【1】基本中の基本「太陽を浴びる」&「朝ごはんを食べる」
眠っているときは、リラックスして体の疲れを回復させる自律神経、「副交感神経」が優位になっている状態です。その状態を、体を活発に活動させるときに働く「交感神経」を優位にさせるのが、スパッと起きあがれる秘訣。
交感神経を優位にする上で、何より重要なのは「太陽の光を浴びる」こと。朝目が覚めたら、まずSNSをチェック……という方も多いかと思いますが、スマートフォンの明かりを見る前に太陽の光を見ましょう! これだけでもだいぶ変わります。
そして朝ごはんをきっちり食べることで自律神経がさらに整ってきます。このふたつは欠かさず行いましょう。
【2】「楽しい♪」をオンにするものを用意しておく
……とは言っても、その「体を起こしてカーテンを開ける」のがキツイんです! という方がきっと多くこの記事を読んでいるのではないかと思います。そんなときは、「朝目覚めるのが楽しくなるプチご褒美」を用意してみると、朝起きるのが楽しくなります。
例えば美味しいパンを用意しておいたり、大好きなコーヒー店の豆を買ってみたり……。
西口さんが過去にお客様から聞いた話では、「ホームベーカリーで焼けるパンの匂いで自然と目覚める」という方もいたとか。焼きたてパンの匂いが部屋にただよっていたら、自然と起きてしまいそうです!
【3】「毎日同じ時間に起きる」を2週間徹底!
「平日は朝6時に起きているけど、土日はつい眠くて10時くらいまで寝てしまう……」という人は多いのではないでしょうか。しかし、起床時刻をバラバラにすると、尚のこと朝起きるのがきつくなっていく悪循環に……。
まず2週間だけでもいいので、頑張って平日と休日で同じ時間に起きましょう。2週間同じ時刻の起床を続けることで、体がその時間に起きるのが習慣となり、自然と目覚められるようになっていきます。
また、決まった「この時間に起きるべき」という時間はありません。早起きが好きなら毎日6時起床、夜型の人は毎日10時起床など、自分が目覚めやすい時間でまったく問題なし。「何時でもいいので、同じ時間に毎日起きる」ことを意識すると、朝の目覚めが次第にラクになっていきます。
【4】どうしても眠かったら、「二度寝」より「昼寝」すべし!
「うとうと二度寝」はとっても気持ちいいものですが……二度寝は「起きる時間のリズム」を乱してしまう天敵。一度目を覚ましたら二度寝は厳禁です。とにかく起きあがりましょう。
それでもどうしても眠いときにおすすめしたいのは、15~30分程度のお昼寝。
横になれるスペースがある人は横になってもいいですし、座って目を閉じているだけでも疲れはとれるもの。お昼寝の前にコーヒーなどでカフェインを摂取しておくと、ちょうど起きる時間くらいにカフェインが効いてきて目覚めやすくなります。
しかし、そもそも「朝起きる方法」だけをいくら頑張ったところで、「夜しっかり眠る」を実践していなければ、付け焼刃になってしまい、ただただ体がつらくなってしまうもの。「朝起きる」と「夜眠る」は、当たり前ですが密接に結びついています。
というわけで、12月3日に、後編「スマホを見るなと言われたら、じゃあいったいどうすれば? 眠れない夜にしっかり眠る方法」をご紹介します。お楽しみに!(後藤香織)
ねむりラボ 公式webサイト http://nemuri-lab.jp/
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