梅雨時期の「なんかだるい…」を解消する、とても簡単な5つのこと

日本各地で続々と梅雨入りが発表されている今日この頃。実際雨が降っていない日でも、「そうか、今は梅雨なのか……」と思うだけでなんとなく憂鬱になってしまいますよね。

 

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実際、ウーマンウェルネス研究会の調査によると、約6割の人が梅雨の時期に体や精神面で不調を感じているとのこと。

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でも、なんだか「だるい」「体が重い」と感じていても、実際なんらかのリフレッシュ法を実践しているのは約2割。約8割の人は特に対策をしているわけではないため、だるさがなかなか解消できない……という現状になるようです。

本日は、産業医として働く人の健康を見守り続ける医学博士・健康アドバイザーの福田千晶先生が語る、【梅雨の時期の「なんかだるい」を解消するためにできる5つのこと】を、ご紹介します。

 

◆梅雨の時期の「なんかだるい」を解消する5つのポイント

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【1】朝時間の切り替えで快適な1日を


梅雨時期の6月には、1年で最も日が長くなる「夏至」が訪れます。
春の入口である3月と梅雨の入口の6月を比較すると、6月の日照時間は3月よりも約3時間長くなり、日の出の時刻も1時間半以上早くなります。
そのため、気象の変化に合わせて朝時間のリズムを切り替えることで過ごしやすくなります。
1日を「自律神経バランス」の観点から見ると、朝は「交感神経」を優位にしたほうがスムーズに仕事モードに入りやすいのですが、梅雨の時期は低気圧の影響でどうしても「副交感神経」が優位になりがち。
普段より10~15分早めに起きて、好きなアップテンポの音楽をかけたり、好きなテレビ番組を見ながら交感神経のスイッチを入れましょう。そして早く起きたぶん、余裕をもってメイクをしたり、天気予報に合わせて洋服選びをしたり、朝の身支度をゆっくりすることで、1日のスタートを気持ちよく始めましょう。

 

【2】「ぬるめの炭酸入浴」でだるさ・疲れ対策!


「だるい」「疲れがとれない」「体が重い」……そんな梅雨の悩みには「ぬるめの炭酸入浴」を取り入れましょう。
炭酸ガス入りの入浴剤を入れた38~40℃のお湯に、10~20分程度ゆっくりつかります。すると、炭酸ガスが末梢の血管を拡張して血流が良くなり、だるさや疲れなどの症状が和らぎます。

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また、体があたたまると副交感神経が優位になり、リラックスするため、憂うつな気分やいらいらの解消も期待できます。

 

【3】就寝前に目もとをあたため、快眠へ


就寝前に目もとをあたためると、リラックスして副交感神経が優位になり、質の高い睡眠が得やすくなります。乾いた熱に比べて、深く広くあたためることができるホットアイマスクや蒸しタオルを使いましょう。温度は、心地よさを感じやすい「約40℃」が最適です。

 

【4】色でリフレッシュ


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梅雨の時期は外出の機会が減り、自宅にいる時間が長くなりがちです。
リビングのカーテンやクッション、ベッドルームのシーツなど、目につきやすい場所や、面積の大きいファブリックの色を変えてみましょう。実は、この「色」、自律神経の働きを整えることに大きく役立つと言われています。
一般的に、赤やオレンジなどの明るく強さのある色は、交感神経を刺激して元気を与える効果があり、逆にブルーや黒などの落ち着いた色は、副交感神経を刺激して気持ちをしずめてくれる効果があります。
室内のインテリアだけでなく、毎日のファッション、ヘアメイク、ネイルなどにもカラーのパワーを取り入れ、自律神経の働きを整えてみましょう。

 

【5】外出時の持ち物を見直す


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何かと荷物が増えがちな梅雨の季節。折りたたみ傘、クーラー対策のストール、大きめのハンカチ……。そんな重いバッグを抱えて傘をさすことで、肩や腕への負担はいつもより増えてしまいます。
いつも自分がどのくらいの重さの荷物を持ち歩いているのか意識するためにも、一度体重計でバッグの重さをはかってみるのもいいでしょう。いつもなんとなく持ち歩いている財布や化粧ポーチなどの中身を見直し、バッグも軽い素材のものに変え、外出時の荷物を適正量に切り替えましょう。

これらのことに気を配るだけで、いつもの「なんかだるい」が解消できるかも。是非できることからトライしてみてくださいね。(後藤香織)

情報提供元/ウーマンウェルネス研究会

 

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