パートナーの趣味、どこまで許せるか問題。3割の女性が「正直、自分より趣味優先はいや!」

突然ですが、パートナーの趣味活動、どこまで許容できますか? ドルオタ、二次オタ、鉄オタ…いまやみんな何かしらの「オタク」で当たり前。いろんな趣味に没頭している人が多い今ですが、そんなパートナーの趣味、ぶっちゃけどこまで許せますか? そして、譲れないラインはどこですか? 趣味活動を充実させるには、遠征に行ったり、グッズや最新作を買ったり、なにかとお金も時間もかかるもの。

恋人に対し、「電話したいのに、いつも彼がゲーム仲間とゲームしてる」「地元仲間とツーリング行き過ぎ」などなど、もっと自分に時間を使ってほしいのに…と思っちゃうこともありますよね。

今回は、株式会社オミカレによる「趣味・推し活」に関する調査から、今どきの男女の趣味・推し活に使う費用や頻度、そしてパートナーの趣味・推し活への許容について徹底分析しちゃいます! みんなの「許容範囲」を知って、パートナーへ、またはパートナーからのモヤモヤ解決に役立ててみてくださいね♡

パートナーの趣味・推し活費用は「自分と同額程度」なら許せる

まず、今回の調査からは結婚やまじめな恋愛に意欲的な人の85%が「趣味がある、もしくは推しがいる」ことがわかっています。「趣味がある、もしくは推しがいる」と回答した人に、趣味・推し活に使う1ヵ月あたりの平均費用を聞いてみたところ、ボリュームゾーンは男女共に「5,000円~2万円」程度。

しかし、なんと、女性に比べ男性の方が、趣味に1ヵ月あたり2万円以上使う人の割合が多く、男性の方が趣味に高額を投じる傾向にあることがわかりました。1ヵ月あたりの趣味の費用を2万円以上と回答した男性の多くは、「ドライブ」「旅行」などの移動をともなう趣味、もしくは「ゴルフ」「カメラ」などの初期投資や機材投資の必要な趣味、スポーツ観戦などのチケット代が発生する趣味を持っているようです。

一方、女性で2万円以上の高額を投じる人は、男性に比べて「推し活」「ライブ」「アニメ・漫画・ゲーム関連」を趣味にしている人の割合が多く、また美容・健康・習い事といった「自己投資」をしている人も多い傾向にあります。最近はピラティスやホットヨガなどの自分磨き系の習い事が人気なことも関係しそうです。

このことから、女性は男性に比べて、より消費や経験・自己への投資、そして熱狂的な応援といった側面が強い特徴が読み取れます!

続いて、費用面について「恋人の趣味費用はどこまで許容できる?」という質問。

男女ともに、「正直、自分と同価格帯以下に抑えて欲しい」と「自分より高い価格帯or上限なし」と答える人が半々に割れる結果に。「自分より高い金額を許す」と答える人が男性の方が女性より3.8%多いですが、上限を気にしないという人は女性の方が1.1%多いようです。

また、「自分より低い価格帯」以外の3項目を合わせ、男女ともに7割以上がパートナーが自分と同じか、あるいは自分以上に趣味に費用をかけていても許容できると考えているという見方もできます。

自身の趣味に情熱を持ち費用を投じている人は、パートナーの「好き」やそれにかけるコストに対しても比較的寛容なんですね。

重要なのは費用よりも頻度? 恋人に「自分より低頻度」での趣味活動をもとめる理由

次に、「どれくらいの頻度で趣味の活動をしていますか?」の質問には、女性の回答は「毎日・ほぼ毎日」が21%以上と最も多く、次いで「1週間に3~5回程度」が約16%となりました。

このふたつは男性より高い割合で、男性よりも女性の方が比較的高い頻度で趣味に継続的に取り組む傾向がうかがえます。

一方、男性は「1週間に1~2回程度」が約28%と最も多く、女性より頻度はやや落ち着くものの、定期的に趣味の時間を確保する層が多いことが分かります。

費用的には、7割が自分と同じかそれ以上を許容していた趣味活動。さて、頻度の方は…? と見てみると、「自分より低い頻度」でしか許容できないと回答した人が、男性で約23%%、女性で約33%という結果になりました。特に女性においては、「自分より低い頻度」を望む声が最も多く、全体の約3割を占めます。

男性では「自分と同頻度」が約35%と最も多く、「自分より低い頻度」「自分より高い頻度」がそれぞれ2割前後で比較的近い割合であるのと比べても、女性の「自分より低い頻度を望む」傾向が顕著であることが見て取れます。

自分より低頻度での趣味活動を望む女性の8割以上は自身の趣味活動の頻度を「毎日・ほぼ毎日」「週に3~5回程度」「週に1~2回程度」と高頻度の回答している一方で、お相手が自分と同頻度以上に趣味に時間を費やすとなれば、二人の時間・家族の時間の確保が難しくなることを懸念しているのでしょうか。。

趣味にかける費用に対しては比較的寛容な人が多い一方、趣味に費やす「時間=頻度」については、お互いのライフスタイルへの影響が大きいため、慎重に考える傾向があるようです。

減らすくらいなら別れる!? 趣味の費用や時間を減らすハードルは、女性が高い

また、「恋人に趣味にかける時間を減らして欲しい」と言われた場合、「やや減らす」「減らす」と答えた人の割合は女性の方が圧倒的に低く、もはやその一言が別れの危機に繋がってしまうという人も36.4%と非常に高い数字に。

そして最も特徴的なのは、「相手との関係性による」という回答。女性の約36%がこの回答を選んでおり、男性の回答の割合を10%以上を大きく上回りました。

このことから、女性は関係性の深さや重要度を見極めた上で、自身の趣味を調整するかどうかを判断しようとする傾向が強いと言えます。

一方男性に関しては、「減らす」と「減らさない」を合わせて約6割「減らさない」と明確に答えたのはたったの1割未満に留まるという結果に。恋人に極力合わせようという姿勢が、男性の方が高めなようです。万が一女性側が男性の趣味に不満を抱いていても、寄り添ってくれる可能性が高めなのは安心ですね。お互いの趣味や価値観、どうしても譲れない部分については、知り合ってなるべく早い段階でオープンに話すのがおすすめです。

安定して付き合うには、お互いのライフスタイルへの向き合い方を理解すること

今回の調査では、パートナーの趣味にかける「費用」には寛容な傾向が見られる一方、「頻度」にはより慎重に見る傾向があることが判明しました。

女性の方が趣味にかける費用は低くとも、頻度が高く、そしてその時間やお金を減らすことにかなり慎重であるという姿勢は、趣味がいかに今の女性の暮らしにとって最重要なのかがよくわかります。さらに、恋人に対して「自分より低頻度」で楽しむことを希望する傾向や、自分自身においても彼との関係性に応じて調整するかを判断する姿勢は、一緒に過ごす時間や、ライフスタイルのバランスを重視するリアルな声を示しています。

また、そうした違いには男性の方が「ドライブ」や「ゴルフ」など、一度に時間とお金をかける一方、女性のほうがより気軽に、そして頻繁に楽しむ趣味を持っているということも関係しているのかもしれません。

一つ嬉しいのは、男性側が趣味にかける時間や費用を、彼女側の希望に応じて前向きに調整する姿勢が強いこと♡ しっかりと腹を割った話し合いで解決できることが多いかもしれません。なにか抱いている不満があれば、勇気を持って話し合ってみるのが大切です! (Ami)