医師が教える正しいマスクの使い方
風邪やインフルエンザなどなど、さまざまな病気が気になる季節。
予防といえば「マスクをすること」……ですが、実は「つけていればOK」ではなく、間違ったつけ方をしていたら効果半減、ということ、ご存じですか?
さまざまなメディアで活躍する医師・大谷義夫先生に「正しいマスクのつけ方・間違ったマスクのつけ方」をうかがいました。
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Q.マスクをつけていれば風邪はうつりませんか?
つけ方が間違っていれば効果半減です!
アンケート結果によると、マスクは正しく使えていない人が7割を超えると言われています。
【間違ったマスクのつかい方】
×鼻を出している…これは論外です。
×2日以上同じマスクを使う…ウイルスがついているマスクを使っては無意味です。できれば外出ごとに取り換えるのが理想です。僕は診療日は1日に20枚くらいマスクを使います。
×顔との間に隙間ができている…ウイルスが侵入しやすくなってしまい、効果半減です。女性は小さいサイズのものを選んで、顔にしっかりフィットさせてください。
高いマスクを大事に使うよりは、安くてたくさん入っているマスクをどんどん使っていくほうが風邪予防効果は高いです。
正しいつけ方は…
1.まずは鼻部分のワイヤーを鼻にフィットさせる。
2.紐を両耳にかける。
3.マスクのプリーツをあご下までしっかり伸ばし、隙間をできるだけなくす。
です。
外すときは、マスクの表面をさわってしまいがちですが、表面にウイルスがついている可能性があります。片手で耳にかけている紐部分だけを持って外しましょう。
次回はコチラ→ 普通の風邪なら、病院に行く必要なし!医師が語るその理由【風邪Q&A】
池袋大谷クリニック 大谷義夫先生
医学博士、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本アレルギー学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医・指導医。日本一の呼吸器患者数を誇るクリニックの院長として知られ、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌への出演多数。
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