「好き」を仕事に輝く市岡麻美さんが芸能界を辞めた理由

生きているからには、好きなこと・やりたいことをやりきりたい。そう考えている方は少なくないはずです。自分の好きなことを持ってキラキラ活動している女性はどんなことを考えて生きているのでしょうか。

今回は、元モデルにして、現在は写真関連のITベンチャー企業に勤めながら、平日夜や休日の時間を使って、さまざまなプロジェクトを進めている市岡麻美さんにお話しを伺いました。女の子のためのかわいい写真のレシピサイト「Sweet Photo Kitchen」運営、夢を叶えたい女の子たちの集い「100人女子会」そして「StartUP!Girls」主催、さらにはフォトユニット「SHUTTER Lovers」の立ち上げなど、そのアクティブさはとどまるところを知りません!

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Woman Insight編集部(以下、WI) まず、以前は芸能活動をなさっていたとのことですが、そのときのお話を聞かせてください。

市岡麻美さん(以下、市岡) 小さい頃から「自分は有名人になるんだ」という気持ちがあり、中学1年生の頃から『ラブベリー』というティーン誌の専属モデルをしていました。けれど、ティーン誌を卒業して大人の雑誌でモデルを続けていくには、私は身長が155cmしかなくて、まったく身長が足りなかった。160cmないと、オーディションさえ受けられないんです。そこで芸能活動の中でも他の道を考えようと、身長が関係ない女優のレッスンも受けたのですが、私は演技にはモデルの仕事ほど自分の全力を傾けることができなかった。演技では「自分はオンリーワンの存在にはなれない」と実感したんです。

 

WI 本格的に芸能活動を終わりにしよう、と決意したのはいつですか?

市岡 大学3年生の就活の時期です。このまま大学を卒業して芸能活動をやり続けてもどうにもならなくなって「やめたい」と思ったそのときに、改めて就職をしようと思ってもなかなかできないだろうと。芸能活動を続けていく上で残された道だった「演技」に、そこまで熱中しきれていなかったこともあり、「芸能活動をやめる」ことを決断して、普通に就職をするなら今しかないと思ったんです。

 

WI そこで改めて、自分の人生を捧げられる「写真」関連の会社に勤めよう、と思われたのですね。

市岡 人生を注ぎきれるもので勝負したら、オンリーワンとなって成功していけるんじゃないかと考えました。私が好きで、人生のすべてを注げるものは、やっぱり「撮影」に関すること。私がモデル時代に撮影を通して感じた楽しさや幸せを、たくさんの人に伝えられるサービスをやっていけたら幸せだなって思ったんです。そのとき見つけたのが、今働いている「フォトクリエイト」。この会社では、さまざまなイベントにプロのカメラマンを手配して、後日ネットで販売するというサービスを提供しています。例えばスポーツ大会だと、一般の人が、まるでプロ選手のように格好良く撮ってもらえる。そのサービスには、プロの撮影体験をたくさんの人に届けて喜んでもらいたい、という私の想いと重なるところが多いので、ここで働いて勉強して、ゆくゆくは自分なりのサービスを考えていきたいなと思っています。

 

WI では、いつかは独立して自分の事業をやっていくのが夢ということですか?

市岡 そうですね。就職する前は、やりたいことが決まっているので、最初から就職しないで自分でやっていこうと思ったこともあったのですが、今はまだまだ今の会社で勉強していたいと思っています。でも、いつかはサービスのディレクターとしてやっていきたいですね。

 

WI ところで、モデルをしていた雑誌の編集部でライターとして働いたこともあるとお聞きしましたが、編集者になると考えたことはなかったのですか?

市岡 むしろ雑誌の編集部で働いたことで、「私は撮影が好きなんだ!」と実感できました。雑誌は写真とテキストでできていますが、テキストの部分に関しては写真ほど全力を注げなかったんです。それに、雑誌のモデルさんは誰が撮ってもかわいいし、素晴らしい撮影ができるチームがもうすでにいる。でも、私がやりたいことはプロのモデルさんだけじゃなくて、いま撮影の楽しさを知らない人に、撮影の楽しさを届けること。いろいろな人に、可愛く撮ってもらえるお姫様体験を提供したいんです。

 

WI 2014年はこんなことに挑戦していきたい! ということを教えてください。

市岡 「SHUTTER Lovers」と名付けたフォトユニットの立ち上げです。モデル時代に仲良くなったモデルの友達や、お世話になったカメラマンさんがいるんですが、モデルもカメラマンも、「仕事で撮る写真」と「自分たちが撮りたい写真」って、やっぱりちょっと違うんです。それぞれが、「表現したい!」という気持ちを叶えられる、撮りたい写真を思うままに撮れるラボのような場を作りたいと思ったんです。

 

WI 「自分たちが撮りたい写真」とは、どのような写真ですか?

市岡 とにかくかわいさ、楽しさを追求したもの。たとえば、ファッション誌ならもちろん服がきちんと映っていなきゃいけないから、どんなにかわいい雰囲気が作れても服が映らないとNGになってしまう。そういう、普段の仕事の中だとできないかわいい写真を撮っていきたいですね。

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SHUTTER LOVERS

WI フォトユニットの今後の展望はありますか?

市岡 まずはwebサイトの立ち上げですね。そして賛同してくれるコラボ企業を増やしたいなと思っています。例えばめがねメーカーとコラボして、めがねを使った可愛くて面白い写真を撮ったり、面白いオフィスを持っている企業のオフィスをお借りして撮影したり……夢は広がります。おしゃれなお店ともコラボしたくて、たとえば新装開店のアメリカンなバーガーショップが立ち上がったら、アメリカンガールなポップな格好でそこを撮影場所として使わせてもらったりできたら面白いな、と思っています。こっちも撮影できる場所は欲しいですし、使わせていただく代わりに、会社やお店のことをサイトやメンバーのブログで紹介することでお返しできればな、と思っています。

 

WI しかし、何よりこれらの活動を平日夜や休日だけでやっているのが驚きです! どんな時間管理術を使っているのですか?

市岡 いや、時間の管理は苦手なんです……(笑)。平日も、もっと仕事を効率よく終わらせて、自分の活動をする時間を作れるようになりたいのですが、もともとものごとをテキパキできるタイプでもないので、思ったより時間がかかってしまったり……それに仕事が終わると疲れちゃって何もできないので、とにかく休日に全力投球して自分の活動をしています。

 

WI 休日はどのように過ごしていますか?

市岡 遅くまで寝てしまうと、もったいないな……と後悔してしまうので、朝は遅くても8時や9時には起きて、3つくらい予定を入れています。早起きが苦手なのですが、予定を早めの時間に入れておくと、起きなきゃいけなくなるのでなんとか起きられます(笑)。あとはブログも土日に書き溜めておいて、予約投稿しておいたり……。忙しいですが、全部自分の人生を捧げてやりたいことなので、充実しています!

 

さて、そんな写真を中心とした幅広い活動を続けている市岡さんに、Woman Insightは「可愛い写真の撮り方」「おすすめカメラアプリ」「本気で夢を叶えたい女の子たちのコミュニティ、StartUP!Girlsについて」「夢に近づくための方法」など、多岐にわたるテーマについてお話を伺ってきました。それぞれについて、これから4回にわたりお伝えしていきます!(後藤香織)

次回はコチラ→ 市岡麻美さんに学ぶ「写真をかわいく撮る」「写真にかわいく写る」簡単なコツ

 

市岡麻美さんブログ「Sweet Photo Kitchen」→ http://asamiichioka.com/

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