結婚生活を想像した時、どんな生活が理想か考えたりしますよね。「お金持ちの男性と結婚して、自分は働かず家庭を守る専業主婦になりたい」や「結婚出産後もバリバリ働いて、夫と経済的にも家事的にも対等でいたい」など人それぞれだと思います。
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が全国の20〜50代の就業女性1,200人に「働く女性の暮らしとお金」について調査。ちなみに私は、学生の頃「お金持ちの男性と結婚して、仕事を趣味程度にしたい」と思ってました。ま、現実はお金持ちでもなかったし、バリバリ働いてますけどね(笑)。
◆「家事の分担は?」「夫にもっとやってほしい家事は?」働く女性に調査!
では、こんなことを望んでる男性は結婚相手としてアリかナシか見ていきましょう。
<妻には家庭を守って欲しい(専業主婦になって欲しい、共働きはNG)>
「アリ」48.3%
「ナシ」51.8%
真っ二つに意見が分かれました。「専業主婦になって欲しい」という男性って、ちょっと亭主関白なイメージがありませんか? 今の時代、共働きも多いし、専業主婦になって欲しいと言われるとなんだか家に縛り付けられるような感覚になるのは私だけかなぁ?
<妻にはアルバイト、パートをしながら家庭を支えて欲しい>
「アリ」81.1%
「ナシ」18.9%
不景気な時代だからこそ、妻にも収入があり、自分の負担を軽減したいと思う男性は多いと思います。妻側としては、専業主婦で家に引きこもるより、何かしら働いていれば、家事の分担を要求できるし、気分転換にもなりますよね。
<家事はきっちり分担し、お互いにフルタイムで家計を支えたい>
「アリ」72.5%
「ナシ」27.5%
「フルタイム」となると、家計を支える割合が多くなりますよね。その分家事を本当にしてくれればアリだと思うのですが……。結構きっちり半分にはならないんですよね。次の項目で詳しく見てみましょう。
<妻が家計を支え、家庭を守りたい(専業主“夫”志望)>
「アリ」24.5%
「ナシ」75.5%
2割強が「アリ」と答えました。この夫が専業主“夫”という友達がいるのですが、妻が外で働いているのでキラキラと若くいられています。が、家に遊びに行くと、ちょっとおかしな感覚になります。シャンパンを飲む際に、妻はシャンパングラスの在り処が分からず、夫がエプロンをして準備をしているという光景。家庭の在り方は十人十色ですが、この違和感に耐えられれば「アリ」だと思いました。
では先ほど出てきた「家事の分担」。既婚者に夫との家事労働分担を聞いてみたところ……。
「妻10:夫0」26.5%
「妻9〜8:夫1〜2」40.9%
「妻7〜6:夫3〜4」22.8%
「妻5:夫5」5.6%
「妻3〜4:夫7〜6」2.9%
「妻1〜2:夫9〜8」0.5%
「妻0:夫10」0.6%
理想は高いですが、現実問題こんなもんだと思います。「夫が全く家事をしない」家庭は26.5%、「夫がゴミ捨てやトイレ掃除くらいする」家庭は40.9%。この二つを合わせれば約7割近くの家庭が、夫はほぼ何もしない状態です。逆に理想的な「きっちり半分」は5.6%……。もうね、諦めるしかない!? ちなみに妻がフルタイム勤務でも「妻10:夫0」は21.7%もいるんです! これじゃ、不公平ですよね。
こんなこと期待してももうしょうがないのかもしれないけど、夫にもっと家庭で頑張って欲しいところも聞いてみました。
1位 「食事の片付け(流しに運ぶ、洗う、しまう)」
2位 「整理整頓(小物片付け、服や物を散らかさない)」
3位 「お風呂の準備(お風呂掃除、お湯張り)」
4位 「ゴミ出し(収集、分別、ゴミ捨て)」
5位 「居室の掃除(リビングの掃除機掛けなど)」
これ大人として最低限ですよね。食べたら片付けるんだし、服を脱いだら洗濯かごに入れるんだし、お風呂に入りたきゃお湯入れるんだし……。うちの子どもでもできていることが、なぜ夫になると出来なくなるのでしょう。一人暮らしをしていた経験があれば、これ全部自分でやってたハズなのにね。
ちなみにこれが子どもがいる世代になると、「子どもの世話」や「学校、園行事への参加」、「子どもの教育」、「子どもの送迎」などの項目も入っていきます。
最近では結婚しても働き続けることを希望する女性が増えてきたし、男性側も専業主婦ではなく共働きがありがたいと思っています。が、ふたを開けると、同じように働いても家事は女性が担うものが当たり前になっているのが現状です。うちもこの状態(涙)。これから結婚をする女性たちは、安易に「働きたい」と言わずに、きちんと働くには犠牲になるものがあることを考えパートナーへ告げることをオススメします! (あおいあん)
情報提供元:日本FP協会
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