【あなたは「性格ブス」？悪いクセの直し方はこれ！】
自分の性格についてたしなめられたことが、誰しも一度くらいはあるはずですよね。
でも、どうすればそこを直せるのかまでは、なかなかわからないもの。もしかして、私って性格ブスなのかなぁ……と悩む前に、心理的に解決策を模索してみるのもひとつの手です。そこで今回は、どうすれば性格上の悪癖を直せるか、ご紹介いたします。
■空気が読めないあなたは……相手のリズムに同調させて好感度を高めて
誰かと話をしているとき、その場の雰囲気から状況を推察し、自分のすべきことや相手のして欲しいことに応えることが、一般に「空気を読む」とされています。
もしもあなたが、空気を読むのが苦手なら、「同調効果」を活用してみましょう。これは「ペーシング」とも言って、相手の動きやしぐさに自分を合わせるテクニックです。相手は同調されることで、何となく親しみやすい空気が流れていると感じ、安心感を覚えるのです。次第にあなた自身も、相手との間に流れる空気が読めるようになるはず。
■自己主張が強いあなたは……人と会う前に鏡で自分をチェック
自己主張が強い人は、一度語り始めるといつまでも自分の話に終始し、周囲に不快な感情を与えてしまいます。これは攻撃性と密接で、実はノルアドレナリンが心を興奮させているのです。場合によっては頭の回転をよくさせるので、言葉が次から次へと出てきます。
もしもあなたが自己主張の強いタイプなら、鏡をみるようにしてみましょう。人と会う前でもかまいませんし、会話中に少しコンパクトなどで確認するのもアリ。心理的に自分を客観視することができるようになり、ハッと我に返って冷静になれるはず。
■自虐的なあなたは……アゴを20度上げると自信が身につく
かつてカナダのある大学で、CGを使って顎を10度刻みで傾かせて、その変化による印象の違いを検証する実験が行われました。この実験によると、20度で非常に快活で好印象、30度で尊大な表情に見えるというデータが得られました。
この結果を踏まえて、自虐的な性格を指摘されるあなたの場合、少しだけ顎を上げるようにしてみましょう。周囲に対して快活に見えるうえに、自分にも自信がついて好感度も高まるでしょう。
■上から目線なあなたは……相手のメンツをつぶさずに反論を先送りすべし
人は誰しも反論されたり、上から目線でものを言われるのを好みません。自分ではそんなつもりではなくても、相手をバカにしているというメッセージを暗示してしまうのです。
もしもあなたが、上から目線に見られがちだと言うなら、言いたいことを先送りにしてみましょう。そんなときに便利なフレーズが、「少し様子を見ませんか？」です。これを心理学では「反論の先送り」といいます。相手の意見を肯定しつつも、先送りすることで角が立たず、円滑に事が運びやすくなるのです。
性格が悪いと指摘されたとしても、それは絶対的なものではありません。環境や文脈、人間関係といった要素が大きく絡んでくるからです。そこまで気に病むことはありませんよ。
ただ、そういった要素があるということは頭に入れておいても損ではありません。自分の性格を変える必要はありませんが、改善することでさまざまなものが見えてくるはずですから。（脇田尚揮）
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。
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