4月から新社会人として一歩を踏み出した皆さん、新生活には慣れましたか? 何もかもが初めての場所で右往左往しているうちに失敗やミスをしちゃった…。なんて方もいるかもしれませんね。
そんな今日は株式会社ネクストレベルが社会人経験がある208人を対象に行った「社会人1年目でやらかした、ミス・失敗」について調査を見ていきます。
社会人1年目でミスや失敗をした経験は?
まず、社会人1年目でミスや失敗を経験したことがあるかを聞いたところ「ある」と答えた人はなんと98.1%という結果に。「これだけの人が失敗しているんだったら、自分が失敗をするのは無理もないか!」となんだか安心してしまいますね。
具体的にはどんな失敗? 失敗エピソード集
- 電話の取次ぎで、保留にしようと思ったのに切ってしまった。(福岡・47歳女性)
- お客様がいらっしゃっていたことはわかっていたのに「こんにちは」と挨拶するだけして忘れてしまい、そのまま5時間待たせた。(岡山・23歳女性)
- 客先に書類をPDFで送っていたから、紙は不要だと思って郵送はしなかったら、先方の担当さんが怒り狂った。書留で郵送すべき重要な書類だった。(山形・33歳女性)
- 客先にコートを着たまま入室し、初日から「常識がない」と上司にこっぴどく叱られた。(新潟・42歳男性)
- 入社式の時間を1時間遅く勘違いし、入社式に大幅に遅れて到着。(大阪・35歳男性)
- 衣料品のレジを任されたが、「盗難防止タグ」の外し方が分からず、強引に外すと新品の服にインクが飛び散った。(大阪・50歳男性)
- 弁当屋で働いており、ご飯を炊く窯に水を入れ忘れて、1釜全部焦がした。(東京・54歳女性)
- パソコン関連のケーブルを挿し間違えて、会社全体のサーバーがダウンした。(愛知・28歳女性)
- コーヒーをお客様に向けてこぼした。(福岡・28歳女性)
笑い事ではないけれど、ついつい笑ってしまうエピソードが満載でした。今や先輩と呼ばれる立場の方々も、新人時代はなかなかハードにやらかしていたのかもしれません!
先輩や同僚に助けられた経験、実に7割の人が「ある」
新人時代というのは、ミスや失敗をどうリカバリーしたらよいかわからない、そんな時期でもあると思います。そんなミスや失敗をしてしまった時に、先輩や同僚に励まされたり、フォローしてもらったかどうか聞いてみました。
71.1%の人が「はい」という結果になりました。それでは具体的にはどんなフォローを貰ったのか体験談を見ていきましょう!
どんなフォローをもらいましたか?
- 上司が「すべての経験を糧にしなさい」と助言してくれた。(奈良・42歳女性)
- 「ミスをしっかり報告してくれてありがとう」と褒めてくれた後、失敗には言及せずに今後の対策やアドバイスをしてくれた。(滋賀・28歳男性)
- 同僚に「負けるなよ!」と書かれた付箋を渡された。(愛知・27歳女性)
- 書類作りでミスをしてしまい一人でやり直していると、聞きつけた同じ部署の先輩方が集まって一緒に手伝ってくれた。一人の先輩に「君が普段がんばっているから皆手伝ってくれるんだよ」と言ってもらえて、心から感激した。(静岡・49歳男性)
温かく優しい先輩や上司が多いことがわかりました。ミスを隠さず報告したり、普段の頑張りがあるからこそ寛大な対応をしてもらえたという点も大きそうですね! ミスや失敗で青ざめたりしょんぼりしている時に、上司や同僚からこんな素敵な言葉をもらったら、心底救われること、間違いなしですね♪
社会人1年目の失敗は「いい経験」に!
「ミスや失敗がいい経験になった」と答えた人が42.6%でトップ。次いで「成長につながった」「職場の人との距離が近づいた」という項目に回答が集まりました。時間をおいて振り返った時に、ミスを肯定的に捉えることができたという人も多そうですね! そしてそんな回答者の皆さんから失敗に対する考え方などを聞きました。
- 後ろを向いていてもしょうがない。経験から学んだことから対策を考えるように意識している。(奈良・42歳女性)
- 失敗は成功のもと。(東京・47歳女性)
- 失敗は、その後の肥やし。(東京・55歳男性)
- 寝たら忘れる。(静岡・37歳男性)
- 問題がないと、ついつい努力を怠るので、努力する機会が与えられた。(愛知・53歳女性)
- ミスや失敗をした分、より一層気を付けて色々と意識して仕事に取り組むようになる。一人では仕事ができないことも自覚する。(静岡・49歳男性)
ミスや失敗で痛い思いをしたことがある人ならではの、深みのある言葉の数々ですね。やはり失敗を次に生かすことが何よりも大切なのかもしれません!
ズバリ教えて! 「仕事ができる人になるコツ」とは?
ここまで社会人1年目での失敗やミスを聞いてきましたが、せっかくなら仕事ができる人になるためのアドバイスも聞きたい! ということで社会人の先輩の皆さんに「ミスを減らすコツ」「仕事ができる人になるコツ」も教えてもらいました。
- 少しでも不安なことがあれば、恥ずかしがらずに確認する。質問することを恐れないでほしいです。(奈良・42歳女性)
- メモを必ずとり、頻回にメモをチェックする。(静岡・42歳男性)
- 「報連相が大切」とイヤというほど聞かされますが、これを意識して動けるかどうかでミスの頻度が変わってくる。(大分・32歳男性)
- 悪いときはすぐに謝る。(福岡・32歳女性)
- 自分の至らないところをさらけ出しておくと、ミスの前に気づいてくれる人もいます。(新潟・41歳女性)
- 素直な心持ちで全て吸収していく。(静岡・49歳男性)
- 1年経って自分が先輩になると、聞けないことも増えてくる。新人のうちに聞いておく。(宮城・26歳男性)
今回の調査でわかったように、社会人1年目は誰もがミスや失敗を経験するものです。失敗しても助けてもらえたり丁寧に教えてもらえるのも新人ならではのメリット。わからないことは周囲の先輩に頼りながら、ミスや失敗を恐れすぎずに仕事にチャレンジしてみることが大切。
最後に、先輩たちからフレッシャーズへエール!
- 若いうちはやり直せる!(群馬・32歳男性)
- まずは元気に出勤!(北海道・49歳女性)
- 気楽に。(兵庫・28歳男性)
- 完璧に見える人でも失敗する時期はあった!共に頑張りましょう!(岡山・23歳女性)
今回は「社会人1年目のミス・失敗エピソード」の調査結果を見ていきました。事実、失敗は誰にでもある事です。慣れない場所で懸命に頑張っている、それだけで皆さんは花丸!! 1年目の失敗やミスは成長の好機と捉えて、これからも前を向いていきましょう♪ (おだかれん)
情報提供元/ネクストレベル