実際どこまで物件妥協した?引越しのセンパイが語る「実は妥協できる物件の条件」が参考になりすぎる。

3月も中旬となり新生活もすぐそこ。読んでくださっている皆さんのなかにも、「就職、入学を機にひとり暮らしを始めるよ!」だとか、「パートナーと一緒に暮らし始めます♡」という方もいらっしゃるはず。

そこで今日は、アットホーム株式会社が、賃貸物件を契約したことがある18〜50歳を行ったアンケート結果をお知らせします!調査対象は、過去2年以内に賃貸物件を契約した18~50歳。「何にこだわるべき?」「逆に、何は妥協できる?」なんて声は参考になること間違いなしです!

◇家賃や築年数…実際妥協できたのってどのくらい?

まずは、「家賃」や「初期費用」といったお金の部分、それから「広さ」や「立地」といった基本的な部分の妥協ポイントを見ていきましょう。

「家賃を妥協した!」という声には、駅からの近さや設備などの条件が希望に合えば、平均1.1倍ほどなら予算を上乗せできる!という意見がありました。また、「初期費用」に関しては「2倍まで妥協できた」というのが平均。ずっと続くものではなく、一度きりなので、妥協しやすいようですね。

続いて「築年数」を見てみると、妥協ラインの平均はなんと10.2年。意外と幅がある…!と思いますが、あるご家族は「掃除を頑張ったら思ったより快適だったよ!」とのことです。築年数の長さも、DIYやリノベーションのしがいがある!というように、捉え方ひとつで輝いて見えるかも。最近よく見かける、築年数は長いものの、内装は新築同様のフルリフォーム物件などは、比較的安くキレイな物件に住めてお得ですよね。

「最寄り駅までの時間(平均9.3分の妥協)」「通勤・通学時間(平均19.0分の妥協)」を見ても、「確かに電車に揺られる時間は長いけれど、その分読書もはかどる!」など、意外なメリットも。

◇構造やデザインなど…住まいの条件でリアルに妥協できる場所は?

建物構造、日当たりや風通しのよさ、それから階数…という順番に並んでいます。いずれも半数以上が「妥協しても問題なかった」と教えてくれました。ひとつずつ、簡単に見ていきましょう!

まず「建物構造」は防音、防災のためにこだわりたいポイントのひとつでもありますが、一方で「災害に強い地区だから大丈夫だろう」「最近の築浅物件は、木造でも音が漏れにくい」といった前向きな意見も集まりました。

「日当たり、風通しのよさ」については、「日の当たる時間は学校や会社にいるので実は問題がない」などと、個人の生活リズムを考えたうえで妥協できるようです。

防犯面や虫対策でこだわる方も多い「階数」ですが、建物自体のセキュリティーを重視したうえで妥協する方も多いようです。

表をよく見てみると、「妥協して、正直後悔している」という欄も。この欄が小さい(=妥協して、後悔していない)「入居時期」や「マンションか、アパートか」という問題は、少し幅を持たせて考えてみると選択肢も広がりそう♡

◇オートロックに2口コンロ…設備で「実は妥協できちゃう」ところって?

住まいの設備のなかで妥協したものを聞いたところ…オートロック、2口以上のコンロ、独立洗面所…と続きました。ほんとにそれ、妥協して大丈夫??では引越しの先輩の声を聞いてみましょう!

防犯面で人気の高い「オートロック」ですが、あるご家族からは「鍵をかける、という習慣があれば問題ない」という声が聞かれました。なるほど……

それから料理好きにはかかせない「2口以上のコンロ」ですが、こちらは学生やカップルから「料理は毎日できるわけではない」「電子レンジをうまく使えば大丈夫」といった意見が。

朝の準備がラクになりそうな「独立洗面所」は、「でも実は、手鏡や姿見を使っているから妥協できちゃう」という声が。たしかに普段使っているツールを見直せば、「家の設備として」妥協できる部分が洗い出せそうですね♡

一方こちらの調査で注目していただきたいのが、「防音設備を妥協して、後悔している」という声の多さです。先ほどは「築浅物件なら意外と音漏れしない」という意見も出ていましたが、やはり家族の形やお仕事の形態、趣味などを考慮して見極めるべきですね!

◇おわりに

「え、ここ妥協できちゃうの…?」っていう驚きもあったはず。大きな時間とお金が動く引越しだからこそ、自分の生活を今一度振り返って、「本当に必要なモノ」にこだわりたいですね!この記事を読んで、新生活にワクワクした方がひとりでもいらっしゃれば嬉しいです♡(筒渕朱音)

情報提供元/アットホーム株式会社