どんなに苦労して入った会社でも、ときに「辞めてやる~!」と思う瞬間が訪れるのが、世の常です。
あなたも一度は経験あるはず。みなさん、どんなときに「辞めてやる!」と思うのでしょうか?
▼「こんな会社辞めてやる!」と思ったことがある人=98.2%
「@type」など転職サイトを運営する会社のアンケートでは、こんな衝撃の事実が明らかに。
【Q:会社を辞めたいと思ったことはありますか?】
「はい」が98.2%! つまり働く人のほぼ全員が、一度は「辞めたい」と思ったことがあったのです。仕事ができるあの人もこの人も、経験あるのかも。なんだか急に身近に感じちゃいますね。
▼「会社を辞めたいと思った理由」ランキング。2位は「待遇が不満」、1位はやっぱり…
では、どんな瞬間に「辞めたい」と思ったのでしょうか? ランキングと、詳しいコメントを見てみましょう。
【Q:会社を辞めたいと思った理由は?】
◆第6位『他にやりたい仕事ができた』 5.4%
「社内都合で営業から人事へ異動したものの、やっぱり営業がやりたいと思った」(30代/女性)
「ルーティンワークだと成長できないと思い、キャリアアップを考えて辞めた」(40代/女性)
前向きな理由が6位にランクイン。寿退社も、ここに含んで良さそうですね。
◆第5位『仕事内容が合わなかった』 6.5%
「営業ノルマを達成しても全く達成感を感じず、これは向いていないな、と」(20代/男性)
「事務に転職したらルーティンワークすぎてすぐ飽きた」(20代/女性)
理由の5位は、仕事内容。仕事って、それが自分に向いているのかいないのか、やってみるまで分からないのが難儀ですよね。
◆第4位『社風が合わなかった』 8.9%
「成績が出せない社員は毎月呼び出されてこっぴどく怒鳴られる」(20代/女性)
「2時間以上早く出社して、部長・室長・専務などに全員が行列を作って挨拶する」(20代/女性)
「ある日突然、会社のトイレ以外の全部に何十台もの監視カメラが導入され、社長が一日中それを別室で見ている」(40代/女性)
こ、これは嫌だ……というコメントが並びました。最後の“監視カメラを導入した社長”は、「出張先でも海外でも見ている。社員同士が仲良くしているのをやっかんで、文句を言う」とのこと。もはや社風の問題ではないかも!?
◆第3位『突発的にショックなことがあった』 13.1%
「上司が、私と上司と社長しか知らないデリケートな話を社員全員の前で話してしまった」(30代/女性)
「上司と先輩がただならぬ関係を臭わせるような会話や行動をしていたとき」(30代/女性)
「インフルエンザにかかって休暇を相談したところ、事前に会社に言っていないからと断られた」(40代/女性)
仕事は楽しさばかりじゃない、とは言えど、こうした出来事があればやっぱりショックです。相手を信頼していればなおさら、もう辞めたいと考え始めてしまうかも。
◆第2位『待遇が不満だった』 19.0%
「社長の息子さんが某保険会社で働いていて、私が昇給したときに『息子の生命保険に入ってもらうために昇給したんだから』と言われた」(30代/男性)
「誰も成し得なかった営業実績をあげたにも関わらず、正当な評価がされなかった」(50代/男性)
「面接段階で残業の有無を聞いたら『人事だから現場のことはわからないの』とごまかされて、実際に入社してみたら当たり前のように徹夜があった!」(20代/女性)
2位は、待遇への不満。仕事の目的は人それぞれですが、成果に応じた報酬、最低限の環境は誰にとっても大事ですよね。理不尽な要求や不当な扱いを受けたとき、「辞めてやる!」と思う人は多い様子。
そしていよいよ、第1位。圧倒的多数が「辞めてやる!」と思った瞬間は、こちら。
◆第1位『人間関係が上手くいかなかった』 32.7%
「誰もいないところでニヤニヤしながらブスと言われたりした」(30代/女性)
「異性と話していると『付き合っている』『好意を持っている』と噂を流された」(30代/女性)
「家族経営の会社で、社長と事務長が口論になって、次の日には事務長がクビになっていた」(30代/女性)
「チーム全員が他の人の仕事の粗を見つけよう見つけようとしている様子に辟易した」(20代/女性)
一番多かった理由は、人間関係! 1日の大部分を一緒に過ごす職場の人間関係、そこに問題があるのは多くの人にとって耐えがたいもののようです。
いくつもの理由が積もり積もって「辞めてやる!」と思うケースも多いかも。あなたの「辞めてやる!」は、どんな瞬間でしたか?(豊島オリカ)
情報提供元:株式会社キャリアデザインセンター
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