お付き合いを続けていると、お互いの気持ちが落ち着いてくることもよくある事。その中でも恋人に対して「ドキドキしなくなった」「些細なことでもイライラするようになった」などの気持ちの変化があった人は、もしかして倦怠期を迎えているかも?

今回は株式会社アイベックが男女200人に行った調査をもとに「倦怠期」について見ていきます。
倦怠期っていつ来た?
まずはじめに、倦怠期を経験したことがある成人男女200人に、倦怠期が訪れた時期を尋ねてみました。
結果を見てみると、交際してから6ヶ月〜1年頃に倦怠期を迎えているカップルが多いことがわかります。
交際期間が長くなるにつれ、2人の関係は安定してくるもの。気楽に一緒にいられるようになるメリットはありつつ、相手に慣れれば飽きを感じやすくなります。恋心が落ち着いてくると、倦怠期を迎えやすくなるのかもしれません。
倦怠期に気が付いた瞬間は? 倦怠期カップルの3つの特徴
続いては倦怠期に気が付いた瞬間について聞いてみました。
最も回答が集まったのは、「一緒にいてつまらなくなったとき」。次いで、「相手に対して不満を感じたとき」「連絡や会う頻度が減ったとき」の順番となりました。
人それぞれ理由はあると思いますが、今回はこの三つに特にフォーカスし特徴をまとめてみました↓
1,一緒にいてもつまらない
倦怠期カップルの多くは、「一緒にいてもつまらない」と感じるようです。付き合いが長くなり、相手の行動や考え方がわかるようになると、だんだん新鮮さはなくなるもの。
恋人への興味や関心が薄れてしまうと、一緒にいる時間を楽しめなくなりがちです。2人でいても会話が続かなかったり、スマホばかり見たりしている状態なら、倦怠期のサインかも?
2,相手に対して不満を感じる
彼氏・彼女に対して不満を感じる倦怠期カップルは、少なくありません。2人の関係が落ち着いてくると、相手の嫌な部分が気になりはじめることがあります。
恋人の欠点を見つけるたび、「こんな人だったんだ」と理想とのギャップに幻滅してしまう状態であれば、倦怠期に突入している可能性があります。
また、些細なことにイライラし、喧嘩や言い合いが増えている人も要注意! 恋人の嫌な部分ばかりが目につくようになったら、倦怠期を迎えている可能性が高いです。
3.連絡や会う頻度が減る

倦怠期に突入したカップルは、連絡や会う頻度が減る傾向があります。交際期間が長くなると、恋人とのLINE・通話が面倒くさく感じることも…。
以前は少しの時間でも会おうとしていたのに、パートナーよりも自分の趣味や友達との時間を優先するようになると、それが倦怠期の入り口なんてこともあるでしょう。2人の関係が安定して無理をしなくなるのはいいことですが、相手とのコミュニケーションを面倒に感じるのなら注意が必要です。
何がキッカケ? 倦怠期が訪れる原因3選
続いては、倦怠期が訪れる主な原因を3つ紹介します。自分たちに当てはまるものはないか、ぜひ確認してみてください。
1.一緒にいるのが当たり前になる
倦怠期が訪れるのは、パートナーの存在が当たり前になってしまうのが大きな原因です。付き合いはじめの頃は会えることが楽しみで、一緒にいられるだけで幸せを実感できるでしょう。
しかし、交際期間が長くなると、徐々に相手との時間が特別なものではなくなってきます。とくに頻繁に会っていたり、同棲していたりするカップルは、デートがパターン化して新鮮味が失われがち。一緒にいることが当たり前になると、倦怠期が訪れやすくなります。
2.見た目に気を遣わなくなる
見た目に気を遣わなくなることも、倦怠期が訪れる原因のひとつ。交際当初は「相手によく見られたい」という気持ちから、身だしなみを整えたりおしゃれをしたりする人が多いでしょう。
しかし、2人の関係が落ち着いてくると、見た目に気を遣わなくなることが少なくありません。その結果、異性としての魅力を感じにくくなり、恋愛のときめきが薄れてしまうことも…。
3.コミュニケーション不足
倦怠期が訪れる原因として、恋人とのコミュニケーション不足も挙げられます。2人の関係が深まると、「言わなくてもわかるだろう」という気持ちから言葉で伝え合う機会が減りがち。自分の想いを心に秘めたままでいると、誤解が生じやすくなります。
お互いの気持ちがすれ違えば、一緒にいる時間が楽しくなくなってしまうでしょう。だからこそ、会話が減ることで、心の距離が開き倦怠期の原因になることがあるのです。
倦怠期を乗り越えられるカップルは約〇割。
倦怠期を経験したことがある成人男女200人に、倦怠期を乗り越えられたか尋ねたところ、「はい」と回答した人は5割強でした。
半数以上のカップルが乗り越えていることから、倦怠期が必ずしも交際の終わりを意味するものではないことがよくわかります。むしろ2人の絆を深めるいいきっかけになる場合もありそうです!
しかしその一方で、倦怠期を乗り越えられなかったカップルが半数近くいるのも事実。価値観のズレが解消できなかったり、関係を改善するための努力を怠ったりすると、別れにつながる可能性があります。
倦怠期、どうやって乗り越えたらいいの?
そうはいっても、倦怠期の乗り越え方に戸惑っている人も多いはず。そこで、倦怠期を乗り越えたことがある成人男女105人に、どのようにして乗り越えたのか、その方法を聞いてみました。
最も多い回答は「愛情表現をしたり感謝の気持ちを伝えたりした」でした。2人の間に流れる不穏な空気を払拭するには、何かしらのアクションが必要です。
ここからはアンケート結果をもとに、倦怠期の乗り越え方を紹介します。
1.愛情表現をしたり感謝の気持ちを伝えたりする
倦怠期が訪れると、恋人に素直な気持ちを言葉にできなくなることがあります。しかし、愛情表現や会話を避けてしまえば、別れにつながるかもしれません。
倦怠期を乗り越えるには、「好き」「ありがとう」とストレートな言葉で伝えたり、相手のいいところを褒めたりしてみるのがオススメ◎
また、言葉だけでなく、行動で愛情を示してみるのも良いかもしれません。サプライズでプレゼントを贈る・日頃の感謝の気持ちを手紙に書いて渡すなど、相手が自分にとって大切な存在であることを伝えてみてくださいね。
2.付き合いたての頃を思い出すようにする
倦怠期を乗り越えるには、付き合いたての頃を思い出すのが効果的。初デートの場所に出かけたり、2人で撮った写真を一緒に見ながら思い出を語り合ったりしてみてはいかが…?
好きになったときや付き合ったときの気持ちを振り返ることが、倦怠期を乗り越えるきっかけになる場合があります。交際当初を思い出すことでお互いの魅力を再確認でき、恋愛のときめきが戻ってくるかもしれません。
3.話し合いをする
相手に対して不満を感じているときは、2人でじっくり話し合ってみましょう。モヤモヤした気持ちを抱えたままでは、倦怠期を乗り越えることはできません。
ただし、感情的になってしまうと、喧嘩に発展して関係が悪化する可能性があります。話し合いをする際は、お互いの気持ちや考えを冷静に伝えることが大切です。特に、落ち着いて本音で向き合うと、すれ違いの原因や解決策を見つけやすくなるでしょう。
4.一定の期間、距離を置く
倦怠期を脱却するには、思い切って一定の期間、恋人と距離を置くのがおすすめです。意図的に離れることで、自分の気持ちを整理したり、2人の関係を客観的に見つめ直したりできます。
距離を置くことで、パートナーの魅力や大切さを改めて実感し、恋愛感情が戻ってくる可能性があります。ただし、離れている期間が長すぎると、そのまま自然消滅してしまうことがあるので要注意。距離を置く際は、必ず2人で期限を決めておきましょう。
5.自分磨きに励む
倦怠期を乗り越えるには、自分磨きをするのも効果的な方法のひとつです。パートナーにだらしない姿を見せてしまっているのなら、まずは身だしなみを意識することからはじめてみてください。
男性は無精ひげを整えたり、女性はメイクをしてみたりと、外見に気を遣いましょう。またヘアスタイルや服装を変えてイメチェンするのもおすすめです。
そして外見だけでなく、内面を磨くことも怠ってはいけません。新しい知識を習得する・料理の腕を磨くなど、自分をアップデートしてみてください。魅力を高めていい変化を恋人に見せることが、倦怠期を抜け出すきっかけに繋がるかもしれません。
倦怠期中にやってはいけないことはなに?
最後に倦怠期を乗り越えられた成人男女に、倦怠期中に一番やってはいけないことを聞いたところ、以下のような回答が寄せられました。
- 「前はもっと可愛かったのに」「痩せていたのに」と過去と比較すること(男性)
- 自分の考えを押しつけて、相手を悲しませるような態度をとること(男性)
- 自分は悪くなくて相手のせいだと決めつけること(女性)
- 理由も言わずに距離をとり、相手ばかりを責めること(女性)
今回のアンケートでは、恋人に対する否定的な言動は避けるべきという意見が多くありました。
倦怠期に入ると、相手の欠点が目についてイライラすることが少なくありません。しかし、負の感情を一方的に言葉や態度に出すと、2人の関係を悪化させてしまうかも。
とくに「前はもっと〇〇だったのに」と過去と比べたり、理由を言わずに距離を置いたりすると恋人を傷つける可能性が高いです。関係の修復が難しくなってしまうため、倦怠期中も相手への思いやりを忘れないようにしましょう。
倦怠期はそのまま放っておくと、喧嘩別れや自然消滅に繋がってしまう可能性がある時期です。だからこそ、二人ともが歩み寄りの姿勢を持つことが大切なのかもしれません。皆さんが倦怠期を乗り越えて、より絆を深められることを願っています! (おだかれん)



