「角」という字は、「かど」「つの」「すみ」など色々な読み方を持っていますよね。こんなふうに、1つの漢字や熟語が2つ以上の読み方を持っているケースは多いものです。そんな漢字や熟語の中には、「夕食」「私語」「戯れる」など、おなじみの読み方の他にびっくりするような意外な読み方を持っているものも結構あります。
今回の日本語クイズも、そんな「もう1つの意外な読み方を持つ漢字」から。挑戦していただくお題はこちら!
「欠」。
一般的には「けつ」と読むことが多いこの漢字。他に「かん」や「けん」とも読むのですが……じつはもう1つ、超意外な読み方を持っています。しかもその言葉、音で聞けば誰もが知っている日本語なんです。いったい何と読むのでしょうか?
■ここでヒント!
・ヒント1 ひらがなで何文字?
「欠」の読み方、今回の正答をひらがなで書くと「◯◯◯」の3文字です。
・ヒント2 あなたもしたことがある
「欠」は、無意識にしてしまう、人体の運動の一種です。1日に何度もすることもあります。あなたもきっと経験したことがあるはず。
・ヒント3 どんなときにする?
とくにたくさん「欠」をしてしまうのは、寝不足で眠いときや、疲れたとき、退屈なときなど。体内に酸素を取り込もうとして、「生欠(なま◯◯◯)」が出てしまうこともあるかもしれません。
さて、答えを想像できましたか? ではこの辺りで正解を見てみましょう。
■正解は……こちら!
「欠」の読み方、正解は「あくび」でした。
小学館デジタル大辞泉によると、あくびとは「眠いとき、疲れたときなどに思わず口が大きく開いて息を深く吸い込み、やや短く吐き出す呼吸運動」のこと。「欠伸」という漢字表記もありますが、「欠」の1文字でも「あくび」と読むのは面白いですね。
CanCam.jpでは、毎朝6時に日本語クイズを更新中です。簡単そうで意外と読めない漢字もたくさん出題していますので、他の問題にもチャレンジしてみてくださいね!
(豊島オリカ)