まずは、妊娠の事実を職場に伝えた後になにかうれしかったことや嫌なことがあったかを尋ねたところ、66.2%が「なにもなかった」と回答。「うれしかったことがある」という人は20.6%で、逆に「嫌だったことがある」という人は13.2%でした。
実際にあった職場での不当な扱いや嫌がらせについて詳しく尋ねたところ、「解雇や契約打ち切りの話をされた」人がもっとも多く、次いで「心ない言葉を言われた」「立ち仕事などの重労働を強いられた」と続きました。
また職場からの配慮を尋ねたところ、「なにもなかった」職場が4割以上あることが判明しました。
■妊娠中に職場で不当な取り扱いや嫌がらせがありましたか。(いくつでも)
なにもなかった 84.0%(420人)
解雇や契約打ち切りの話をされた 6.6%(33人)
心無い言葉を言われた 4.8%(24人)
立ち仕事や重労働をさせられた 2.0%(10人)
残業をさせられた 1.8%(9人)
その他 1.6%(8人)
担当業務を変更させられた 1.2%(6人)
降格をさせられた 0.4%(2人)
異動をさせられた 0.2%(1人)
(※保険クリニック調べ)
■妊娠中に職場から配慮はありましたか。(いくつでも)
なにもなかった 42.6%(213人)
重労働の免除 29.2%(146人)
病院に行く時間の確保 19.6%(98人)
勤務時間の短縮 15.6%(78人)
残業の免除 12%(60人)
立ち仕事の免除 12%(60人)
通勤時間の変更 5.8%(29人)
夜勤の免除 2.8%(14人)
その他 1.6%(8人)
在宅勤務へ変更 1.0%(5人)
(※保険クリニック調べ)
では、妊娠中のトラブルについてはどうでしょうか? なんと働く妊婦の約3人に1人がなんらかのトラブルがあったことが判明。なかでももっとも多かったトラブルが「早産しそうになった」で4割近い人が経験。入院をしたり、自宅で絶対安静になり出勤できなかったという人も多いことがわかりました。
■妊娠中にトラブルはありましたか?(いくつでも)
トラブルがあった(31.4%:157人)
・流産しそうになった 40人
・流産した 17人
・早産しそうになった 60人
・早産した 22人
・妊娠中毒症になった 25人
・その他 20人
トラブルはなかった (68.6%:343人)
(※保険クリニック調べ)