値が低いこともありますが、男性よりも全国的に差があまり少ないようです。
次に、泣く方は「月に何回泣く」のか、全国の男女に聞いてみた結果をご紹介します!
■月に何回泣く?年齢・性別ごとの結果は……
まず1か月に「泣く回数」の平均について見てみましょう。
<男性が1か月に泣く回数>
月に1回も泣かない 52.5%
月1回程度 25.6%
月2回程度 8.1%
月3回程度 4.5%
月4回程度 3.0%
月5回程度 2.5%
月6回以上 3.8%
<女性が1か月に泣く回数>
月に1回も泣かない 26.7%
月1回程度 33.2%
月2回程度 14.2%
月3回程度 8.0%
月4回程度 4.8%
月5回程度 4.6%
月6回以上 8.6%
すると、男性の実に半数以上の52.5%が「月に1度も泣かない」と回答しました!
これは、女性26.7%の2倍近くという結果に。これには九州男児もびっくりしちゃいそうですね。
続いて、年齢別の泣く回数を見て見ましょう。
年齢層別の泣く回数では、働き盛りの30代から40代前半の男性が、月に「0.9回」ととりわけ泣かない傾向にあることが判明しました。女性は、全年齢層で月2回以上泣いていますが、やはり30歳前後から40代で最も低い「2.0回」でした。
大人になると、涙を流す機会が少なくなっている人が多いようです。ですが、「情動の涙(※)」が流れると、リラックス神経と呼ばれる副交感神経が優位になる=ストレスオフできる傾向にあることが、オフラボ顧問であり東邦大学名誉教授の有田秀穂氏の研究でわかっています。
※情動の涙とは:喜怒哀楽など心を揺さぶられる経験で、共感脳が激しく興奮したときに流れる涙
つまり、働き盛りでストレスを抱えがちな人たちこそ、涙を流して健康になるべきなのです。ただ、「仕事でミスをしたら涙を流そう」というわけではなく、趣味の時間の映画鑑賞・漫画・スポーツの大会で青春を満喫して、心を揺さぶり涙を流す、そんな活動をしてみてはいかがでしょうか。私のオススメはアイドルの中から推しを見つけることです! 曲のイントロで心を揺さぶられるようになりますよ♪ (かすみ まりな)
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