「ふうけん」は間違いです!「封建」正しく読めますよね?

簡単そうな漢字や熟語、正しく読めているつもりが実は間違った読み方で覚えていた。そんな経験はありませんか? たとえば「頒布」「督促」「遁走」などは、読み方を間違えてしまう人が結構多い日本語です。
そんな「簡単に読めそうで意外と読めない日本語」クイズから、本日のお題はこちら。

「封建」
中学・高校の社会科で習った人も多いこちらの言葉、正しい読み方を覚えていますか? もし「ふうけん」と読んでいたらそれは間違いです! この機会に読み方を確認しておきましょう。

■ここでヒント!

読み方を探るためにも、まずは言葉の意味から確認してみましょう。小学館デジタル大辞泉によると、「封建」の意味は次のとおりです。

「《封土を分けて諸侯を建てるの意》天子・皇帝・国王などが、直轄領以外の土地を諸侯に分け与え、領有・統治させること。また、そのような制度。」

将軍(上司)と御家人(部下)の間には、上記のような「御恩と奉公」の関係性があったと言われており、それを基に成立していた社会制度を「封建制度」と呼んでいたとされています(諸説あります)。社会科でこれを習った人は、「封建」の正しい読み方も覚えているかも……。
というわけで、さっそく正解を見てみましょう!

■正解は、こちら!

「封建」の読み方、正解は「ほうけん」でした。
「封」という字は「封印」「開封」のように「ふう」と読むことが多いですが、ここでは「ほう」という読み方に変化します。珍しい読み方なので、しっかり押さえておきたいところです。

読めそうで意外と読めない日本語は、まだまだたくさん。CanCam.jpでは毎朝6時に日本語クイズを更新しています! 他の問題にもチャレンジしてみてくださいね。
(豊島オリカ)