問題集は問題を解くことが目的じゃありません【現役早大生・高折沙羅の自分に克つ勉強法】

■現役早大生の「自分に克つ勉強法」!問題集は問題を解くことが目的じゃありません


はじめまして。キャンパスクイーンの高折沙羅です。

高折沙羅(キャンパスクイーン)/早稲田大学4年 (ワセダコレクション2016出演)

大学受験の経験から、私なりの効果的な勉強方法を公開していきます。
受験生の皆さんはもちろん、様々な勉強方法に関して参考になればと思っています。

■問題集に取り組むときの注意点


問題集は、授業や参考書でインプットした知識をアウトプットするのに最適な教材です。しかし、ただむやみに問題集を解くだけではなんの意味もないんです! 問題を解いて丸付けをしただけで勉強した気になっている人はいませんか? そうやって時間を無駄にするくらいなら、寧ろやらない方がましと言っても過言ではありません。

では、問題集にはどのように取り組めば良いのでしょうか?
実は問題集に取り組む上で大切なことは、問題を解くこと自体ではなく問題を解いた後に間違いを分析することなのです!
間違えた問題から、どうして自分がその問題を間違えたのか、どこでつまずいたのか、どの知識が足りなかったのか、などをしっかり分析します。
そして間違えた原因不足していた知識、さらにそこから派生してプラスαの知識などをはっきりとした色のペンでノートに書き込みます。目立つように書き込むことで、自分自身に間違いの過程や不足していた知識を印象付けることができます。実際に私がやっていたことを、教科ごとに詳しく見ていきたいと思います。

■教科ごとの書き込みのポイント

〔数学〕


キャンパスクイーン,現役早大生,高折沙羅,勉強法

・計算ミスやケアレスミスの場合は、ミスした場所に「計算ミス!」「ケアレスミス!」と書き込む。

・公式を間違えた、もしくは忘れていた場合は、公式を書いて色のペンで囲む。

・解き方が間違っていた場合は、解き方を見分ける方法を分析し、「○○のときはこうやって解く」と書き込む。数学は基本的にパターンが決まっているので、アプローチ方法を見分ける力をつける。

・間違えた問題(計算ミスやケアレスミスは除く)にはマークを付けて置き、後日解き直す。

 

〔英語〕(文法問題)


キャンパスクイーン,現役早大生,高折沙羅,勉強法

・間違えた問題に関連する参考書の説明を見て改めて理解し、ポイントを書き込む。

・参考書を見てもわからない場合(例えば特別な用法を持つ単語など)、とにかく先生に聞きに行く。先生に「それは理屈じゃないから覚えなさい」と言われたら暗記するしかないけれど、やはり自分が納得できないとなかなか身につかない。

・プラスαの知識を書き出す。例えば、似ていて間違えそうな単語や熟語、用法など。

・英語の文法問題はだいたい出るものが決まっているので、設問者がどうひっかけようとしているかがだんだん見抜けるようになってくる。間違いを分析するときにひっかかりやすいものも一緒に整理しておくと、気づいた時には頭の中で分類されている。

 

〔世界史、日本史、地理など〕


・間違えた問題数から、自分の苦手分野を分析。その分野をもう一度参考書で強化する。

・世界史や日本史、地理などの科目は、わからない問題に時間をかけない。基本的に時間をかけて考えれば解けるというものではないので、わからなければ飛ばす。あまりにもわからない問題が多いときは、一問ずつを見て理解しながら進むのもあり。

 

 

このように、教科によって分析や書き込みの仕方が少し違ってきます。
しかし、どの教科であっても間違いを分析することで、ミスの傾向を知ることができます。
そして、次に同様の問題を解くときに間違えないようするにはどうすれば良いかを考えることで、自分のスキルアップに繋げられるのです。
つまり、問題集に取り組む目的は、問題を解くこと自体ではなく、自分の弱点や癖を知ることにあるのです!
もちろん私のやり方をそっくり真似する必要はありませんが、是非自分の苦手を分析するという意識を持って問題集に取り組んでみてください。

高折沙羅(キャンパスクイーン)/早稲田大学4年 (ワセダコレクション2016出演)

1995年12月14日生まれ21歳
早稲田大学4年生
ワセダコレクション2016出演
趣味は、メイク研究
特技は、京都弁・クラシックバレエ・短距離走
主な仕事は、AbemaTV「VS女子大生~バトルする女たち~」 等

【あわせて読みたい】

※約4割の高校生が「スマホで勉強している」と回答!その方法に母は驚愕…

※今年こそ英語を話せる女になる!先輩オススメの簡単勉強法

※私はこれで合格しました!最後の追い込みにベストな受験勉強とは

※ああ、あるある。受験生のリアルが詰まった「受験川柳」、身に覚えがありすぎる

※「教育の2020年問題」って?不安に思ってる学生はなんと7割以上!