CanCam新編集長が考える、「雑誌だからこそできること」【編集長インタビュー】

WI お話を伺っていて思ったのですが、塩谷さん、「人」がお好きですか?

塩谷 そうですね……、たしかに! 私のキーワードは「人」かもしれません。『CanCam』を見て買った服を着た読者のみんなが、少しでも多くの女の子が、楽しい毎日を送ってほしいなあとか、メイクの仕方を見てすごくきれいになって彼氏にほめてもらえたらいいなあとか、ハッピーな人生を送ってほしいなって思うんです。つくるものの先にいる人たちが好きというか、みんなが少しでも幸せになれるようなファッションやビューティ、ライフスタイル、エンタメといったコンテンツを提案していきたい。だから、今いちばん楽しいのは、読者の声に触れているとき。アンケートのハガキを見ることもそうだし、Twitterで『CanCam』を検索して、「(載っていたものが)ほしい」とか「(載っていたものを)買った」とか、「(載っていた)お店へ行ったら良かった」とか書いてもらっているのを読んでいるとき。それを見ているだけで「よかったな」と思えます。

 

WI つくったものに対してのうれしい反応があると、頑張ろうって思えますよね。

塩谷 そういえば私、思い返すと、就職活動のとき「私は人が好きです」って言ってました(笑)。しかも、「人が読んで楽しくなるような本をつくりたい」って言っていました。良かった、軸ぶれてないですね。人が好きというか、人に興味があるんです。カバンの中身見せてもらう企画とか大好き! なぜそのものが入っているのか、その理由や背景にあることを聞くのが、現場にいるとき楽しかった。そういうことにこそやっぱり企画のヒントがあると思うので、これからも深掘りしていきたいですね。それを突き詰めた結果が流行になると思うし、だからこれからもたくさんの人に会いたいです!

 

「人が好き」とはにかんで答える塩谷さんとお話していて、これからの『CanCam』ますます楽しみになりました! (鈴木 梢)

 

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