OggiモデルLIZA、父親を亡くし、自らも身体を壊した壮絶な1年間を告白

Woman Insight編集部(以下、WI) 26歳のお誕生日、おめでとうございます。この1年間はどのようなことをされていたのですか?

LIZAさん(以下、LIZA) この1年間は、できるだけ日本にずっといるようにしていました。私の中で、インプットをしたい時期とアウトプットをしたい時期がわかれていて。外に出てインプットする時期と、自分のベースにあるものをアウトプットする時期があって、去年はインプットの時期だと思ったんです。ひとり旅もしましたけどね。

 

WI なぜひとり旅をしようと思ったのでしょうか。

LIZA ひとりだと、人と旅行するよりも、たくさんのことを考えなければならないですよね。当然だけど、自分で考えて動かないとどこにも行けない。いろいろなものを吸収しようとか、見ようとか、そういった気持ちが強くなるので、あえてひとりで行きたいんです。

 

WI 旅行をするときは必ずひとり、というわけではないんですよね?

LIZA もちろん、人と旅行するときもありますよ。でも、友だちと行くと、友だちと楽しい時間をどう過ごすかを考えることに重点が置かれるんです。自分対友だちになる。それがひとりとなると、自分対その国になるから、吸収がすっごく大きくなるんですよね。だから計画はあまり立てなくて。今回の旅行もなにも決めず電車に乗って、楽しそうな駅で降りて……というように自由に過ごしていました。

 

WI ひとり旅で得たものも多いとは思いますが、国内にいることを心がけているあいだは、具体的にどんなことをインプットできましたか?

LIZA 12年くらいモデルという仕事をしてきて、これからはどのように新しい気持ちで取り組んでいこうかと考えていました。そのために、たとえば家族と向き合うことだとか、そういったシンプルなことを実践していて。

 

WI その中でなにか気づいたことはありますか?

LIZA もともと私は周りの人が喜んでくれるから仕事をしていたはずなのに、何年も続けていくにつれてだんだん欲が出てきたり、自分が進みたい方向が変わってきたりしていたんです。でも25歳の年にいろいろあって、考えて。自分がしたいことよりも、人が求めていることを表現することのほうが、自分にとって楽しいことなのだと気づきました。初心にかえったというか。