離婚はたった紙切れ1枚で出来てしまいますが、離婚に至るまでの心労や、お金の問題など大変なことが山積みですよね。しかもそこに、子どもがいたとしたら養育費や生活費などもっと大揉めですよね。
株式会社リングオフが10~60代のシングルマザーを対象に「離婚後の生活に関するアンケート」を調査。小さな子どもを持つ親としては気になる結果に。
まずは母子家庭で一番大変だと思うことを聞いてみました。
1位 「生活費」44%
2位 「子どものこと」36%
3位 「仕事」9%
4位 「自分の精神的な部分」7%
5位 「老後の心配」4%
約4割が「生活費」と「子どものこと」が大変だと答えました。シングルマザーになれば、仕事をしながら子どもの面倒を見ていかなくてはなりません。子どもがいる以上、残業や副業などする時間もありませんよね。そうなると、ひとりで子どもの人数分を稼がなくてはならないのは大変なこと。
では離婚の際に、教育費をもらう約束を交わしているのでしょうか?
「もらっている」26%
「もらっていない」54%
「途中で支払われなくなった」20%
なんと教育費をもらっている人は26%しかいない! 約半数が「もらっていない」、そして「途中で支払われなくなった」人は2割に。約7割の人が教育費がない状態でシングルマザーとして生活していることに。
では、教育費をもらわないのにはどんな理由があるのでしょうか?
1位 「元夫に経済力がない」39%
2位 「元夫と関わりたくない」34%
3位 「請求の仕方を知らずに流されてしまった」14%
4位 「子供に会わせたくない」13%
1位の「経済力がない」は、これ以上どうしようもないですよね。経済力がないことも離婚理由のひとつってこともありますもんね。私の友達も年末駆け込み離婚をしましたが、離婚理由がやはりお金のことで、教育費なしのシングルマザーになりました。
2位の「関わりたくない」は、離婚をするぐらいだから当たり前の感情ですよね。教育費をもらってしまえば、そのための連絡や子どもに会わせろなど、元夫の要望も多少なりとも聞き入れなきゃならなくなりますよね。
3位の「請求の仕方を知らなかった」は、離婚の準備が足りなかったのでしょう。子どもが働くまでは親がお金を稼いで払わなくてはならないのは確実です。知らなかったでは済まないくらいの金額が待っています。
4位は「子どもに会わせたくない」でした。これも2位と同じ、元夫を拒否している感情ですよね。
「途中で支払われなくなった」理由についても見てみましょう。
1位 「理由はわからないが、公正証書を交わしておらず何も言えない」48%
2位 「元夫の住所など変えられて逃げられた」26%
3位 「元夫の生活環境が変わり払えないと言われた」26%
1位は元夫の拒否により、教育費をもらえない状態。離婚の際に公正証書を作成しないと、法的手段を取ることもできず、泣き寝入りすることに。
2位もよく聞く話ですよね。教育費の支払い義務から逃げる元夫。責任感のなさに腹が立ちますね。
3位も身勝手な理由です。よくあるのは、元夫が再婚し子どもが生まれるからなどを聞きます。じゃあ、こっちの子どもはアナタの子どもではないの?と呆れてしまいそう……。
できれば離婚はしたくないですよね。でも夫婦のいざこざを子どもに見せてしまったり、金銭的に一緒にはいられなかったり、離婚を選択する理由は様々です。でもシングルマザーとして生きて行く覚悟をした以上、子どもにかわいそうな思いをさせないよう、幸せにしてあげるのが親の務めだと思います。もし教育費が欲しいのなら、きちんと公正証書を作成し、父親としての義務を果たさせましょう。そこをきちんと管理するのも母親としての務めかもしれませんね。(あおいあん)
情報提供元:株式会社リングオフ
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