WI ちなみに、ドラマ『男水！』の現場のムードメーカーはどなたでしょう？
宮崎 僕から言わせてもらえば……やっぱり廣瀬智紀でしょうね。
廣瀬 絶対違うでしょ（笑）。
宮崎 だって、キャストのみんなが注目していますから。智紀くんのところに自然と人が集まる……とかじゃなく、遠巻きでも常に、みんなが智紀くんの行動を見ているっていうか（笑）。みんなで並んでいても、やっぱり智紀くんに目がいくんです。
廣瀬 それ、いい意味で言ってないでしょ！（笑）
宮崎 だって本当に面白いんです！ こちらに向かって何か発信してくるわけじゃないのに、見ていて飽きない。智紀くんの一人遊びも楽しいですよ（笑）。たとえばさっきの取材でも、智紀くんがペンを持って紙にいきなり「榊」って書き出したんです。
廣瀬 ああ！ 書いた！ あれ見てたの？（笑）
宮崎 あえてツッコまなかった（笑）。その紙にもともと、松田凌くんが演じる「榊秀平」という名前が書いてあって、その「榊」という漢字を書いたことがなかったのかわからないですけど（隣りで、「そう！ よくわかったね！」と廣瀬さん）……智紀くん、急に書きだすからどうしたんだろう？って（笑）。
廣瀬 「榊」が目に入って、書いたことないけど書きたい漢字だなと、ふと思っちゃったんです。気にさせちゃってた？ ごめんね（笑）。
宮崎 こんな感じだから目が離せないんです（笑）。みんな、智紀くんのことそうやって見ていますよ（笑）。
WI 常に、何か行動を起こしていると確かに目が離せませんね（笑）。話は変わりますが、撮影中に“攻略したい人”がいたら教えてもらえませんか？
宮崎 僕は今回、安西慎太郎くんが初共演なんです。会ってすぐに仲良くなれましたが、すごく興味深い人です（笑）。周りのことをよく見ていて、いろいろ考えてくれているみたいですが……なんだか“ライオンみたいな人”だなって（笑）。役柄は近い関係なので、個人的にもっと掘り下げてみたいですね。
廣瀬 僕は、メインキャストで唯一初めて会った池岡亮介くんです。池岡くんの生態がまだ謎だから「どんな子なんだろう」と思っています。顔が可愛らしい雰囲気だから、性格もそういう感じかなって勝手な印象をもっていたけど、水泳が得意だと聞いたのでイメージと違うのかも？と。どんな芝居をするのかなという気持ちもあるので、撮影中、つい見ちゃいますね……ちょっと好きな感じかも。
宮崎 ……それ、文字だと書き方ひとつで、違った意味に取られちゃいますよ（笑）。
廣瀬 あ、違う違う（笑）。見た目は可愛らしいのに、芝居には熱を感じるっていう、そのギャップがいいなぁって。
宮崎 亮介は、演技に馬力がありますからね。
廣瀬 それもあって、“一虎”という役がすごくハマっている気がします。個性的な髪型も似合ってるし、会ったときから目を引く存在です。
宮崎 亮介は本当に面白いですよ。かなり変わっている性格で、若いですけど、中身はおじさんです（笑）。
WI 壮行会では、松田さんが、宮崎さんのボディも「作品の見どころのひとつ」と話していましたが、『男水！』キャストの中で「この人の体はかっこいい」と思う方はいらっしゃいますか？
廣瀬 でも、秋人の体はかっこいいなと思います。僕は、『弱虫ペダル』の舞台を一緒にやっていましたが、サイクルジャージを着ている姿を見て「かっこいいな」と思っていました。実は、そのときからけっこう見ていたんですよ（笑）。（隣りで照れながら爆笑する宮崎さん）肩幅もあるし、程よく筋肉もあって、そのときも“好き”だったんですけど……
宮崎 だから、言い方！（笑）
廣瀬 え、なんて言えばいいんだろう……“好み”？（笑）
宮崎 それだともっとややこしくなっちゃうから！（笑）
廣瀬 「うらやましいな～かっこいいな～」って、素直にそう思っています（笑）。他の舞台でも、体を見せる役のためにしっかり体を作り込んでくるので、すごいなって。秋人を見ていると「肉体ってこんなに変わるんだ」って思わされます。
宮崎 僕も自分でそう思います。
廣瀬 やっぱり！？ 自分の目に見えて体が変わってくると、体を鍛えるのが楽しくなってくるものなの？
宮崎 最初は辛いなって思うんですけど、体が変わるのを目で見てわかってからは楽しくなったかも。変化が自分でわかるとモチベーションにも影響してきますね。芝居って、「上手くなってるな」とか、わからないじゃないですか（笑）。周りから褒められたとしても、自分でそう思っていないと納得できないところがあるし。でも筋肉は、鍛える前と比べれば明らかに違うことがわかるから楽しいし、やりがいもありますね。
WI 撮影で泳いでいると、さらに体が絞られていきそうですよね。では最後に、ドラマ＆舞台が連動した『男水！』プロジェクトを通して、どんなメッセージを伝えていきたいですか？
廣瀬 ドラマと舞台を連動させた大きなプロジェクトに携われて光栄ですし、いま抱いている感謝の気持ちを返していく方法は芝居でしかないので、自分たちができることを極限まで、突き進むこと。それに尽きます。松田凌を筆頭に、舞台を中心に活動してきた自分たちだからこそできる作品作りを心がけていきたいと思っています。
ドラマ『男水！』は、1月21日（土）スタート！ 実力と個性を兼ね備えたイケメンたちによる青春の瞬間をぜひお見逃しなく！（さとう のりこ）
【インタビュー前編】ドラマ『男水！』撮影の合宿所生活は、まさに「修学旅行の夜」
『男水！』
地上波ドラマ2017年1月21日（土）～毎週土曜深夜（24：55～）放送！／舞台は［東京公演］5月11日（木）～21日（日）＠シアター1010、［大阪公演］5月25日（木）～28日（日）＠森ノ宮ピロティホール
http://www.ntv.co.jp/dansui/
［キャスト］松田凌、宮崎秋人、安西慎太郎
赤澤燈、佐藤永典、小澤廉、黒羽麻璃央、池岡亮介、神永圭佑
齊藤教兵、奈須田雄大、津嘉山寿穂、櫻井圭佑、上村海成、大浦龍宇一、モロ師岡 ／ 廣瀬智紀
■原作：男水！（木内たつや／白泉社『花とゆめ』）
■脚本：吉田恵里香
■監督：松永洋一
■放送：日本テレビ ほか
■企画制作：日本テレビ
■制作プロダクション：ポリゴンマジック／日テレアックスオン
■製作：男水！製作委員会
(C)男水！製作委員会
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