人気の旅行先で、常に上位に君臨し続ける北海道エリア。北海道旅行の大きな目的といえば…やっぱり「グルメ」は欠かせない存在です。
各地にさまざまな名物グルメがありますが、たとえば札幌だけでもカニやお寿司などの海鮮、ラーメン、ジンギスカン、スープカレー、シメパフェ…など、食べたいものも行きたいお店も盛りだくさんで、なかなかどこに行くか選ぶのが難しいほど。
そんな「グルメ旅」にうってつけなホテルが、「OMO3 札幌すすきの(おも) by 星野リゾート(以下、OMO3 札幌すすきの)」。「幸せな夜更かし」をコンセプトに、街での食べ歩きやホテルに帰ってきてからの夜更かしを思いっきり楽しめる旅を全力で提案してくれるお宿。
ご縁あって星野リゾートにご招待いただき体験してきたので、その魅力をたっぷりお届けします♡
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◆すすきのを楽しみ尽くせる宿。
日本を代表する札幌の繁華街・すすきのにはなんと、飲食店が約3,500店舗ある(※1)と言われています。「テンションあがる『街ナカ』ホテル」がコンセプトの「OMO」シリーズの中でも、OMO3札幌すすきのが提案するのは「街での食べ歩き」と、ホテルでも夜更かしを思いっきり楽しめる旅。
すすきの駅から徒歩5分と、中心地からアクセス良好な場所にありながら、夜は外の騒音が気になることなく静かに眠ることもできる絶妙な立地なのもポイント。
エントランスをくぐると、まず目を引くのが、すすきのをイメージしたインパクト大な電飾看板!
\どーん!/
幅4.2m×高さ3.2mのコチラは、すすきのをイメージした架空の飲食店の看板。「ウニとイクラとワイン」「〆パフェ夜はここから」「じゃがバター専門店 男爵」など、どれも店名もフォントもデザインも「本当にありそう!」なもので、遊び心たっぷり。しばらくずっと眺めていられます。
その隣には、中に入るとしっかりあったかい「こたつゴンドラ」もあります。
まだホテルに入って1メートルくらいなのにこんなに楽しいってスゴい♡
◆現地を知り尽くすスタッフが厳選。ご近所マップ
そして先ほどもお伝えした通り、お店がありすぎて「もはやいったいどこに行けばわからない」と大混乱しがちなすすきのの街ですが、OMOに来ればひと安心。「ご近所ガイドOMOレンジャー(以下、オモレンジャー)」と呼ばれる、すすきのを知り尽くしたスタッフがおすすめする飲食店が「ご近所マップ」として、一覧になってロビーに飾られています。
圧巻。
内容はかなり充実していて、OMOレンジャーが実際に足を運んで見つけた美味しいお店だけを厳選して紹介。深夜22時の開店とともに行列ができる人気のラーメン店、ボディービルダーのパティシエが作る〆パフェを食べられるお店など、ガイドブックには載っていないお店情報が満載で、もはやマップを見ているだけで楽しい♡
さらに、「ビール」「〆パフェ」「スナック」「すすきのゼロ番地」など、ジャンル別にまとめられた持って歩けるマップも用意されています。ホテルから歩いていきやすいところだけをまとめて一覧にしてあるので、少し遠くまで行ったら凍えそうな極寒の日にあたっても大丈夫。
電飾看板やご近所マップが飾られているのは、夜更かしを盛り上げる仕掛けが満載のパブリックスペース「OMOベース」。他にも晩酌のドリンクやおつまみから朝食まで24時間サクッと購入できる「OMO Food & Drink Station」も併設されています。
「北海道とうきび茶」「小林牧場物語のむヨーグルト」「焙煎あずき茶」など、北海道に来たら飲みたくなるラインナップが並んでいるのはもちろん、サッポロクラシックの生ビールやグラスワインなど、ホテル飲みを楽しめるお酒、朝に欠かせないコーヒーやカフェラテなど「そうそう、これが欲しかった!」が揃っています。
ジンギスカン鍋や寿司桶がライトとして活躍しているのもかわいい♡
この「OMOベース」では、「すすきのアペロミーティング」と呼ばれる、OMOレンジャーだからこそ知るすすきのの飲食店情報を根掘り葉掘り聞ける簡単な講座も開催中です。(毎日17時〜、21時〜、21時半〜。参加無料)
◆OMOレンジャーによる「すすきのゼロ番地開拓ツアー」に参加してみた
そんなOMOレンジャーがすすきのを案内してくれるアクティビティも人気を集めています。たとえば、すすきので長年親しまれている老舗料亭と札幌最古炉端焼き店(!)をOMOレンジャーのガイドつきで巡れる「すすきのはしご酒ツアー」。仕込みの様子の見学から、料亭の料理長が特別に開発した「料亭〆パフェ」など、なかなか他では味わえない札幌の魅力を体験できます。
今回注目したのは、50年以上続く札幌最古の地下飲食店街、「すすきのゼロ番地開拓ツアー」。かなりディープな雰囲気で、ひとりで行くにはドキドキして勇気がいるスポットも、それぞれのお店を知り尽くしたOMOレンジャーと一緒なら安心して飛び込めます。
札幌とすすきのの歴史を紐解きながら、普通に歩いているだけではなかなかわからない、それぞれのお店の料理や店主のこだわりを解説していただけます。
30軒ほどの店がずらりと並ぶすすきのゼロ番地。もちろん中には「会員制」を掲げるお店もありますが、初心者でも入りやすいお店もしっかり紹介してもらえますよ。
期間:通年
料金:無料
時間:21:00〜22:00
定員:5名(最小催行人数1名)
予約:公式サイトにて当日20:00までに予約
◆貸切札幌市電×こたつ×アイスが楽しすぎ…!
2024年3月29日までの木・金限定で開催されているのが、その名も「札幌こたつでアイス市電」。札幌の中心地をめぐる路面電車(以下、札幌市電)をなんとOMO3札幌すすきのに宿泊した人限定で貸切にし、まったりこたつで雪景色の札幌を眺めながらアイスを食べる…という「一回やってみたい!」がぎゅぎゅっと詰め込まれたプラン。約1時間20分の小さな旅は、北海道を満喫できること間違いなし。
輝く「貸切」の表示。乗る前からワクワク♡
実際に乗車するとこんな感じ。電車にこたつがあるってなかなかレアな風景です。ドキドキしながらこたつにinするとほっかほか。札幌のマイナス気温でひんやりした体をホッとあたためてくれます。
いただくのは、北海道民がみんな大好きなコンビニ「セイコーマート」で人気の「Secoma北海道クリーミーソフト」。すすきののキラキラ光る夜景を眺めながら食べるアイスは、シチュエーションもあってかいつも食べるアイスより美味しく感じます…♡
期間:2023年12月1日〜2024年3月29日(木・金曜日限定)
料金:1名3,500円
時間:17:20〜18:50(乗車場所への移動時間を含む)
場所:OMO3札幌すすきのへ集合、札幌市電貸切停留所より乗車
定員:20名
予約:公式サイトにて7日前までに予約
◆「ラーメンはしご」プランが良すぎる
札幌のグルメといえば欠かせないのがラーメン! 札幌には名物ラーメンがたくさんあり、味噌、しょうゆ、塩とどれも美味しいものばかり。けれど、ラーメンって1杯食べるとおなかいっぱいになってしまい、「いろんな種類を食べたいけれど、なかなかたくさんは食べられない」のがネックなんですよね…。
そんなかゆいところに手が届くのが、こちらの「ラーメンはしご」プラン。なんと、名店が集う「元祖さっぽろラーメン横丁」にある17店の中から好きな店で、「ハーフサイズラーメン」3杯を食べることができるプランです。最高か。
札幌を知り尽くしたOMOレンジャーのラーメンにまつわるレクチャーを受けた後、ホテルから歩いて10分ほどのラーメン横丁へGO!
海外からのお客さんも多く、とってもにぎやか。
というわけで、週5でラーメンを食べることもあるほどラーメン好きライター・後藤がピンときた3店をめぐってきました。
【ドラムカンスープ 天鳳】ガツンとにんにく&しょうが!味噌味
ハーフラーメンで選べるのは札幌らしい濃厚味噌ラーメンのみ。ガツンとにんにく&しょうがを効かせたスタミナ系。1日旅行で動き続けた疲れが癒やされます…。
ハーフラーメンと言いながら、野菜やチャーシューを炒めた具材(野菜がしゃきしゃきでこれまた美味しい!)と味玉が乗っていて、ハーフサイズでも1杯でおなかいっぱいになりそうな満足感です。
【倍煎舎】王道の美味しさに感動
こちらも選べるのはベーシックな味噌ラーメン。まったり感ある王道の美味しさは、老若男女誰にでも好まれること間違いなし。卓上に置かれたしょうがなどで味変も楽しめます。しっかり分厚いチャーシューも食べ応え抜群。
ちなみに、なんと朝9時から深夜2時半まで通しで営業しているので、朝ラーからすすきのをエンジョイしたあとのシメラーメンまでいけるのも魅力。
【しみじみ】スープ完飲したくなる貝出汁ラーメン
こちらのお店でいただけるのは、しじみから取った貝出汁をベースにしたラーメン。ラーメンはしごプランでは「こっさりしじみラーメン」の醤油・味噌・塩から好きなものを選べますが、貝出汁をしっかり味わえそうな塩をセレクト。
しじみ出汁に鶏白湯を加えたスープなんて、絶対どう考えても最高だ…と思っていましたが、その美味しさたるや、想像以上。最後までしっかりスープ飲み干しました。完全にお酒を飲んだ後(もしくは翌日)に食べたくなる味です。普段はお昼の11時から深夜2時までの営業ですが、金・土は朝4時までというのも素晴らしい。
どれもハーフサイズなので、フルサイズよりはさらっと食べられるものの、見てわかるように味玉が乗っているなど具材までしっかり用意してくれて意外とボリュームがあり、満足感もばっちりです。ちなみに私は「夜に1食、翌日昼に2食」いただきました。
期間:通年
料金:チケット料金は対象の宿泊プランに含まれます。
スケジュール例:18:00:OMOベースでレンジャーの横丁攻略ガイドを受ける/18:15:ラーメン横丁に出発/18:25 ラーメン横丁に到着、好きなラーメン店で食べ比べ開始
◆チルな時間を過ごせるAOAO SAPPORO
OMO3札幌すすきののプランではないのですが、ホテルのスタッフの方がおすすめしてくれた、夜22時まで営業している都市型水族館『AOAO SAPPORO』が良すぎたのであわせてご紹介。2023年7月にオープンしたばかりの、OMO3札幌すすきのからも徒歩10分ちょっと、札幌の中心「大通」駅から徒歩3分と、アクセス良好なスポットです。
「生命のワンダー 〜みえないものがみえてくる〜」をテーマに、ガラス越しではなくすぐ間近でペンギンを見ることができたり、滅多に見られない「バックヤードの展示」、本と海のいきものを掛け合わせた展示など、子どもも大人も楽しめる水族館です。
個人的にとっても好きだったのは、ビールやカクテルを飲みながら水族館の展示が楽しめるということ…! 館内は全フロア飲食可能なので、お気に入りの場所にビールを持っていって、飲みながらゆったりと展示を見ることができます。
たくさんいるペンギンちゃんたち。ガラス越しではなくこんなに近距離でそのまま見られるって珍しいような…。
びっくりするほど間近でペンギンが泳いでいてずーっと見てしまいました。↓
もうひとつ、とても好きでこちらもビールを飲みながらぼんやりとチルな時間を過ごせたのが「ネイチャーアクアリウム」。東京、ポルトガルに続き、世界3か所めの常設展示となるこちらは、自然の中のありのままの姿で生き物の営みを見ることができます。和を感じさせる美しい空間は、本当にいつまでも眺めていられます…。
特に好きだったのは、こちらの「風薫る石景」。
遊び心たっぷりな「観察と発見の部屋」は、「にょろ」「もさもさ」など擬態語で生き物を分類し展示。その生き物に関連する書籍も並べられているのですが…そのセレクトがニヤッとしてしまう良さ。
たとえばチンアナゴなどが展示されている「にょろ」のゾーンに「世界の麺図鑑」。このセンス、好きすぎます。
紹介しきれないくらいたくさん面白い展示があるので、札幌観光の夜に1杯飲みながらぜひ訪れてみてください。
場所:札幌市中央区南2条西3丁目20番地moyuk SAPPORO 4〜6階
営業時間:10:00〜22:00(最終入館21:00)
年中無休
公式サイト:https://aoao-sapporo.blue/
すすきのの繁華街付近にありアクセスが便利なのはもちろん、ここでしか経験できないレアなアクティビティ満載のOMO3札幌すすきの。ぜひ旅行の選択肢に入れてみてくださいね。
場所:北海道札幌市中央区南五条西6丁目14-1
電話:050-3134-8095(OMO予約センター)
料金:1泊1室あたり¥10,000〜(税込、食事別)
公式サイト:https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo3sapporosusukino/
構成/後藤香織