え…アレないの?見落としがちな「お部屋探しのポイント」まとめ

いよいよ3月到来。進学や就職、転勤で大きく生活環境が変わる方も多いのではないでしょうか?

この記事の担当ライターも、お部屋探しがラッシュを迎えるこの時期に、引越しを二度経験しています。「下調べをしっかりしたはずなのに、住んでみたら不便だった…!」という経験、積んできました。今回は、みなさんにできる限り納得いくお部屋探しを手に入れてもらうべく、失敗から学んだ「意外と見落としがちなお部屋探しのポイント」を徹底紹介します!

①「オートロック」に油断しない

女性は特にお部屋探しの際に、最初に条件に入れることも多いであろう、オートロック。でも、それだけでは油断禁物。以前オートロック付きの家に住んでいましたが、人通りの多い道路に面していたために、近隣でナンパされたことや、ピンポンダッシュが起こったことがあります。

今の家は、周辺環境を重視し、治安の良い閑静な住宅街に。オートロックではないものの、鍵穴が二つある「ダブルロックキー」の家を選び、今の所トラブルはありません。

②駅徒歩◯分の罠

「駅徒歩◯分」は、一般的に「分速80m」で計算されており、ちょっと早歩きをしたくらいの速度。そのため、実際は表示されている時間より長くかかりがち。実際、私の家は「駅から徒歩7分」と書かれていたものの、歩いてみると10分はかかります。

さらに、複数の出口がある駅の場合は、「一番家から近い出口から、物件までの所要時間」が書かれています。「確かに駅から徒歩4分だけど、ホームまでさらに3分…」ということもあるので要注意。

③夜の雰囲気が違う…

大抵の人は内見を昼に済ませる人が多いと思いますが、「夜道の人通りや景色、明るさ」はマストで確認をおすすめします。昼間は商店街が賑わっているけど夜は閑散としていたり、電灯が少なくて歩くのが怖いなどと、夜になると日中とは雰囲気がガラッと変わることも珍しくありません。余裕があれば、日中と夜の二度物件の周りを見るといいかも。遠方から来ていて限られた時間で内見する人などは、不動産屋さんにしっかり確認しましょう!

④「洗濯機が屋外」本当にずっと大丈夫?

家賃が安い物件によくある「洗濯機を屋外に設置する物件」に住んでみると、音や振動の問題で、夜に洗濯機を回せないことが難点。仕事や学業で帰宅が遅くなりがちな人は特に不便に感じそうです。「いや、私は大丈夫」と思っていても、なんらかの理由で生活リズムは変わる可能性があるので、よく考えましょう。「夜遅めに帰ることが増えて、全然洗濯ができない!」とストレスになりませんように…。

⑤設備はちゃんと、全部ある?

信じられないかもしれませんが、「ない設備が書いてある」ことがあります。実際遭遇した嘘情報は、「温水洗浄便座あり」と「敷地内ゴミ置き場あり」でした。どちらも内見してびっくり、ありませんでした。何百件、何千件と物件を同時に取り扱う不動産屋さんですから、間違って記入してしまったなどの人為的なミスはつきもの。書かれている情報を鵜呑みにしすぎず、譲れない条件は「本当にある?」と確かめるようにしましょう!

⑥病院が近くにあるか

意外と優先度が低くなりがちな病院との距離の近さ。でも、特にひとり暮らしの場合は、体調を崩すと通院も買い出しも基本的に自分で対処するしかありません。

以前、病院までひとりで行けないくらい体調を崩したときは、かなりしんどいのに家でひたすら耐えた経験があります。特に体調を崩しやすい方は、徒歩で行ける範囲に病院があるかチェック。

⑦「駅から近い」以外に優先するものがあるかも

よほど忙しくて家に帰らない人以外は、「街の雰囲気」にも目を配りましょう。以前、「徒歩3分の家」と「徒歩10分の家」を見比べていたとき、最終的に「駅徒歩10分の家」を決断しました。

当初は通勤・通学に便利な方がいい!と思い、ひたすら駅近物件を探していました。でも、距離が遠い方を選んだのは、「生き生きと暮らせそうだと感じたから」。駅徒歩10分の物件は、確かに駅からの距離はあるものの、四季を感じられる公園や明るい雰囲気の商店街が駅までの道にあったため、帰り道に寄り道ができたり、歩いて帰る時間を息抜きにも使えると感じました。

一方で、駅徒歩3分の物件は特に何もなく「徒歩3分、歩くだけ」。確かに移動は便利だけど、その街で「暮らす」様子を想像したとき、なんだか家と学校の行き来が中心の殺伐とした生活になりそうだと思ったのです。せっかくなら、住んでいてワクワクする、楽しめる街に住みたい!

自分が家をどのように使いたいかという視点を持つと、選ぶ物件の優先順位がつけやすくなりますよ♡


続いて、必須ではないものの、生活が豊かになって「あってよかった」引越し先の条件を具体的にご紹介します!

⑧図書館がある

家で勉強や仕事をしようとしても、体が自然にリラックスモードに入ってしまいなかなか集中できない日も…。無料で利用できて、参考図書をすぐ探しに行ける図書館は、個人的に超便利スポット。夜18時以降や休日は、意外と社会人がかなり多く、大人に重宝されている場所なんです!

⑨大きめのスーパーがある

小さなスーパーだと、どうしても品揃えがぎゅっと絞られています。確かに、少し店内を歩き回れば必要なものが短時間で揃って便利だけど、ときに「もう少しいろいろ選びたいな…」という日も。選ぶ楽しみがある大きめのスーパーがあると、日常の小さなお買い物の習慣の中に選ぶ楽しみを見つけることができて、リフレッシュになります。

⑩元気になれるスポットがある

人によって「元気になれるスポット」はさまざま。たとえば私の場合は、大人ばかりが住むエリアにいたときは、街の雰囲気が殺伐としていて「自分には合わないかも…」と思っていました。ですが、家の周辺に学校があり、ファミリーが多いエリアに引っ越してからは、街自体が明るく活力があるように感じ、子どもたちがにぎやかに遊ぶ様子に、知らず知らずのうちに元気をもらっています。

自然が好きなら大きな公園、飲みに出かけるのが好きならおしゃれな飲食店街など、自分に合う「元気になれるスポット」があると、毎日の生活でパワーがチャージできますよ。


以上、意外と見落としがちなお部屋探しのポイントと、あると便利なポイントをお伝えしました。

初めてのお部屋探しはどこを重視すれば良いかわからずなかなか大変ですよね。ここまでのポイントをまとめて一番大切ことを伝えるなら、勧められた物件の情報をそのまま受け取らず、設備や環境を自分の目で確かめること、そして迷ったら、自分がその街でどう暮らしたいかを考えてみることです。ぜひこれらのポイントを意識して、後悔のない住みやすい環境を見つけてみてくださいね!