如来、菩薩、明王…違いをご存知ですか?仏像基礎知識の基本の「き」

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最初の仏像「釈迦如来像」

世界初の仏像は、紀元1世紀、インドでつくられた釈迦如来像と言われています。仏教の祖でもある釈迦の姿を像に写したもの。お釈迦様の姿を崇め、その信仰を深めるためにつくられたものなのです。

仏像制作は、釈迦の入滅から500年後

仏像の制作は、釈迦入滅から500年もあと。これは、お釈迦様があまりに偉大だったため、おそれ多くて像になどできなかったと考えられています。500年の間は、お釈迦様の足を象った「仏足石(ぶっそくせき)」や武具の「法輪(ほうりん)」、釈迦誕生のシンボル「蓮の花」を崇めていたそう。

仏像の素材は大きく5種類

素材は、金属、漆、木、石、土と大きく5種類あります。飛鳥・奈良時代は金属製の仏像が盛んでしたが、高度な技術と多くの費用が必要なため、平安時代になると素材は木に代わっていきました。さらに、木像もクス、カヤからヒノキにと、素材から仏像の背景を想像することもできるのだそう。

知っていると「なるほど」と思うことがたくさんある仏像のこと。これらを覚えておくと、見仏の旅がもっと楽しくなりそうですよね。(さとうのりこ)

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『和樂』2015年11月号表紙

『和樂』2015年11月号(小学館)

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