●自分好みの具で自由ににぎろう!「おにぎりは小宇宙弁当」
人の手で直接にぎったおにぎりこそが美味しいし、それこそがおにぎりの醍醐味。
自分でにぎるときこそ、いろんな具にチャレンジできるので、具を混ぜ込んだり、のり以外のもので巻くと目先もぐっと変わります。
こちらは、『じぶん弁当』を参考に、実際に作ってみました。「ごま油にぎり」は、水と塩をつけた手でにぎったあと、手のひらに薄~くごま油をのばして、おにぎりにごま由をまとわせるようににぎります。もうひとつは「レモン鮭しそ巻きにぎり」。ほぐした鮭とレモン汁を混ぜ込んでにぎって、しそ2枚ではさむだけ。
そして、ナンプラー&にんにくで炒めた鶏そぼろとパクチーを混ぜ込んだ「そぼろパクチーにぎり」は、珍しいエスニックなおにぎり。これがまた絶品!
いずれも、ちょっとした特別感あるおにぎりです。大人になってからラップでおにぎりを作ることが多ったので、ひさしぶりに素手でおにぎりをにぎりましたが……やっぱり美味しい!
●断面の美しさがポイントです!「サンドイッチ弁当」
サンドイッチは断面が美しいのがいちばん。シンプルにひとつの具をはさむのもよし、カラフルな食材がグラデーションになっているのもいいですよね。
サンドイッチ弁当のポイントは「水け対策」。パンが水分をぶよぶよサンドイッチほど悲しいものはありません……。できるだけ野菜の水分を抑え、(1)バターかマヨネーズをパンの端まできっちり塗る(油分で膜を作る)、(2)ハムがチーズなど水分をはじくもので野菜サンドをすると軽減できます。
具材はもちろんですが、食パン以外で作るのも特別感が出ます。ぜひ!
●アジア旅行の気分になれる「異国の香り弁当」
スパイスやハーブをふんだんに使ったアジア料理。肉や野菜+炭水化物が一皿におさめられていることが多く、現地の人たちがお昼ごはんとしてわしわし食べているその料理を、ツレヅレさんが上手に再現してくれています。
ただし、エスニックな香りがただようのが難点。会社で食べにくいなら、公園など青空ランチはいかがでしょう? いやむしろ、青空の下で食べたいランチかも。この弁当で旅行気分も味わえます(食べていると旅行に出かけたくなる味なのが困ってしまいますが)。
多少手間はかかるものの、多めに作っておき、すぐに食べない分は小分けして冷凍も可能。電子レンジで温めて、すぐにアジアの旅に出かけた気分になれるのはお得です。
GWもいよいよ本番。旅行の予定がない人は、こんな弁当を片手にお出かけしてみませんか? いつもの公園も、ちょっと違う雰囲気で楽しめるかもしれませんよ。(さとうのりこ)
『ツレヅレハナコのじぶん弁当』ツレヅレハナコ著
(小学館)¥1,100+税
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