自由に過ごせる一人暮らしと、あらゆる意味で安心がある実家暮らし。進学や就職などの環境の変化を機に、どちらがいいのか考える人も多いかと思います。
そこで、株式会社モデル百貨が20代～50代の実家暮らしをしている社会人（独身者）1000人を対象に行った、「実家暮らしのメリット」に関する調査結果を紹介！特にどちらの暮し方がいいか迷っている方は必見です。
■61％が「家にお金を入れる」
調査では、独身実家暮らしの61%がお金を入れているという結果に。お金を「入れる派」と「入れない派」の平均年収はおよそ倍の違いがあることもわかりました。
■いくら入れる？平均は月54,009円
実家にお金を入れる場合、20〜50代の全年代平均は54,009円でした。90,000～100,000円を実家に入れている人も9％ほどいますが、月に入れているお金が50,000円以内である人が全体で67％であることがわかります。そう考えると、地域にもよりますが多くが一人暮らしで家賃+光熱費を払うよりも同等かそれ以下のお金を実家にいれていると言えそうです。
年代別だと、一番多かったのが50代、一番少なかったのは20代であることがわかります。年代によって収入の差もでてくるので、ここでの差は納得できます。
■最大の理由は「お金に余裕がない」
実家暮らしを選んだ理由については、一番多かったのが「お金に余裕がないから」で32%。全体的にみても金銭的な理由が半数以上の割合を占めています。一人暮らしの方が自分の自由に過ごせる、というようなメリットもありますが、それもある程度の金銭的余裕がなければ難しいところでもあります。
■実は浮いてます……なんとその額6万円以上！
調査の結果、一人暮らしの時とくらべ、実家暮らしでは平均62,641円浮いていることがわかります。多い人で90,001～100,000円も差があるという人も！！仮に差額が20,000円としても年間で240,000円もの差が出るため、その分を貯蓄できるのは大きいですね。また、外食の機会など一人暮らしであるがゆえに使っていた出費を減らせる可能性が高いので、特に理由がなければ無理に一人暮らしをするよりも実家暮らしをした方がいいと言えるでしょう。
■実際どうなの？実家暮らしの幸福度
調査の結果、一人暮らしとくらべ、81%のひとが実家暮らしに幸福を感じていることがわかりました。長く過ごした家であることの安心感や居心地の良さが理由にあるようです。また、「趣味に使えるお金が多くなった」や「貯蓄が増えた」というように、金銭面への余裕も心の余裕に繋がっているようでした。確かに、何かあった時に頼れる人が側にいるというのはありがたいですよね。少々の拘束はあるかもしれませんが、一人暮らしには得られない安心感があります。
■金銭面に限らず、気持ち的にも実家暮らしはアリ！
個人の性格や家族との関係性もあるかとは思いますが、「貯金をしたいから」「職場が近いから」「安心できる」というようなメリットを感じるなら実家暮らしはアリ！！ただし、社会人として収入もあることも考えると、いくら実家とはいえ家にお金を入れるのはほぼ必須のようです。それでも、一人暮らしをするよりはお金を抑えることができるのは間違いないので、無理に一人暮らしをする理由がなければ実家で暮らしていき蓄えをするのもいいですね。既に実家で暮らしている人に限らず、一人暮らしと実家暮らしで迷っている人も是非参考にしてみて下さい。（岡美咲）
あわせて読みたい
