ENHYPEN「ENGENEがいるから、僕たちがいる」熱気と感動のワールドツアーアンコール公演【ライブレポ】

韓国発7人組グローバルグループENHYPENがソウルでアンコール公演を開催！

2020年、超大型プロジェクト『I-LAND』をきっかけに結成された、ENHYPEN（読み方：エンハイプン）。 JUNGWON、HEESEUNG、JAY、JAKE、SUNGHOON、SUNOO、NI-KIの7人で構成された、韓国発のグルーバルグループです。そんな彼らが、2月23日〜25日に韓国・ソウルのKSPO DOMEにて『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE PLUS’ IN SEOUL』を開催。これは昨年行われたワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR‘FATE’』のアンコール公演で、今回のソウル公演の他に、4月からはアメリカ5都市での公演も予定されています。CanCamでは、即ソールドアウトした今回の3日間のコンサートから1日目の 、2月23日の公演のレポートをお届けします！

世界を回り、約7か月ぶりにソウルに戻ってきたENHYPEN！

昨年7月のソウル公演を皮切りにスタートし、日本、アメリカ、さらにアジアと世界各国を回ったワールドツアー『ENHYPEN WORLD TOUR‘FATE’』。今回の『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE PLUS’ IN SEOUL』は、ワールドツアーのアンコール公演で、ENHYPENにとって約7か月ぶりとなるソウル公演になります。

壮大な世界観の中、白の上下に、王子様のようなジャケットで登場した7人。『Drunk-Dazed』からスタートし、色気のあるダンスパフォーマンスで会場は一気に熱気に包まれました。続けて『Blockbuster』を披露すると、「久しぶりにソウルに戻ってきました」とリーダーのJUNGWON、そしてメンバーたちも挨拶。JAYはこの日体調不良でしたが、「JAYは、ENGENE （読み方：エンジン、ファンの総称）に会いたくてステージに上がりました。JAYのためにいっぱい叫んで〜！」とJUNGWONが会場に呼びかけました。その後、『Let Me In (20CUBE)』、『Flicker』、『FEVER』、さらに昨年にリリースされた5th Mini Album『ORANGE BLOOD』の収録曲『Still Monster』を披露。

次のパートでは、白ベースのカジュアルな衣装にチェンジして登場した彼ら。『Future Perfect (Pass the MIC) 』、さらにダンサーも登場し『Blessed-Cursed』などを披露。2021年に大ヒットした曲『Tamed-Dashed』では、メンバー同士でラグビーボールを投げ合いながらパフォーマンス。最後にHEESEUNGが客席に向かってボールを蹴り、会場は大いに盛り上がりました。

それぞれの個性があふれたユニットステージ！

ここからは、ユニットパフォーマンスのため、JAY、JAKE、SUNGHOON、SUNOOは準備へ。残ったJUNGWON、HEESEUNG、 NI-KIがステージ上でトーク。すると、HEESEUNGが「JUNGWONも今日のために遅くまで練習していたよね？」と聞くと、JUNGWONは「どうしようか迷ったんだけど、ENGENEが好きなステージだと思う。多分皆さんも知っている曲だと思うので、知っている人は一緒に歌ってね」と、お姉さんが好きで、ENGENEのために歌いたかったというEXOの『Sing For You』を披露。まさにタイトル通り、「ENGENEのために」歌ってくれました。

その後、JAY、JAKE、SUNGHOON、SUNOOは、客席スタンドに出現した、花畑のようなたくさんのカラフルな花に囲まれた座席に登場。JAYのアコースティックギターの演奏に合わせて、『TFW（That Feeling When）』を披露。もうひとつのユニットステージは、HEESEUNGのピアノに合わせて、JUNGWON、NI-KI も一緒に『Just A Little Bit』を披露。両ユニットとも、パワフルなダンスパフォーマンスとは違う、甘い魅力を見せてくれました。

『Polaroid Love』では、 JUNGWONとNI-KI、HEESEUNGとSUNGHOON、JAKEと SUNOO、JAYがそれぞれトロッコで会場内を移動。会場のENGINEとかなり近い距離で、手を振ったり、ハートを送ったり、 ENGINEのリクエストにたくさん応えてファンサービスするメンバーたち。ステージに戻ると、『One and Only』『SHOUT OUT』を披露。『One and Only』では、なんとステージにたくさんのピカチュウが登場。ピカチュウをなでなでしたり、一緒に踊ったりして、メンバーのキュートな表情がたくさん見られました！

MCパートでは、先ほどのステージを振り返り「ENGINEの近くに行くことができて、楽しかったです」（SUNOO）、「ピカチュウも来てくれましたね！」（JAKE）などとコメント。ここで、 JUNGWON、HEESEUNG、NI-KIは次の曲の準備へ。ステージでは、JAYたちが「『FATE PLUS』だけの特別なステージがありますよね？」とSUNGHOONに振ると、SUNGHOONはJustin Bieberの『Boyfriend』をソロで披露し、会場を魅了。この曲を選んだ理由を「自分の声に合っていると思ったし、歌詞がENGINEに伝えたい言葉だったから」と明かしました。準備を終えて戻った3人も加わり、JUNGWONは「さすが、 ENGINEの彼氏！」とコメントし、会場からも笑いが。

そして、メンバー全員が揃うと、今度はENHYPENから会場に向かって「声を合わせてみようか？」とリクエスト。ENHYPENからの振りで『Just A Little Bit』や『SHOUT OUT』を完璧に歌う会場のENGINEに、メンバーたちもとても嬉しそうな様子。歌だけではなく、首を動かすダンスでSNSでも話題になった『Sweet Venom』の振り付けも完璧にマスターしている会場のENGINEに、メンバーたちも驚き、喜んでいました。

そして、次は先ほどのユニットと同じメンバーで分かれ、2つのグループでダンスバトルタイム。会場の歓声が大きいほうが勝ちということでしたが、ほぼドローだったため、JUNGWONとSUNGHOONのソロダンスで勝負を決めることに。JUNGWONはJ.Tajorの『Like I Do』を、JUNGWONはキム・ジョングクの『사랑스러워（愛らしい）』を踊りましたが、JUNGWONが途中で恥ずかしくなってしまい、ステージで倒れ込んでしまうなど、大いに盛り上がりました。

振り付けでも話題の曲『Sweet Venom』、今回のツアーでは初の『FATE』などを熱唱♪

NI-KIの美しく、そして色気たっぷりのソロダンスから始まった次のパートは、『Chaconne』、『Bills』、『CRIMINAL LOVE』、『One In A Billion』と続き、盛り上がりは最高潮に。さらに『Bite Me』、今回のツアーでは初披露となった『FATE』、『Sweet Venom』と盛り上がりは最高潮のまま、ついにラストへ。大きなスクリーンが閉じ、幕を閉じました。

鳴り止まない歓声の中、流れていた映像と同じような花に囲まれたステージに再度登場した7人は、アンコール曲『Orange Flower (You Complete Me) 』を披露。最後の挨拶では「ENGENEの方々がいるから、僕たちがいます」（JAY ）、「SNSなどで『FATE』というツアーなのに、なぜ『FATE』を歌わないの？というコメントをよく見ました（笑）。 今回歌って、ENGENEの皆さんが喜んでくださって本当に良かったです！」（NI-KI）、「『Orange Flower (You Complete Me) 』を歌いながら泣きそうになりました。たくさん準備したし、会いたかったです。明るい雰囲気でとてもよかったです」（SUNOO）、「こうやって、いつも幸せにしてくれるENGENE 、ありがとう。いつも心に深く感じながら踊っています。まだまだ不足している部分があるけど、大きな感動を与えられるような歌手でいます。愛しています」（HEESEUNG）、「僕、MCでコメントするのも上手くなったでしょ（笑）？ 以前はとても緊張していましたが、ENGENEの前でステージをすることにも気持ちが楽になりました。もっと一生懸命に努力するJAKEになります」（JAKE）、「どんな運命であっても、ENGENEにはENHYPENがいて、ENHYPENにはENGENEがいるという事実は変わりません」（JUNGWON）、「約半年ぶりに会って、ENGENEが前回のコンサートとあまり変わっていなくてがっかりしないか心配でしたが、そんな心配はまったく必要なかったようです。これからも、もっとENGENEの信頼に応えられるようなアーティストになります」（SUNGHOON）とコメントし、最後を締めくくった。そして、公演の最後の曲『Karma』を披露。最後までファンに手を振ったり、遠い席のENGENEにも届くように、しっかり会場中を見渡す7人。熱気冷めやらぬまま、ワールドツアーのアンコール公演『ENHYPEN WORLD TOUR ‘FATE PLUS’ IN SEOUL』の1日目が終わりました。