働く女性の4割は「本当は専業主婦になりたい」明かされる本音と現実

働く女性が多い時代です。既婚・未婚に関わらず、職場で活躍する頼もしい女性の姿を目にする機会が増えています。

ソニー生命では、そんな働く女性約600名を対象に、「現在の生活や仕事についての本音」を調査。生活の満足度やキャリアに対する考え方など、外からでは分からないさまざまな“本音”が見えてきました。

 

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◆「バリキャリ」「管理職はイヤ」「専業主婦」…働く女性の揺れる本音とは?


アンケートでは、生活や仕事に関する次の5つの項目について、

(1)現在の生活に満足している
(2)女性が社会で働くには、不利な点が多い
(3)今後(も)バリバリとキャリアを積んでいきたい
(4)管理職への打診があれば、受けてみたい
(5)本当は専業主婦になりたい

それぞれ「非常にそう思う」「ややそう思う」「どちらともいえない」「あまりそう思わない」「全くそう思わない」の中から自分の感覚に最も近いものを選んでもらっています。

回答者は全て、働く女性たち。20歳〜69歳までと幅広い年代に調査を行いました。そして集計された結果が、こちら。

 

【生活や仕事に関する内容について(そう思うか、思わないか)】

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(1)現在の生活に満足している
「そう思う」39.0%
「そう思わない」34.1%

(2)女性が社会で働くには、不利な点が多い
「そう思う」79.5%
「そう思わない」4.7%

(3)今後(も)バリバリとキャリアを積んでいきたい
「そう思う」37.0%
「そう思わない」28.5%

(4)管理職への打診があれば、受けてみたい
「そう思う」19.8%
「そう思わない」54.4%

(5)本当は専業主婦になりたい
「そう思う」39.2%
「そう思わない」35.1%

 

まず根本的な【生活の満足度】については、「現在の生活に満足している」と答えた人が39.0%。「満足していない」と答えた34.1%よりもやや多い、4割近くの働く女性が生活に満足感を持っていることが分かります。

 

次に【働きやすさ】に関してですが、こちらは79.5%と、約8割の人が「女性が働くには不利な点が多い」と感じていることが分かりました。社会では女性進出の機会は増えているものの、働きづらさを抱える女性はまだまだたくさんいるようです。

 

【今後のキャリア】に関する質問には、37.0%が「バリバリキャリアを積んでいきたい」と回答。バリキャリ指向の割合が高い一方で、では実際に管理職への出世の打診が来たらどうしたいかと言えば、「受けたい」が19.8%、「受けたくない」が54.4%。出世の打診は受けたくない女性の方が圧倒的に多いという、ちょっとチグハグな結果になりました。

 

「バリバリ働きたいけれど、管理職になるのは抵抗がある」。これが現代の働く女性の傾向のようです。その背景には、8割近くが感じている【女性に不利な社会】の働きづらさが関係しているのかもしれません。

 

そして最も赤裸々な本音が明かされたのが、最後の設問。「本当は専業主婦になりたい」に「そう思う」と答えた割合は、39.2%。なんと4割に迫る勢いで、「専業主婦になりたいとは思わない」を上回っています。

働く女性の5人に2人は“専業主婦”願望を持っている。「えーっ何それ?」と思う人もいれば、「わかる……」と深く頷く人もいそうですね。この事実、あなたはどう受け止めますか?(豊島オリカ)

情報提供元:ソニー生命

 

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